さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ウィーン楽友協会 「黄金のホール」へ

2013年10月22日 | オーストリア・チェコ



こちらはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、「楽友協会」と呼ばれる
コンサートホールです。実にクラシック・ファンの憧れの聖地。

残念ながら、ウィーン・フィルによる定期演奏会のチケットはほとんど入手不可能
です。定期会員になるのにも何年待ちとか?

しかたがないので、とにかく楽友協会のなかだけでも入りたいので取れる切符を
取ると…。それで取れるのが「ウィーン・モーツァルト・オーケストラ」という、いかにも
怪しげな名前。「当時の衣装で登場」というのも…。。。



とにかく「黄金のホール」に入ることはできた!毎年元旦には「ニューイヤー・コン
サート」が開かれる、あの素晴らしいホールです‼



 前から数列目という素晴らしい席。演奏はどうなんでしょ?

プログラムは「アイネ・クライネ」や「フィガロの結婚序曲」、モーツァルトのオベラから、
男女の歌い手が出たり盛りだくさんのお楽しみコンサート。

しかし、たまげたのは客席でした。。。 とにかく観光客限定。写真やビデオを撮り
まくる。シャッター音は鳴りっぱなし。フラッシュも焚きまくり。だいたい「それは止めて
ね」ということにもなっていないらしく、いいのかな?演奏中にしゃべる、鼻歌を歌う、
しまいにゃ後ろのほうで赤ん坊の泣き声が!

「フンギャ~!」の2回目にはオケの連中も笑っておりました。オケには中高生ぐらいの
少年も入っている。いったいこれはナ~ニ?前の席にはきっちりドレスコードを守って
いる日本人女性がひとりで来ていた。その心中やいかに。。。 (^益^;

しかしだね、演奏は悪くなかったよ!数日前のシュターツオーパーでは、3マソの
ワインを買ってどきどきし、期待の大きさに対して「う~む…」と複雑な気持ちになった
のに対して、ここでは980円のスクリューキャップを開けたら、「いやまあ十分おいしい
じゃん」という笑顔が出たってところだ。別次元だから比べては失礼だけど。

コンマスの太ったおねいさんはカナーリうまく、ヴァイオリン協奏曲の1楽章を見事に
演奏。驚いたのが途中で登場した女の歌い手。容姿も声も綺麗で、声量も圧倒する
力強さ。先日のカルメンのヒロインと並べて歌わせたらどうだったんだろうかと思って
しまう。

モーツァルト・プログラムなのに、アンコールでは「ドナウ」をやり、最後にはお決まりの
「ラデツキー」で観客に拍手の指揮をする。「お笑い&お楽しみ」の一夜でありました^^;



みんなバシャバシャ写真を撮っているので、私も一枚^^;

 こんなカツラをかむって演奏(^益^:

右の女性の歌い手がなかなか素晴らしかったのです。(=゜益゜):;*.’:;