牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

出来立てほやほやデパート線・副都心線。元祖デパート線・銀座線

2008-06-13 11:21:21 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
渋滞です。


写真は東南アジアですが、都心も渋滞が多い!
物流スタッフにとってはとんだ迷惑。都心を地盤にする弊社にとっては、半ば宿命的なハンディキャップとも言えます。

そして、渋滞緩和のための道路工事やら地下鉄工事もまた、その時点では渋滞の原因になります。

そんな明治通りの工事渋滞を乗り越えて、明日、開通するのがコレ。


東京メトロの副都心線です。
池袋、新宿、渋谷をつなぐこの地下鉄。ニュースなどでは、デパート商戦の激化など、商業への影響などが大きく取り上げられているようです。
(駅からつながっているデパートは、池袋西武、東武、池袋三越、伊勢丹、新宿高島屋、小田急、京王、東急東横、と8つ、、、たぶん)

弊社関連でも、新宿の各デパートさんでの記念フェア等に各種ご提供。
多くは「記念の特売」なのですが、こちらではテーマ性の強い催しです。

Osakayaベルギービールフェア(仮称)
@新宿ルミネエスト1F

開催中!~6月15日(日)まで。

Osakayaさん、先日ご紹介した新宿ルミネエスト地下1階のベルギービール&ワインのプロショップ(先日の記事で、大坂屋さんとしてしまいましたが、正しくは大阪屋さんです。失礼致しました)。

期間中、地下から地上に進出、入り口付近の特設ブースで試飲販売です。

あの日経ランキング(ベルギービール)で一位になったオルヴァルをはじめ、さまざまなベルギービールが、グラスと共に大集合。
インポーターさんや、弊社営業も応援に行っています。
副都心線沿線散策、の合間に是非どうぞ。


閑話休題。酒ブログランキング


さて、副都心線が出来立てほやほやのデパート線なら、元祖デパート線はこちら。

最古の地下鉄、銀座線です。
こちらも数えてみると、松屋浅草、上野松坂屋、三越、高島屋、松屋銀座、銀座三越、銀座松坂屋、渋谷東急、渋谷西武、と9つ(たぶん)。

デパート名を冠した駅があるなんて、ここ位でしょう。

で、ここで開催されるのが、

第52回とっておきの山形展@東京日本橋三越本店
■6月17日(火)~6月22日(日)
■新館7階/本館7階 催物会場


です。
(第52回、です。歴史を感じさせますねぁ)

弊社からは、「洌」←これ、すごくイイです。「東光」など、小嶋総本店さんのお酒を提供させて頂いております。
小嶋総本店さんは創業四百余年の米沢の超老舗。


当代の小嶋彌左衛門さんは先年二十三代(!)彌左衛門を襲名されました。

ちなみに先般ご挨拶に見えられた際、米沢藩の筆頭家老だった直江兼続公を主役とする「天地人」が来年のNHK大河ドラマに決まり、米沢は沸いている、とおっしゃっていました。ゆかりのお酒とかも楽しみです。

週末、最新・最古のメトロのデパートめぐりは如何?


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神楽坂涵清閣。今の順位は??

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日本酒フェア2008(公開きき酒会)@サンシャインシティ

2008-06-12 09:25:31 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨日、11:00からのお客様が11:30頃お帰りになり、急ぎ有楽町線に飛び乗り訪れた先はココ。

巣鴨プリズン跡に建てられたサンシャイン60&サンシャイン・シティです。

昨日の記事は次なる東京名物と期待される新東京タワーでしたが、ここも竣工当時は大いに話題を呼んだものです。

お目当ては、コレ。

日本酒フェア2008公開きき酒会、です。
(急いでいた訳は、入場が12:00まで、なんです)。

「全国新酒鑑評会」の入賞酒約500点が勢ぞろい。
地域ブロックごとに分かれ、きき酒です。


東北や信越は人気があるようで、列を作って順に進みます。


ちなみに、お酒は例のリターナル瓶入。その前の大きな一合入りの猪口に入っていて、そこからスポイトで自分の猪口に移します。

(ところで、この「スポイト」、会場やパンフでは「スポイド」と、最後の「ト」を濁らして連呼・記載されていましたが、語源のスペルはSpuitなので、濁りませんよねぇ、、、)

