さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

品川宿を歩く

2023年07月11日 | 関東甲信越


ここは北品川。品川駅の南で、京急に乗ってひとつ目の駅。友人と散策することに
しました。京急に乗って横須賀や羽田空港、三崎まで何度も行きましたが、いつも
特急や急行に乗るので、各駅停車しか止まらない北品川で降りるのは初めてです。

ここは「ゴジラ上陸地点」と駅前の地図に載っていました。ゴジラが東京湾から
やってきて、ここから東京を襲った場所だと。だいぶ前の話なので、破壊された跡は
すっかりありませんでしたw


「北品川駅」は「品川駅」の南にあります。そもそも品川駅は品川区じゃありません。
港区にあるんです。北品川駅は、むかしの宿場町品川の北に位置するんです。


ではその宿場町を歩いてみましょう。


普通のビルの前に看板が。ここは「土蔵相模」という食売旅籠屋があった場所で、
井伊直弼を襲撃した桜田門外の変の水戸浪士たちや、英国公使館を焼き討ちした
高杉晋作や伊藤博文ら長州藩士の集合場所になったとか。酒を飲んだり遊女と
遊んだりもしたそうです。 昔の男たちは公然と・・・


古い商店もちらほら残っています。品川は日本橋から始まる東海道五十三次の最初の
宿場町。だいぶ栄えていて、たくさんの宿、食堂、遊郭などがあったんだってさ。


品川駅は東海道新幹線のターミナル駅になり、いつの間にか東京始発でも品川には
止まるようになりましたね。羽田空港へのアクセスの拠点だし、リニア新幹線が
出来たらそのターミナルにもなるとか。そんな大きな駅の南に、いまやひっそりと
東海道の宿場町がここに残っているわけだ。


建物は新しくなっているけれど、古い文房具屋だぞ。いまや絶滅危惧種。


こんな狭い路地があちこちにあります。宿屋や遊郭がたくさんあったんです。


売ってる薬は最新のものでしょうが、店は古いね。


取り壊してマンションにすればすごい値段になるのでしょうが、残ってほしいねェ。


今宵一杯やるのは創業70年とかの「金時」。


刺身とか手羽焼なんかがとても美味しかったです。

後ろに20代の会社員6人組が何やら送別会らしい。きれいなお嬢さんが、おそらく
辞めるか転勤になる青年に花束を渡していました。しかし一番はじっこに座っている
青年が、はしゃぎ過ぎて裏返った大声で喚く喚く。女将に「他のお客さんがいるので」
と注意されても最後まで喚いていました。せっかくおとなしくてきれいな女性の
同僚たちと「仕事だから」飲む機会に恵まれたというのに、残念過ぎるじゃないかーw

でもさ、若い頃ってそうだよなあ。好きなコがいたりしたら、ついどうしていいか
わからずに騒いじゃう。まわりを気遣いながらみんなが気持ちよく楽しめるように
はからう、なんてなかなかできない。掃除当番のときなんて、いまなら「ゴミ箱
俺が持つよ♪」なんてやりゃいいと思うのに、そんときゃふざけまくって逃げたり
してたからなあ。。。



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