重厚で威厳のある建物。これはウラジオストク帝政時代から続く市内最古の建築で、
グム百貨店です。時代の流れか、手前の3分の1くらいは分割されてチェーン店の
衣料品屋になっていました。まるで三越にビックカメラとユニクロが入ってるみたいな?
一回には土産店が入っており、こんな琥珀に生き物が入ったやつが並んでいました。
これってさ、自然に出来たものじゃないよね?人工で出来るの?
ソ連時代のロゴが入ったブリキのカップのセットを買いました。友人に配りました。
あげるときに、「俺が歴史に残る有名人になったらさ、さきち・がウラジオストクに
行って買ってきたやつのひとつが〇×家に伝わっている!という家宝になるぜ♪」と
言いましたが、誰も反応してくれませんでした。。。
手前はどこにでも売っているロシアブランドのチョコレート。うしろのマトリョーシカは、
あまりにベタなセレクションだと思いましたが、いちおう「ウラジオストクの由緒ある
デパートで買った」という付加価値をつけて、小さな娘さんのいる友人にあげました。
さてデパートの買い物のあとは港に戻り、また潜水艦の前に出てきました。今度は空いて
いるじゃないか!と入ろうと思い、切符売り場の前で財布を出していたら、まーた韓国人
団体がドヤドヤと歩いてきたので、やっぱり入るのをやめたのでした。
中国人と韓国人は、すぐに見分けがつきます。韓国人の若い女性は、シワシワパーマの
長い髪を茶色に染めており、顔面は真っ白で真っ赤な口紅。みんな同じ格好。若い男性は
芸能人に影響を受けた、やけに凝った髪形をしています。それに比べて中国人は総じて
地味ですが、中年以上の年配の人たちはあまりに目立つ(時に横暴な)態度なので、すぐに
わかります。
潜水艦のすぐ横、なんかものものしい建物だなあと思っていたら、ロシアの太平洋艦隊
本部でした。軍事施設なら、そりゃあものものしいよなあ。
戦車がチラリと見えました。見張りの軍人も歩いているし。でもいまはこんなふうに
写真も撮れるような時代になったんですねェ。
港のベンチに座ってしばらく休憩。靴と靴下を脱いで、湿った足を風で乾かす。ビショビショ
からジメジメ、そして一日歩いてようやく乾きました~^^
黄金橋の下をくぐれば、ウラジオストクの港に出ます。
真下です。すごくでかいぞ。
ロシアに柔道が伝わったことを記念するモニュメント。後ろが鳥居なあ^^;
黒帯でも渡しているのかな。師匠のスダレ・ヘアースタイル、いかがなものかとw
この1ー9分けの髪形、英語では"comb over"と言います。櫛で虹を描くイメージ?
コレ見た人は、10中8,9「それやめて、スキンヘッドにでもすればいいのに」と言います。
しかに世の中にはこの「俺は電球じゃないぞ髪形」があちこちにいます。「苦渋の選択」
ということなのでしょう。しかし銅像にするべきじゃなかったなー。
潜水艦があります。内部が見学できるようになっているのです。たしか呉で見たな。
右手に団体客が見えるでしょ?ここの横には大型バスがとまれるようになっていて、
韓国人団体客がワンサカいるのです。俺が潜水艦の中に入ろうとしたとき、何十人もの
韓国人がやってきたので、入るのをやめました。満員の潜水艦に入りたくないぞ。
その裏にはアンドレイ教会があります。こじんまりしています。
そのすぐ裏にはニコライⅡ世凱旋門。ちょっとエキゾチックですね。
坂を上がってゆくと、港に並行している目抜き通りのスヴェトランスカヤ通りです。
すごい建物が並んでいます。その先に老舗のデパートがあるから、そっちに行ってみよう。
この通りには、無料の公衆トイレがあります。ご覧の通り、通りから下って公園に
入ったところにあるのです。ロシアには無料のトイレはとても少なく、入り口に人が
いて30~40円くらいの有料トイレがあります。小銭を準備しなくてはならないので
ちょっと面倒。ここは無料ですが、中には係員がいて管理しています。一日中あの
薄暗い中にいなきゃいけない仕事なのか?「いまわしい」なんて思っちゃいけません。
何せ必要なときには、いくら払おうがどれだけ頭を下げようが、涙を流しながら
「ありがたい」と思う場所なんですから^^;
グーグルマップによると、黄金橋の近くに「太平洋艦隊の軍事歴史博物館」というのが
あるはずなのだが、見つからん。この立派な建物か?と思ったら、閉まっているし違う
ようだ。すると警察官か軍人のような服を着た人がロシア語で話しかけてきて、地図を
見せると「あっちだよ」と親切に教えてくれた。最初はコワイ感じだったけれど、
ロシア人はだいたいやさしい人ばかりだ。
このあたりには日露戦争の碑だの、戦争関係のモノが多い。
やっとありましたー。こんな大きな建物なんだし、ロシアはどこでも看板やら掲示が
ないねー、と思っていたら、中のおじさんが入ろうとする俺を見て、「閉店!」と
言いました。。。
しかたない。外に置いてある展示物だけは見られました。これは潜水艦。古い。
戦いの場所ではなく、故障して沈んだやつも多いような気がするなあ。この中、機材の
隙間にある人間の居住空間はとても狭いでしょう。そして何人乗り?誰かがおならをして、
「ぐはー!誰だ!?」って絶対なるよね。海の中で換気できないから地獄だな。
もう何度も見たっつー感じの展示物。
でっかい魚雷だねー、と思ったら。。。
ええ?!人が入って操縦するの???酸素は???んで突撃してぶつかって死ねって?