きき酒、もちろん飲むわけではなく、色や濃さを見て、香りを確かめ、口に含んで味わい、ペッと捨てるわけですが、それでもやはり呼気などからアルコールを吸収するのでしょうか、少しずつ酔ってくる感じで、とても「約500」の全てをきくことは不可能です。
(まあ、時間で見ても、一つに1分としても500分=7時間超、三十秒としても4時間近くですから、自ずから限度がありますね)

とりあえず、ちょっと空いている四国・九州とかは金賞酒だけは全部きいてみました。その他は金賞飛ばし飛ばし。

公開きき酒会、他の酒ブログでも出ているのかな?


そこで感想、、、、、こんなことを言っては酒屋として失格かもしれませんが、「これはちょっと」というものがたまにある以外は、「みんないいなぁ」でも「皆似通ってるなぁ」というのが正直な感想。

どれも新酒で吟醸酒で、ということもあるのでしょうか。
また、鑑評会の点数のつけ方は存じ上げませんが、多くの人での投票となると、どうしても極端にキャラ立ちしたお酒よりも、最大公約数的なものが上位に来るのが世の常。

塩を舐めながら呑むような求道者は別として、「どんな肴と合わせると楽しそうかなぁ」という食い呑み好きの身からすると、ちょっと幅が狭い気もします。
まあ、鑑評会の趣旨は、技術を見るということも大きいのでしょうから、わかるのですが。

さて、公開きき酒会は13:00で終了。その後は隣接した会場で開催されている「全国日本酒フェア」へ。


ここでは、各県の酒造組合がさまざまなお酒を陳列・試飲・販売していました。
きき酒会で見つけた「いいなぁ」というお酒の蔵元さんもいらしていて、二言三言。お付き合いが始まるとうれしいですね。

その他、「長期熟成酒」などのコーナーもあり、なかなか楽しめました。

大変な賑わい。若い女性も多かったです。
「会の意義」云々より、日本酒にこれだけの人が集う、というのはいいですね。



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新東京タワーの名称「東京スカイツリー」に決定!!もちろん出ます!記念缶

2008-06-11 14:50:50 | 酒の情報(酒エトセトラ)


弊社の附属酒類経済研究所と提携しているシンクタンクにこんなプレスリリースが、、、、、


2011年の開業を目指して東京・墨田区に建設される新東京タワー
高さは東京タワーの倍近く、610mということです。公開されたデザインパースがコレ。


なかなかカッコいいじゃあないですか。

さて、「東京スカイツリー」もいい名前ですね。
昨今の世の中の情勢も踏まえ、これも公募とのこと。

「東京EDOタワー」との大激戦だったようですね。個人的にはやっぱり「スカイツリー」が好み。
いつまでも「江戸」に拘るより、未来が感じられて良いと思います。
(まあ、弊社も「江戸」を使ったりするのですが、歴史じゃあ食べてはいけない、という反省も込めて、です。)

デザインが決まり、名前が決まれば、、、後は盛り上げていくだけ。
そこで、記念デザイン缶の登場です。
墨田区という場所柄でしょうか、アサヒビールさんです。中身はスーパードライ。


予約受注の限定販売です!!


