日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

南アフリカ旅、行ってきました。

2024-08-02 08:37:26 | 旅行・休養
「南アフリカゴールデンルート10日間」の旅でした。

1日~2日目
中部国際空港(セントレア)から夕方発のキャセイパシフィックでした。
空港には時間の余裕をもって到着。現地で米ドルが必要とのことで1500ドルの通貨交換をする。宅急便で送っておいた荷物を受け取る。ラウンジで休憩。ひとり行動の方がいらしたので、お仲間かな、と声を掛けたら、違っていました。
集合時間になり初めて同行のメンバーを知ることになる。参加者7名のうち、二人連れが二組とひとり参加が3人。
①香港(4時間15分)経由で②香港からヨハネスブルグまで(約13時間)、そして③国内航空エアリンクでビクトリアフォールズ空港まで(1時間45分)行きます。①、②はビジネスクラスなので体勢の苦痛はありません。この歳ではエコノミーでは無理。
空港からバス(大型バスなのに旅行客は7名)でホテルにチェックイン。日本を経ってから、空港での待ち時間を含めるとすごい時間が経過したけれど、まだ私たち観光はなにもしていないんだよね~、そういう気分になったものです。



7枚目の写真はビクトリアフォール空港で飛行機を降りて空港ビルに向かうところ。ようやくアフリカの地に来た~、という気持ちになった。手続きを済ませて空港ビルから出ようとすると、アフリカの民族衣装を着けたチームが歓迎の音楽(歌)を披露していました。

この日はスケジュールが立て込んでいて、ホテルにチェックインして各自部屋に荷物を置いてから、ザンベジ川のサンセットクルーズに出かけました。
部屋は天蓋付きのダブルベットのひとり使いですから、贅沢気分になります。そしてベランダからの眺望。地平線の眺望がずっと続くのですが、右手に視線をやると中ほどに、ビクトリアフォールの水煙が見えます(ホテルの部屋に入ったばかりの時は気づかなかったけれど、翌朝に気が付いた。


サンセットクルーズ。
アフリカで4番目に長いというザンベジ川のサンセットクルーズに。参加メンバー7名。うち男性1名(ご夫婦参加です)
好天で沈む太陽を充分に満喫できました。
(私の不手際でスマホのシャッターを切ろうとすると、容量不足になっており、削除してくださいとかの表示が出るので、嫌気がさしてあまり写せなかった。もっと勉強していくべきでした。)
船長さんの挨拶、案内ぶりもスマートで(私の能力の問題で💦英語は聞き取れず)、スナックやドリンクもついたサービスはこちらこちらアフリカでも行き届いていました。


一旦ホテルに戻り時間調整をし、今度は懐中電灯、雨具をもって、満月の夜に滝のしぶきで虹ができるというビクトリアの滝へ向かいます。このルナレインボーを観るというのがツアーのうたい文句でしたが、私的にはそこまで期待していませんでした。
バスで入場口に到着したときは、私たちのツアーが一番乗り。40分はお待ちくださいとのことで、暇を持て余しているうちにどんどん他のツアー客も集まってきて100名近くはいただろうか。
開門されてレナレインボーを観るために真っ暗な道を歩き出す。夜道で大勢いるので、添乗員さんの声が届くように耳にはイヤホンガイドをつけています。足元の少しの凸凹に捻挫でもしたら大変と歩くことに集中。少ししたら雨粒が頭から降りかかってきてビックリ。滝の水煙です。雨具の帽子をかぶって濡れないような装備です。
真っ暗などれほどしたときでしょうか、期待のレインボーが目の前にくっきり! 満月だけが夜空に。そして滝の爆音。水滴が降り注ぐ中に幻想的な虹がくっきり。観られたらラッキー!程度にしか思っていなかったのに、期待以上の現実でした。皆さんスマホを掲げて盛んにシャッターを切っています。ところが、私のスマホは真っ黒な画面。誰かが言っていました。スマホの機種の感度が低いからなんだね、と。私のスマホもそれに該当するのでしょう。写メはあきらめました。
大勢が写メ祭りでアレコレやっているうちに、私のイヤホンガイドからは添乗員さんの声が聞こえなくなりました。
ということは私たちの添乗員さんから離れてしまったということ。人は混み入るほど大勢いるけれど、真っ暗で顔はわからず、添乗員さんから離れてしまったということです。
困った~。
標識などありません。そもそも真っ暗なのです。
日本語が聞こえました。
とっさに「すみません。仲間とはぐれてしまったのです。出口まで行かれるのでしたら、そこまで一緒に行かせてください」こうお願いするしかありませんでした。へんにうろついて藪に紛れ込んだりして、一人っきりになってしまっては大変です。
そうしてヒヤヒヤしながら歩くことどれほどだったでしょうか。添乗員さんの声がイヤホンガイドに届くようになりました。ほっ。
ちょっと方角が違っていたのですが、恐る恐る声の方向へ向かっていき、音声が大きくなった来たので間違いなし、とわかり、一件落着しました。バスでホテルまで戻り遅めの夕食。初めてのアフリカだからこそのメニューに興味津々「トウモロコシの粉をペースト状になったもの」をチョイスしてみたのですが、食べ方が違ったのか、口に合わず💦 でした。
外国からの観光客も多いホテルなので揃っているバイキング形式のお料理の提供の仕方は共通なものでした。
部屋に戻ってバスタブに使って長旅の疲れをとり就寝。