これは何ですか?説明のプレートがあるけれど、ロシア語は全然読めないし。
ガミラス艦隊がこんな感じの使ってたよね?
うわー、いかにもスピード感があって、効果的な攻撃(殺戮)のためにだけ造られた
ような形状。「かっこいい」と思うか、「ヤダネー」と思うかに分かれるでしょう。
ホテルの朝食。昨夜は俺の部屋があるフロアで中国人がうるさかったので、それを避ける
ためにゆっくりの時間。中国人団体は朝早く一斉に朝食を食べるからだ。ちなみに、夜は
部屋に帰ってくる10時頃がものすごくうるさい。団体であっちこっちの部屋に行ったり
来たり。そしてドアを開けっぱなしで大声で騒ぐ。ほとんど喚き声や叫び声だ。しかし
酒を飲まないせいか、1~2時間騒いでみなさんパタッと寝てしまう。しばらくの我慢。
しかし、この朝はだいぶゆっくりの時間になっても中国人団体はたくさんいた。さらに
韓国人の団体も。中国人のおばさん、仲間みんなのためにコーヒーをお盆で持って行く。
一杯ずつ豆を挽いて作る機械なので、だいぶ時間がかかる。5杯も6杯もお盆に乗せて、
まだ仲間に「いらない?」などと聞いているので、うしろに並んでいた西洋人はブチ切れ
そうになっていた。
さて前時代的なバスに乗って展望台へ向かいます。料金は50円くらい。おつりに苦労する
ことが多いので、ちゃんと小銭があるかどうか確認しないと。幸い昨日の大雨は止んで
いたが、ズボンはまだ湿っているし、靴は悲しいことにまだかなり濡れている。部屋の
ドライヤーで少し乾かしてみたが、ぜんぜんダメだー。
バスを降りて、ちょっと坂を上ってケーブルカーへ。こいつの値段も40円くらいだったか。
道にはたくさんの水たまり。さらに坂道にはだいぶ水が流れてきており、頑張ってよけて
歩いたが、しかたなくビチャビチャと濡れた靴をまた濡らす。
乗客はほとんどいませんでした。料金は車掌のおばさんが乗ってきてひとりずつ徴収
します。人件費を考えたら、無料にして無人の運行にしたほうが効率的だと思う。
さて鷲の巣展望台に到着してみると、なんと韓国人だらけ!中国人もいたけれど、圧倒的に
なぜか韓国人。函館の展望台は90%以上中国人だったが、ウラジオストクの展望台は
韓国人の植民地と化している。
金角湾を見渡し、黄金橋が目の前。2012年に架けられたそうです。
昨日は暴風雨でしたが、なんとか雨が上がってくれてよかったよー。
柵を乗り越えてバカなことをやっています。中韓の方々は、写真撮影禁止の教会の中でも
変なポーズをとって写真を撮るし、これじゃあどこに行っても嫌がられますよね。
結局早々に降りたのでした。。。
要塞博物館を見たあとは、またジュッポッジュッポッ!となりながらホテルへ帰る。
たまらんなこりゃー!