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ところで、こうした記念缶、(観光地と)大イベント(と野球の応援?)には不可欠なんですが、今年のわが国の大イベントといえば洞爺湖サミット。
こちらもご当地メーカー、サッポロさんが出されています。
こちらは北海道限定の「サッポロクラシック」の缶。

中身は同じとは言え、何となく楽しくなるのがデザイン缶。
こういうのが機能だけでない、お酒の側面なのでしょうね。

そう言えば、サミットの後の大イベントはオリンピック。
こちらは、、、、度忘れかもしれませんが、関連ビール缶、覚えていません。

確か、、、、、コーラはあったような、、、、、
ボトルの形はなんとエンボス加工。氷結以来とも言うべき、日本の技術の賜物ですね


ビールのオリンピック缶、あったのか無かったのか、ちゃんと思い出すようにしますね。


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季節の梅酒、梅酒の季節(その1)

2008-06-10 12:53:35 | 附属酒類経済研究所
最近、倉庫でよく見るもの。。。。。


そう、梅酒を漬け込むホワイトリカーです。
最近では「ホワイトリカーじゃあ駄目!!」と本格焼酎や味醂、あるいはウイスキーとか日本酒で漬け込む人・主義主張も耳にしますが、やはり最もメジャーなのはホワイトリカー。

何で漬け込むか、私もいろいろ試してみましたが、本格焼酎では麦焼酎が、また、味醂も面白いと思います。
ちなみに、日本酒の場合、「梅酒用の日本酒」など、アルコール度数20゜以上のものを使わないと、酒税法にひっかかりますのでご注意。

最近では、焼酎や日本酒の蔵元さん自らが作る梅酒も良く見るようになりました。弊社でも、「母の日ネタ」「ヘルシーネタ」として、百貨店などで展開中。
写真は小正さんの本格焼酎仕込の梅酒

さて、「焼酎や日本酒の蔵元さん自らが作る」というのは、もちろん需要があるということ。どの位の市場規模なんでしょう。


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業界トップ、というより市販の梅酒の代名詞と言えるのがチョーヤ梅酒さん。

ウメッシュ!というソーダ系も評判です。
財務諸表を見ると、売上118億円、利益14億円。
(ちなみにこの会社、資本金2,800万円。従業員120人。。借金もほとんど無し、、、なかなかの会社です。)
商品のほとんどが梅酒のようですから、これはマーケットの下限。

一方、2007年の共同通信配信の記事では、アサヒの推定では市場規模は2006年に400億円を超える規模に成長、とあります。

まあ、期待も込めての推定とすれば、この辺りが上限。
と、いうことで300億~400億円といったところでしょうか。
これって、「特保」で名を馳せた「ヘルシア」と同じくらい(確か、初年度で300億と聞きました)です。
大きいのか、小さいのか、なんと評価していいものやら。。。。

個人的な見方としては、このくらいの規模(の小ささ)なら、全体としてはまだまだ増える余地があるし、また、このくらいの規模(の大きさ)なら、個々の蔵元さんから見れば、大平原で、食い合いになることはなく、チャレンジできる、というイメージでしょうか。

百花繚乱、も楽しいですね。

そういえば、梅で有名な大阪天満宮では、昨年くらいから「日本一の梅酒はどれ?」を決める梅酒イベント「天満天神梅酒大会」を開催しているようです。


第二回目となる今年は、全国から124銘柄の梅酒が出品、3月初旬に大阪天満宮を訪れる人の一般投票(人気投票)5,800票により選ばれるというものだそう。
今年の栄冠は???株式会社明利酒類の「百年梅酒」という商品が日本一に選ばれたようです。


寡聞にして知らず、です。残念。
ウチで扱えるのかなぁ、、、聞いてみようっと!

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千代田区歴史街道の角打ち・杉山さん

2008-06-09 12:06:14 | お得意先のご紹介(月例?)
週末の朝、ちょっと足を伸ばして北の丸公園にお散歩。


ここは公園中央の芝生広場、休日早朝は犬が集い、ドッグランの様相を見せているそうですが、その直後の時間帯なのでしょうか、だーれもいません。


武道館の前では、テントの設営などなど、皆さん、忙しそうに働いています。
今日は何かあるのかな?と正面を見ると、、、、

「DEEN 15th Anniversary Live in 武道館 ~15年分のありがとう~ 」

DEENさん、名前は知っているし、すごく有名なバンドだということも知っています。たぶん、曲も聴けば分かると思うのですが、街で会っても絶対に分からないと思います。
(最近、そういうのが多い、、、、)