3日目

朝食前にホテルの外に出てみると、アフリカ特有の大木があったのでバオバブ?と思って近づいてみた。グーグル検索では判明しなかったので、そばのパネルの文字をグーグル翻訳してみると「ワニが出没することがあるのでご注意ください」とあり、慌ててホテル内に戻った。ホテル内のレストランからは朝日がきれいでした。


陽光の中再度ビクトリアの滝に向かいました。昨日、暗闇の中の道を滝へと向かったのですが、同じ道をいくつもの滝の展望スポットを巡りました。
レストランにて昼食。食事を終えて出ると、通路の片側のすぐ近くにミーアキャットが何匹もいました。

3日目の夕食は「BONAレストラン」にてアフリカンバーベキューを食べながら、ンデベレ族のダンスショーを観ながらの食事。
会場ではみんながアフリカの布を纏い、音楽もにぎやかにアフリカモードたっぷり、という演出なのですが、私はちょっと疲れがたまっていて、スマホを出す気分にはなれず💦でした。子豚の丸焼きも、ジビエ肉などもあったりしましたが、食欲湧かず。💦 
このホテルには2連泊。
1泊した翌朝に下着靴下を洗濯。2泊目のホテル出発時には乾いていました。
2泊したのに、備え付けのポットがあっても部屋で茶を飲む、という余裕がなくなっている、と我ながら思いました。長旅の疲れでしょうね。

ビクトリアの滝はザンベジ川流域にある滝ですが、ザンベジ川にかかっている橋の一つビクトリアブリッジを渡って、歩いてジンバブエからザンビアに入国しました。荷物を積んだトラック、自転車が頻繁に行きかいます。大きな荷物を頭にのせて、かつ幼児を抱えたりしてわたっていく女性たちもいます。頭に大きな荷物を載せて歩く姿に体幹がしっかりしている(姿勢がいい)と、写真で見たことがある光景を思い出したりしたものです。毎日頻繁に国境を越えているわけですが、彼らには簡便に国境通過できるようになっているそうです。
  ビクトリアフォールブリッジのパネル 橋の途中にある国境のパネル 赤ちゃんをおんぶして頭には荷物
ジンバブエもザンビアもかつてローデシアと呼ばれていた時代があり、白人支配の政権からは解放されたのですが、政策の差が表れたのか、両国間には経済、産業の生産性に差があり、比較的豊かなザンビアからジンバブエに生産物を売りに行くという流れがあるそうです。
ビクトリアの滝は南アフリカの地図つくりに尽力したスコットランド人のリビングストンが1855年に発見し、時の英国女王ビクトリアの名前を冠した名称を付けました。当時は英国では禁止されていたもののまだ奴隷貿易、奴隷狩りも盛んにおこなわれていた時代、奴隷狩りに反対の意を貫いていたリビングストンの像がザンベジ川の両側(ジンバブエにもザンビアにも)立っていました。
一番太いといわれているバオバブの木。乾季は葉を落として乾燥から身を守っているのだそうです。
ザンベジ川沿いの眺望が最高のロッジでランチ。
 