駅の近くに日本レストランがあった。「日本人が調理しています」ってわざわざ書いて
ある。そーなんです。日本料理を看板にしているくせに、中国人や韓国人がやっている
インチキ日本料理が世界中あちこちにあるんです(日本人がやっている「中華料理」で
「醤油ラーメン」や「味噌ラーメン」っつーのもあるし、イタリア料理屋の厨房には
だいたい日本人ばかりですけどね^^;)。
入り口を見ると「コンベアーベルト寿司」なんて書いてある。さすがにこれはパス。
ネットで調べたところでは、この近所に「ドイツビールのレストラン」があるというの
だが、どうやら閉店したらしい。クラフトビール全種類飲んで時間をつぶそうと思った
のになあ。
どしゃぶりのなかをしばらく歩いて、結局このベトナム料理屋に入ることに決めた。
昼食時だったので、ロシア人でいっぱいでした。
ベトナム人は英語が通じなかった。「ビールね」と言ったのに、出てきたのはこんな
南国フルーツが入った甘い飲み物。隣のロシア人も、ロシア語がうまく通じないで
少しもめていました^^;
「豚肉と野菜を炒めた」という料理が出てきました。なんかロシア人向けに作られた
味付けで、学食の料理みたいだったよ。。。
台風のように横殴りの暴風雨のなかをホテルに帰る。朝にエスプレッソを飲んだカフェで
ビールを飲んでひと休み。居酒屋の女将のようにアットホームな雰囲気のおばさまに、
「この洪水のなかを歩いてきたんだよ」とカウンター越しに画像を見せたりしてくつろぐ。
部屋に入って、泥水で下半分がぐっしょりのズボンと、靴を洗う。数時間後にはまた
夕食に出るが、乾くわけもない。またどうせ大雨なんだろうから、無理にドライヤーで
乾かそうとも思わないしねえ。
夜になって、雨は止むどころかさらにパワーアップ。もうあきらめて外に出る。夕食は
ロシア料理の有名店「ノスタルギーア」である。いい時間なのに、客は俺一人の貸し切り
状態でした。
ウェイトレスさんは、20代半ばのかわいいお嬢さん。英語も話すが、なんと日本語も
自分で勉強しているとのことで片言を話した。頑張るなあ~。
ホテルはwifiが故障中で使えない(まただ!)というので、PCを持ってきてネットを
使う。ビールを飲みながら仕事をやって、そのあとでワインと料理と思っていたのに、
にゃんとしばらく待たせたな、と思ったらまとめて持ってきた。どうもロシアでは
「まず酒を持ってくる」という文化がない。一度失敗したのに、またやっちまった。
「ビールはすぐに持ってきてね」と言わないとダメなんだー。
さて料理、奥は「海鮮スープ」。いろんな魚や貝、イカ、タコなどが入っている。
さすが北の海であ~る。そして下はオヒョウ。「北海道ではなかなか捕れなくなったん
ですよ~」と言うと、お嬢さんは「あれま!」と驚いていました。「スープと魚料理」の
2品と思って注文したのですが、出てきたらなんかかぶってますよねー。メニューを見て
食材で注文するもんだから、ガイコツではよくやってしまうのですー。でもオヒョウは、
とろりと柔らかくとっても美味しいし、スープは海鮮の出汁が素晴らしい味でした。
さてネットがつながるうちに、と検索したのが翌日の夕食の場所。ウラジオストクには、
北朝鮮のレストランがあるそうじゃないか。選りすぐりの美しい女性店員が外貨を稼ぐ
ために出稼ぎに来ておるとか。将軍様は大嫌いですが、一般市民はとても可哀そう。
国内でも虐げられていて、諸外国からは制裁をくらっている窮状なので、協力しよう!
なんて~^^; ここは下心と好奇心で行ってみようじゃなーいーか。(^益^)bこんなカワイコちゃんの踊りがあるらしいぞ。。。
ホテルから歩いて30分かからない。地図を撮影しておいて、建物も見ておく。
グーグルマップは便利だな。
ソ連から独立したアルメニアのブランデー。ジョージア(グルジア)のワインも飲んだし、
これも試しておかないと。素晴らしい味わいでリッチな気分。こんな立派なレストランで、
飲んで食って3000円くらいです。そういえば、以前に某スペイン料理屋で、最後に
高級なブランデーを飲んだら、それが一杯3000円くらいだったような記憶が。
というわけで、ルーブルが安いロシアは、いまがお得♪