何はともあれ、武道館ライブ、おめでとうございます。

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さて、帰り道。
九段下から飯田橋へは千代田区のものでしょうか、歴史標柱というのが、あちらこちらに立っています。


九段下の駅近く、東京女子医大発祥の地にはじまり、

甲武鉄道飯田町駅

徽章業発祥の地と続きます。
(今の若い人に徽章なんて言ってもわかんないだろうなぁ)


こちらは、、、、新撰組とは一文字違いのお友達、新徴組屯所跡です。

そして、日本赤十字社跡

と続きます。この間わずか300mくらい
(他にも「北辰社牧場跡地」などなど、色々あります)
近隣の他のエリアに比べその数が多いのは、地域の方がまめなのか、本当に多いのか、、、、。

この歴史街道?の並びにあるのが、、、、、

お得意先の杉山商店さんです。


一見、普通の酒屋さん(確かに普通の酒屋さんです)ですが、そこは歴史街道の酒屋さん。「角打ち」もやっているんです。

(ボケているのは、緊張して写真を撮ったから、、)

角打ち?、、「かくうち」と読みます。
意味は、酒屋さんで飲ませること(あるいはそのお店)。
広辞苑には出ていませんが、福岡とか(東京とか?)では案外ポピュラーな言葉で、立ち飲み屋さん巡りの文章とかにもよく出てくるようです。

さて、杉山さんの角打ちは、お店の奥、左側にしつらえたカウンター。

夕方、店先に「酒処 一寸いっぱい」という赤提灯が下げられたら、角打ちのはじまり、はじまり。

一寸いっぱい、如何ですか?


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日曜日はお休みです

2008-06-08 12:29:38 | その他
今日は日曜日。
別館もお休みです。

で、昨日の戦利品などでお茶を濁してみました。。。


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新メニュー!誕生か?

2008-06-07 12:35:08 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
帰り道、様子を見にインテリジェントロビー・ルコに。


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支配人のHさんとお客様の入りなどを聞いた帰り際、渡されたのは、怪しげなアルミホイル。


ホイルを剥いでみると、、、、、、、


白い物体が出てきました。
チーズのようですが、甘酸っぱい香りが、、、、、潔癖症の人だとそのまま流しに捨ててしまうそうな感じ、、、、、、、。
聞いてみると、クリームチーズをガーゼで包み、合わせ味噌に3日間漬け込んだ「味噌漬けチーズ」とのこと。

チーズはチーズなので、クラッカーを添えて、香りが強いので黒ビールと共にお味見です。


チーズと知って頂いているのですが、「これチーズ?」という第一印象。
味噌の甘さがチーズのクリーミーさが渾然一体となって、キャラメルのような風味になっています。
また、結構しょっぱく、クラッカーにべったり塗って、というものでもないです。


普通のビールよりも強いので、黒ビールで、と思ったのですが、もっと強いものが合いそうということで、赤ワイン(新世界のメルロー)と古酒(菊水のふなくち古酒)を出してみました。


赤ワインだと、ちょっと塩辛さが邪魔をしますね。
古酒だと、、、この古酒は原酒の甘みと古酒らしい酸味と複雑なアミノ酸の風味で紹興酒を思わせるものがあるのですが、このチーズとよく合います。

もっとアルコールの高いお酒でも、、、グラッパ?泡盛?、、で思い出したのが、沖縄の「豆腐よう」。


考えてみれば、「豆腐よう」も、島豆腐を米麹、紅麹などで発酵・熟成させた発酵食品。ある意味で親戚。似ているのも道理です。

「豆腐よう」は箸や楊枝で少量そいでちょびっとずつ舐めながら泡盛と合わせるのが最高!ですし、ビールや焼酎ともよく合います。

このチーズもそれに優るとも劣らない珍味!!
支配人のHさんによると、味噌ではなく酒粕に漬けたものも作成中とのこと。

新メニューの誕生!でしょうか。待ち遠しいなぁ。


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キターッ!! 田村正和「麦とホップ」

2008-06-06 14:46:52 | 新製品のご紹介(評判・評価)
一昨日の6月4日、サッポロビールさんの新ジャンル「麦とホップ」新発売一昨日の6月4日、サッポロビールさんの新ジャンル「麦とホップ」新発売です。

既にこのブログでも4/11に試飲缶のインプレッションを書いたところ。


こちらは酒ブログランキング
息抜きに、どうぞ!

