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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

そういえば、もう70年生きたのだ。

2020-10-03 08:21:47 | 私の雑感あれこれ
昨日、友人の口から出たことば。

・・・だよね。

子どもがまだ幼稚園に通っていたころから(我が家の子供たちのピアノの先生です)長~く付き合って、今ではお互い、すっかりおばあちゃん。
それでも、今、後悔したくないから、できることに望みをかけてみる。
彼女は自分のために使うお金を心配しなくていい、という立場は、非常に恵まれている。

ガン治療についての先進医療をせんたくすると、どれぐらいの費用なのかは知らないけれど、彼女が高額の医療費を払って治療したことが、よい成功例となって、医療者側にも良いデータになったら、それはそれで貢献したことになる。

そのためには、手術に負けない体力を温存しておくこと。

結局、患者本人にできることは、そこ。
だから、筋力を落とさないために、体調の良い日は歩いているし、家事もしている、と。

昨日は、その体力維持のための、食材の補給に行ってきたのです。

鯛を一匹買って、半分ずつ。我が家も彼女宅も、昨晩は鯛の煮つけ。そして、鮮度抜群のハマチのお刺身。アワビ4つ1000円もふたつづつに分けました。笑
ブドウや梨や圧力鍋で蒸した赤飯3合も。

とかく主婦が不調で買い物に行けないとなると、食事は単調なあり合わせになりがち(我が家の場合)だろうと思って、のおせっかいです。苦笑

今月の手術。何が起きるかわからない。
今日が(あなたとの)さいごになるかもね、

といった言葉が、その時は聴き流していたのだけれど、

帰宅してから、胸に突き刺さってきた。

(手術を)選択しないで後悔するより、後悔したくないから、手術する方を選択する。

毎日、一生懸命考えをめぐらしての結論の重さ。

東京の病院に出発する前に、もう一度、美味しい食材の差し入れに行ってこようと思う。


私たち、もう70年も生きたのね~。

70年生きた彼女の選択。
延命治療でしかなくても、とりあえず、退院してくることを期待しています。