日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

公文のプリント。

2020-10-06 09:55:14 | 家族
私の子育て時代から公文の教室というのは聞いていた。
入塾させたことはないので、ぼんやりとしかイメージはない。

この夏やってきた孫(保育園年長)が公文のプリントを毎日自宅で5枚やっているという。
で、我が家にも持参してプリントを広げていた。
計算の答えの数字を書き散らす。もうちょっと落ち着いて書けば、と思うが、スピードが大事らしい。

1枚2枚と進むが、つい気も散ったりする。

で、このおばあちゃんの提案。
あの時計の長い針が今、4のところにあるでしょ。それが6のところに行くまでに5枚やってしまえるだろうか、と、こんな具合。

時計をマジマジと見た後、鉛筆を握って、5歳の坊やは、さぁ、一生懸命です。

4枚目に入ったとき、「ちっと、止めて」と。

なんのこと?

と、一瞬、私にはクエスチョン。

5歳児にとっては、4枚目の文章問題を解くときにひっ算問題と同じように急くのがいやだったのです。

公文のプリントを初めてみた私には、仕組みもわかりませんでしたが、起承転結のように「転」の部分に文章題が置かれているというわけです。

娘は、(5歳児は)おばあちゃんにいいところを見せたい気持ちもっていると思う、と。だから、ちょっとこれは、、、という気持ちでスピードダウンになるけど了解してね、という意図がこもっていたのでしょう。

勿論、了解です。

ほんの10分ほどでしたが、楽しいやり取りでした。

終わった後、時計が理解できているのかしら、と、時計の文字盤を描いて、時間あてごっこをしました。もちろん、3時とか9時とか、無理なく答えられる簡単なものだけです。回答すると、私は〇ちゃん、すごいね~と言います。笑

で、時計書いてみる?と問いかけたら、数字が書けるから、ゆがんだ丸を書いて、1、2、3、、、と書き始めました。
でも9ぐらいで文字盤は満杯。あとが入りません。

おばあちゃんが書くからね、と言って、12、6、3,、9と書いてから、間に残りの数字を書き足し、まるく納まります。

次に、もう一度書いてみて、といったら、5歳児も、まだまだゆがみの有る〇ですが、その中に、12、6,、3、、、と文字を配分していました。

その時は学習したのだけれど、身についているかな~。

小さい子が周りにいないので、ほんわかしたひと時でした。






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ベイシックインカムの討論を聴いて。

2020-10-06 07:10:23 | 私の雑感あれこれ
BSの某討論番組を見た。
国民に月額7万円の給付を毎月行うベーシックインカムを実施したとしたら、がテーマ。
(年間7万×12×1億3千万人=109兆2千億円)

約100兆円の財源をどこから捻出するか。


1案 社会保障の廃止による財源確保。
   

2案 社会保障をこれまで通りとして、今年実施した10万円給付にならって国債発行で賄う。


ど場合分けして示されていました。

1案だと、
老齢基礎年金が廃止になる、ということ。これまで40年支払ってきたのに、なかったことになる。
医療費が全額負担になる。保険料を払う必要がないけれど、3割負担~1割負担で治療してもらっていたのに、すべて10割負担に。
後期高齢者の方がお医者さんで800円支払えばよかったのに、8000円の支払いになる。
子ども手当もなくなる。障碍者年金もなし。
みんな一律7万円の給付を受けているのだから、、、、と。

2案だと、
ただでさえ財政の赤字が言われて久しいのに、さらに毎年100兆円の赤字が積み増しされていくことになります。
お札を刷って市中に出回るのだから、インフレになるのでは? (そう7万円の価値が下がってしまう)に対しては、某氏は今回10万円を支給したけれどインフレにはならなかった、だから、そんなことはない、と。コロナで外出制限されている特殊な状況の1か月の数字との比較で言い切るなんて、なんという荒っぽい結論!

その後、世界各国で試験的にされているベイシックインカムのケースとして紹介がありました。
今年実施されたスペインの例は、期間限定で6万円を収入のコロナで収入がなくなった200万人に支給するという話。
国民全員ではありません。失業者にだけ。スペインには国としての生活保護のシステムがなかったらしく、日本の生活保護に相当するものであって、国民全体へのベイシックインカムとは違うような気がしました。
カナダの例でも、試験的に4000人に支給とか、どの国も全員にというのはありません。

な~んだ。ベイシックインカムを試みられている例と言いながら、実態は生活保護っぽい性格のものです。

日本の生活保護受給者は約200万人とも。そして、生活保護費は7万円を上回っており、現在生活保護で暮らしている人がベイシックインカムになると生活していけなくなる、と。(ちなみに、生活保護受給者は医療費ゼロです)


ベーシックインカム7万円で暮らしが豊かになんて、な~んだか、です。

話は少し戻りますが、財源として、、収入の多い人から沢山税金を納めてもらうよう、累進課税をさらに高めよう、との話題も。
そして、収入に対する課税ばかりでなく、資産に対する課税も増やせばいいのでは、とも。
イギリスは国民の預貯金をすべて把握しているけれど、日本人はお国に全部の通帳残高を知られたくないだろうから、それは困難だろう、と。

そう、現在、10万円給付に手間取った経緯もあって、1口だけでもマイナンバーと紐づけしようと、マイナポイントというおまけまでつけて実施しているけれど、腰が重い人が多そうな気がする。

私的には、国民年金の徴収でコストをかけるより、それに相当する額をベイシックインカムにして基礎年金部分は誰にでも、という考えだったけれど、なんだか芽がなさそうに思えてきました。

ちなみに、国民年金の支払いを免除されて、かつ老後は老齢基礎年金の支給を受けることができる「国民年金3号保険者の人数は平成29年で870万人」とのことでした。
私たちの国は、こういう形で、ベイシックインカムを局所的に実施しているのですね。老齢基礎年金の支払額の半額は国費で賄われているのも、ベイシックインカムなのでしょう。

コロナ対策で、欧米と違った対応で、結果として患者数や死亡者数が二桁低かったように、よく見ると細かい配慮がなされているのかも。

政府としては、パート労働者への加入を義務化して厚生年金加入者を増やして、国民年金3号保険者の人数を減らす方向にむかっている。
問題は、社会保険料の半分を雇い主側に負担させているところなんだけれど、零細企業にとって会社負担分が重いんだけどな。
それが雇用に慎重になり、フリーター形態が増えていく結果になっている気がする。

だらだらと綴ったけれど、読んでくださった方、ありがとうございます。

討論していた専門家の方々の話。聞いていても目から鱗という議論にはならなくって、ディレクターさんの企画や番組進行が甘いのか、時にしょぼい討論番組もあるのだと思ったわけです。失礼m(__)m














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