応援のクリックも↑↑↑↑↑


その抜粋・再掲混じりに、再度ご報告。

>新ジャンルも、「安い」から、「健康」や「味のバリエーション」等の付加価値を求める段階になってきました。
>この商品は、「ビールの味」を追求したもの。

サッポロビール「麦とホップ」350ml缶、500ml缶

>その名の通り、原材料は大麦とホップだけ。
「それならビールじゃん」と言いたいところですが、そこは一工夫。
>大麦、麦芽、ホップで醸造された発泡酒に、大麦由来のスピリッツを混和。
>いわば、アルコール分のあるホッピーを、麦焼酎で割った、ようなものでしょうか。

発売に際しては、缶も金色に、ビール感、熟成感をアピール。そして、CM・広告も、田村正和さんを起用。


「私にはビールです」と、缶と同じくビール感をアピール。ちょっと卑屈なのでは、と心配するほどですが、田村正和さんが言うと、なるほど、と納得です。



こちらは酒ブログランキング
ウチの今日の順位は?

応援のクリック↑↑↑↑↑




さて、実際の味わいは、試飲当時は、
>と言っても馬鹿にしたものではありません
>試飲(ちなみに、最近の試飲缶は試飲缶デザインです。売っちゃう人がいるからとかいう噂も)してみると、なかなかのもの。


発泡酒や新ジャンルにありがちな、ビールとは違う「違和感のある香り」がありません。
>これ、案外難しいものです。
>常温で味わうと、少しアルコールを感じるのですが、冷蔵庫でキリッと冷やすと、きちんとコク・キレを感じます。(ちなみにベースとなる発泡酒は従来のものより長期熟成されているとのこと)

へそ曲がりの自分としても、いい評価していますね。
ただ、あのCMを見ると、「ビールとの違いを探してやろう」とさらに天邪鬼に比べてしまいます。

で、棚の場所の偵察に行った近所のスーパーで購入、飲んでみると。。。

いや、色眼鏡で見ても、麦とホップの苦味と香り、本当にビールと区別が付きません缶のデザインのせいか、試飲缶の時より、その感が強い

でも、さらに色眼鏡で見ると、違うところも。
(例えば私の大好きなエーデルピルスに比べ)苦味と香りの後の爽快感・クリア感が、いま一つのようです。
感覚で言うと、透明でなく、濁ったホッピーのよう。
「神の雫」的な表現で言うと「地平線の向こうまで広がる麦畑に佇む白いドレスに身を包んだ小柄な細身の女性。吹き抜ける風に金色の髪がたなびき、、、、、そして振り返ると、、、、、、、!?!?!?」という感じでしょうか。。。。
(全然違いますが、ベルギービールも、濁っていて、飲んだ後の爽快感は少ないですね)

しかし、これはいいです。

>こちらは6月からの発売。新ジャンルの台風の目になる予感。

田村正和効果も相まって、どこまで行くか、楽しみです。


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漱石、ジャムを舐める

2008-06-05 11:06:50 | 酒の本棚(書評?)
今日は長文注意!!

タイトルにつられて、買ってしまった本。

河内一郎(2008):漱石、ジャムを舐める,新潮文庫、381p.



2006年に創元社(弊社徒歩2分の東京創元社ではなく、ただの創元社、です。ちなみにここの東京支社は神楽坂4丁目、弊社徒歩6分くらい、です)から出版された本が、早くも文庫化です。

自費出版みたいな内容なので、もしかしたら、創元社からの出版は自費出版で、それに目を留めた新潮社(ここも弊社徒歩12分の牛込矢来町ですね)が文庫化したのかな?

