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週末・深夜は危険です。
先週くらいから気になっている、駅貼りのポスター。
アップ
タイトル(というのだろうか?)は「これらはすべて暴力です」というもので、酔った勢いでの駅員さんや乗務員さんへの、あるいは客同士のトラブルを防ぐためのポスターのようですね。
写真はアップなのですが、ここに出ている「ビールをかける」の他には、「頭突きをしてケガをさせる」「ネクタイを引っぱる」の3つが、暴力=犯罪行為として例示されています。
何となく引っかかったのは、この3つが代表的なものなのかなぁ?ということ。
ビールをかけるには、駅や列車の中で栓が開いているビールを持っている必要がありますが、新幹線ならともかく、普通の列車とかではあまりない(し、見ない)。
頭突きも、それよりは殴る蹴るの方がわかりやすい(というか、まず手や足が出て、頭突きはその先の取っ組み合いにならないと、、、、、)。
ネクタイを引っぱるのも、案外難しい。
実際、民鉄協会の暴力事例(4例が例示されている)を見ても、こんな感じ。
【事例1】
車内トラブルの連絡を受け現場に急行すると、小競り合いをしていた一方の方(加害者)
が被災者の頬を殴り、さらに唇上部に頭突きをした。警察官を待つため駅務室に移動した
後、駅務係の左すねを蹴飛ばし、左胸を殴打してきた。
【事例2】
車掌が車内巡視中、喫煙をしている酩酊状態の方に喫煙をご遠慮いただくよう丁重にお
声掛けをしていたところ、「なんでいけないんだ」と激高して、突然胸を数回殴打され、
さらに両手で強く胸を押され壁に背中と後頭部をぶつけ負傷した。
【事例3】
多目的トイレの多時間使用による合図が鳴動したため、駅務係が現場に向かい声掛けを
行った。返答がないのでトイレを開けたところ、中では泥酔した方が床に新聞紙を敷き寝
ていたため、トイレから出るよう声を掛けた。片付けている間立ち会っていたが、いきな
り胸ぐらをつかまれ、殴られて負傷した。
【事例4】
自動改札機に乗車券を投入するも入場できなかった方がいたため、窓口執務中の駅務係
が乗車券を確認すると乗車券が折れていたためその旨説明した。しかし、電車に乗れなか
ったことに腹を立て、駅務係の左頬を叩いた。
と、まあ「わかりやすい」暴力です。
恐らく、あのポスターは「こんなのは暴力じゃないと思っているかもしれないけど、立派な暴力で、犯罪なんですよ」という、親切な呼びかけなのでしょう。。。
ちなみに、この事例が出ていた民鉄協会の報告ですが、「曜日別」「時間帯別」の発生状況も出ていました。
こちら
「曜日」についてはいかにも多そうな金曜が思いのほか普通なんですね。
「時間帯」は予想通りと言うか、やはり酔っ払いの多い深夜に向け右肩上がり。
週末・深夜に列車に乗るな!ということでしょうか?
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