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牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

ウルトラソニック・ギネス

2008-05-16 14:16:18 | 酒の道具など
へい、ギネス。

弊社運営受託のインテリジェントロビー・ルコ
ちょっと薄暗い倉庫で、ギネス看板を発見!!


これは、グラスですね。


そして、、、、この段ボール箱は?


ギネスといえば、クリーミーな泡が大きな特徴。
これ、「大きな樽と注ぎ口があるわけではない」小規模バーや家庭でどのように再現するかが、一つのテーマでした。

その一つの解決策が、「缶の中のカプセル(これを「フローティング・ウィジェット(floating widget)」と呼びます)」です。


このフローティング・ウィジェット。以前、カプセルの中に窒素ガスが封入されている、と教えてもらったのですが、ちょっと調べてみるとそうではなく、このカプセルに工夫が施されていて、缶を開けると圧力変化で缶の中を泡立てながら動き回り、あの泡ができるそうです、、、、、嘘つき。。。。
(詳しくは、ギネス社のHPへ)

そして、もう一つの解決策が、段ボール箱の中の秘密兵器。スペシャル・サージャーです。


この上にグラスに注いだギネスを置き、スイッチを入れると超音波で振動し、あのクリーミーな泡が再現される、というもの。

いうなれば、超音波(ウルトラソニック)・ギネス、ですね。

ただし、普通の缶では駄目で、専用の缶が供給されています。
(あの、本当に大変なことになります)


生樽の場合、量的に鮮度が心配になりますが、これならそれを心配せずに「本当のドラフト・ギネス」をご提供できますね。

「フローティング・ウィジェット」の場合、開発費は500万ポンド(本日のレートだと10億2千万円!!)だったと言いますが、このサージャーの仕組みにはどの位かかったのでしょうか。いずれにせよ、伝統にあぐらをかくのではなく、常に新しいことに取り組むのはアングロサクソンの真面目さ、でしょうか。

当ロビーでのギネス定番化に向け、現在鋭意準備中です。
(今月中に限り、この「別館」を見たと言う方には最初の一杯はワンコイン=500円でOKです)

お楽しみに!!!

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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx



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