あとがきを読むと、著者は食品会社に38年間勤務した後に退職、高校時代からの漱石研究に本格的に取り組んだそうです。
切り口としては、サラリーマン生活で土地勘のある「食」を選び、漱石の小説をはじめ残された文章等に登場する「食」の各場面を呼び水に、当時の食文化関連のトピックスを整理しています

構成は、これが第一部。そして第二部は食文化年表、第三部は物価表となっており、その意味では漱石研究というより、漱石を切り口にした明治期の食のトピックス集的な本です。
漱石マニアが期待して買うと、ちょっと肩透かしかも。

さて、そんな中、お酒関連のネタです。

漱石は下戸である、というのはいろいろな本で出てきますが、この本によると、漱石の熊本の五高時代の間借り人(同僚の教師)の述懐として、「毎晩日本酒で晩酌したものの、その量はお猪口一杯のみ」というのが出てきます。
確かに付き合わされるほうはたまったもんじゃあありませんね。

また、「猫」に登場する苦沙弥先生が、三杯の正宗は胃弱に効くと語る場面が何度か出てくるとしています。
先ほどのお猪口一杯の晩酌といい、漱石にとっては日本酒は「がっつり」楽しむものではなかったようですね。



ビールについては「ビールはないけど恵比寿ならあります」という会話を紹介し、後は当時のビールの歴史を紹介するに留まっています。
????です。あの「猫」のラスト、ビールに酔っ払って水がめに落ちるまでの心の動きは何とも悲しく、しかしユーモアたっぷりの、漱石らしい文章ですし、「三四郎」にも、大学の懇親会の場面で
「此の會合は麦酒に始まつて珈琲に終わつている。全く普通の會合である。然し此の麦酒を飲んで珈琲を飲んだ四十人近くの人間は普通の人間ではない。しかも其の麦酒を飲み始めてから珈琲を飲み終る迄の間に既に自己の運命の膨張を自覚し得た」
という、味わい深い語りがあるのに、これらを見落としたのか、あるいは軽んじたのでしょうか、まったく記載がありません。
「漱石研究」というなら、この辺りから展開してほしいもの!!!!

今日は長いです。。。。。
閑話休題。酒ブログランキングで一服お酒の情報満載です。ところで神楽坂涵清閣のランキングは?


さて、その他では、「飲食店」というところで「それから」の代助が神田のビヤホールに行ったという記述から当時のビヤホールの状況が、また、「酒場(バー)」というところで数行の引用がありました。これも単なる抜書きと、当時の状況で、ふーん、という感じ。

この辺りも、自費出版的な香りが漂います。タイトルはプロっぽいのになぁ。

ちょっと興味深かったのは、最後にある漱石の家計簿。
4ヶ月分のみで、また、解釈も何も付いていないのですが、あれやこれや面白い。

月に376円~762円(これは年の瀬十二月)の出費のうち、他の出費は月により幅があるのに、三河屋にはほぼ一定の金額(4.255円、4.315円、4.575円、3.695円)を支払っていることや、これは牛乳屋への支払いの6割程度、魚屋への支払いの3割程度、など、当時の物価と併せ考えると、漱石の好みや立場などもあぶりだせそうです。

こういうのを期待していたんだけどなぁ。。。。

最後に、この本では無視された「猫」の最後です。青空文庫からの引用。
(写真は国会図書館のデジタルライブラリ)