食事後に村人たちが作ったというクラフトマーケットに立ち寄る。たくさんの木彫りの動物たちが地べたに敷物1枚(敷物がないところもある)引いてびっしり並んでいます。値段は交渉次第とか。もうものを増やしたくない世代なので、仲間たちもほとんど見て回るだけ、でした。ジンバブエの通貨は超インフレで機能しなくなり、新紙幣を作っても誰も信用しないので流通していない、とか。旧紙幣を道行く観光客にビクトリアフォールブリッジあたりで売りつけている人がいて、仲間の一人が面白がって旧紙幣を何枚か値切って買ったそうです。紙幣に表示されているゼロの数が多い(100000000とか)にビックリ。こんなのじゃひとつ二つ桁を間違えそうです。1ドルで何枚かをゲットしたそうですが、私も買ってきたらよかったな~、と今は思います。汚れていない紙幣は転売もできるそうで(多分観光客にでしょう)、クラフトのお店の人が買いたいといったので持っている数枚のうち1枚を売りました、と。


4日目
バスでホテルを出発。隣国のボツワナのチョベ国立公園に向かいました。
ボツワナ入国時には靴底の消毒が求められます。泥水のような消毒液にポチャンと足を踏み入れるだけですが、スーツケースの中に入っている靴、上履きの消毒も必要とのことでした。
ロッジにチェックイン。昼食。プールもゴルフ場もある施設でした。


ベットはここでも天蓋付き。窓の戸締りは野生動物が入ってきたら危険ですから戸締りはしっかりしてください、とのことでしたが、簡単な?マーク風のひっかけるカギのみ。ちょっと緊張します。

荷物を置いて、チョベ川のボートサファリに出発。


ロッジに帰って夕食。

バスルームで洗顔などをした後室内に戻ろうとしたら、ドアノブを右に回しても左に回しても開かない!
困った! 
今晩はバスルームで一晩過ごすことになるのかしら、と覚悟もちらつきました。
ドアをトントンと叩いてみても室内のドアです。廊下の外まで音のは不可能です。
ああ~、疲れがたまるだろうな~。明日の行程が楽しくなくなるだろうな~~と。コレで死ぬことはないから大丈夫、とは思った。

5分ほど(もっと少なかったかも?)右左にガチャガチャしていたら、開いた。
回し方が足りなかったのです。日本ではこの程度の力でこの程度回せば開くのに、もっと深く回しこまないといけなかったのです。
翌朝、添乗員さんにこのヒヤヒヤエピソードを話すと、彼女は「一人で利用するときは、室内のドアは閉めないことにしている」とのこと。そして、室内で同じように閉じ込められてドアを叩き続けて、ホテル外の人が不審な音に気が付いてホテルに連絡してようやく解決に至った、というケースもあったとか。二人利用だと問題ないことでも、一人の場合は要注意だと勉強になりました。

翌朝も快晴。朝食を食べてから時間があったので、スケッチブックを初めて開きました。


これらの2つのホテルは規模もそれなりで、スタッフもお料理の提供スタイルも(日本のホテルでも取り入れているのと同じ)西洋風でした。従業員は全員黒人で、同じ国でも民族同士で使う言語はそれぞれあるのですが、職場であるここでは英語です。みなさんバイリンガルということですね。何年も英語を学んだはずなのにすっかり忘れてしまった私のたどたどしい単語並べのような会話にもフレンドリーに応じてくださいました。ビクトリアフォールズのホテルだったと思いますが、ホテル前にたくさんの国旗のポールが立っていて、アフリカ大陸エリアの国際会議なども開かれたりしている模様でした。私たちには黒人というとみんな一緒に見えますが、彼らには民族の違い、特徴が見分けられるのでしょうね。8頭身、いや9頭身ほどの高身長なスーツ姿の若い黒人の颯爽とした彼らがこれからのアフリカのリーダーたちなのかしら、なんて勝手に想像したりしたものです。

























コメント (2)
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