諸先生の説に従えば人間の運命は自殺に帰するそうだ。油断をすると猫もそんな窮屈な世に生れなくてはならなくなる。恐るべき事だ。何だか気がくさくさして来た。三平君のビールでも飲んでちと景気をつけてやろう。
(中略)
人間は何の酔興(すいきょう)でこんな腐ったものを飲むのかわからないが、猫にはとても飲み切れない。どうしても猫とビールは性(しょう)が合わない。これは大変だと一度は出した舌を引込(ひっこ)めて見たが、また考え直した。人間は口癖のように良薬口に苦(にが)しと言って風邪(かぜ)などをひくと、顔をしかめて変なものを飲む。飲むから癒(なお)るのか、癒るのに飲むのか、今まで疑問であったがちょうどいい幸(さいわい)だ。この問題をビールで解決してやろう。
(中略)
吾輩は我慢に我慢を重ねて、ようやく一杯のビールを飲み干した時、妙な現象が起った。始めは舌がぴりぴりして、口中が外部から圧迫されるように苦しかったのが、飲むに従ってようやく楽(らく)になって、一杯目を片付ける時分には別段骨も折れなくなった。もう大丈夫と二杯目は難なくやっつけた。ついでに盆の上にこぼれたのも拭(ぬぐ)うがごとく腹内(ふくない)に収めた。

(中略)、、、そして、水がめに落ちてしまいます。

ただ楽である。否(いな)楽そのものすらも感じ得ない。日月(じつげつ)を切り落し、天地を粉韲(ふんせい)して不可思議の太平に入る。吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。太平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい。



最後までお疲れ様でした!!
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宇宙ソロバンと渓流20年大古酒

2008-06-04 11:29:33 | その他
6月1日(日)朝に打ち上げられた、スペースシャトル「ディスカバリー号」
ミッションである「きぼう」日本実験棟関連も順調に進行しているようですね。

そんな中、こんなものも一緒に宇宙に飛んでいるようです。


今回の宇宙飛行士星出彰彦さんの出身大学の慶應大学からのスペースシャトル公式飛行記念品、アルミ製の「宇宙ソロバン」です。

無重力状態でそろばんが使えるのか、とか、世界に中継されると(インド九九のように)世界中で大ブームがおきたらどうしよう、とか、考え出すと、夜も眠れなくなりそうです。

さて、宇宙ソロバンに触発された訳ではありませんが、一風変わったソロバンがあると聞いて、お訪ねしてきました。

コレ、です。


その名もお百度ソロバン。お百度参りの回数をきちんと数えるためのもののようです。
二段の玉の列が4箇所あります。ということは、それぞれの箇所で玉十個で繰り上がり、100まで数えるのかな?
つまり、一度に四人まで数えられるということですね。

ところで、ソロバンがあるのは、このお寺です(これは山門ですけど)、、、、


聖火リレーで物議をかもした、牛に引かれて、の長野・善光寺です。

さて、ソロバン探訪を果たした後は、参道をそぞろ歩き、、、、、、、、


もちろん、お目当ては酒屋さん。参道近辺にも何軒かありました。
ある店の店先には、雲山、横笛、水尾、若緑、等々の地元の蔵元さんの樽が。



そして、参道に面したおみやげ物店の並びの酒屋さんに入りました。


この酒屋さんのイチ押しは須坂の「渓流」という銘柄。
その中でも是非、と奨められたのが、袋吊りの原酒と、20年物古酒でしたが、悩んだ末、古酒の方を買ってきました。


20年ということは、昭和の世の酒。きれいな琥珀色になっています。

お味見は、、、昨夕は社員も早仕舞いだったので、また今度。
お楽しみに。

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「おせん」さんの神楽坂「兵庫横丁」ってご存知ですか?(幸本さん)

2008-06-03 06:32:24 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
今朝段階でのカテゴリ別の記事数です。

 酒の催事等ご案内(自社物件)(52)
 酒の紹介(52)
 酒の本棚(27)
 酒の情報(酒エトセトラ)(52)
 お得意先のご紹介(月例?)(6)
 附属酒類経済研究所(20)
 酒の道具(7)
 フリーペーパーの切抜き(3)
 その他(31)

「催事」「酒の紹介」「酒の情報」がともに52本。

カテゴリ別の数を気にして書くなんてことは全然無いのですが何となく、そうなってしまうのでしょうか。。。。。

では、バランスを取るために、少ないカテゴリを書こうかな?とも思ったのですが、気にしないで、昨夕の話題。

昨夕は、取引先の社長さんのご交代、ということで、神楽坂にお招きさせて頂きました。
「大事なお取引先」ということで、担当者が考えて席を設けてくれたのが、ここ。


神楽坂「幸本」さんです。

弊社徒歩3分、軽子坂を上っていった先の左に入る風情ある路地(ちなみに、この路地、「兵庫横丁」というらしいです)を入ったところにあります。



「ホン書き旅館」として有名な「和可菜」さんのお向かい。
戦後間も無く創業された、落ち着いた料亭です。

お願いしたお部屋はこんな部屋。巨大な帆船を掘り込んだ翡翠のような石のオブジェが存在感を示しています。
(お聞きすると、翡翠ではなく、別の石だとのこと)


で、お料理は、、、、
残念ながら、接待する側だったので、ここから後は写真なんか取っている場合ではありません。
お品書きもどさくさで忘れてしまいました。
(ちなみに、お酒は、燗酒は東京の金婚さん、冷酒はいろいろありましたが、会津の国権を頂きました)。

全体として「会話も食事もうまく流れる」差配で、お取引先にもご満足頂けたのではないでしょうか。さすがプロの料亭。

そう言えば、この幸本さん、先日スタートした「おせん」というTVドラマの役作りに協力されたそうです。

ドラマは、老舗料亭を舞台にした同名の人気コミックをドラマ化したもの。
主人公は料亭の女将「おせん」さん。コミックでは結構飲んだくれていて、楽しそうなんですよね。


ドラマでは蒼井優さんが演じているとのこと。どんな「おせん」ちゃんになっているのでしょう。



ところで、幸本さんには「おせん」さん、、、、、いたような、いなかったような。。。。。


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父の日に稼げ、るのか                 (父の日の市場規模)

2008-06-02 12:32:56 | 附属酒類経済研究所
市場規模そのものはやはり母の日よりも小さいよう6月に入りました。

あいにくの曇り空で、クールビズ初日も出ばなを挫かれた感じです。
(どうでも良いですが、「出ばなを挫かれる」って出花?出鼻?)

「あいにくの曇り空」は酒屋さんにとってもあまりうれしい話ではありません。
そこで、期待したいのは、父の日。

デパートやスーパーのチラシにも、「父の日」の文字が躍っています。
母の日の場合、直前にゴールデンウィークがあるので、どうしても宣伝期間が短いようですが、父の日の場合、5月後半からいろいろと宣伝されていますね。

ただ、市場規模そのものはやはり母の日よりも小さいようです。

ちょっと古い資料(2005年、かな?)ですが、第一生命経済研究所のプレスリリースにこんなのがありました。

「GDP増加額」となっていますが、要は市場規模です。
(「GDP増加」とか「経済効果」とかの表現がありますが、ちょっと違う気がします。。。。。市場規模に直すべきでしょう

で、父の日の市場規模は1,825億円、母の日は2,377億円。

父の日は母の日の8割程度。
これを多いと見るか、少ないと見るか、ですが、内訳を見ると、プレゼント金額は概ね同じで、プレゼントをする割合が母の日が多いようですね。
(お父さんよりお母さんの方が好かれている、という見方もありますが、そもそも女性の方が人口が多い-特に高齢にいくに従って-という効果もあるのでしょうか。ちなみみに、高齢者に占める女性の割合は高く65歳以上では60%弱,85歳以上では70%だそうです)。


母の日>父の日ですが、酒屋としては、父の日のほうがアイテム的に展開しやすいです。
事実、このプレスリリースでも、プレゼントするもの、として、下のようになっています。


そうです、お酒です。

例えば、京王電鉄の沿線誌「あいぼりー」


めくっていくと、ありました!父の日ネタ。


ちゃんとお酒も入っています!!
ちょっと拡大してみると、、、、、


本格芋焼酎「唐仁原(とうじんばら)」と有田焼の焼酎グラスです。
両者合せて5,725円、、、さっき見た、平均金額くらいですね。

ちなみに、これ、弊社から納入したもの、、、、というわけで宣伝でした。。。

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