週の終わりの土曜日の夜。
疲れがたまるのか、気が緩んで食べ・飲み過ぎるのか、ちょっと胃がもたれ気味。
そんな状況に
「胸につかえるほど食べたり酔っぱらうほど飲んだりするのは、食べ方もの味方も心得ぬやからのすることである」
と喝を入れるのがこの方。
これはお菓子のサヴァラン
お菓子の名前の由来となったフランスのブリア・サヴァランさんです。
冒頭のお言葉は、そのサヴァランさんの「美味礼讃」の冒頭の一節。
「お酒礼讃」の、今日の酒ブログランキング
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ちなみに、この本は、原題はPhysiologie du gout(味覚の生理学)という固いタイトルなのですが、実際の表紙を見ると、その後に長々とサブタイトルが連なってて、結局何がいいたいのか分からなくなってきます。
Physiologie du gout ou Meditations de gastronomie transcendante ;
ouvrage theorique,historique et a l'ordre du jour,dedie aux gastronomes parisiens par un professeur,membre de plusieurs sosietes litteraires et savantes.
「味覚の生理学、或いは超越的美食学の瞑想ーー文学、科学の学会の会員である一教授によるパリの美食家に捧げられた理論と歴史と日常の問題を含む書」
日本語はこの本から
(岩波文庫の価格が星表示だった頃のもの。これは☆4つの400円)
帯書きの「うまい物を作り味わう楽しみを、いかにも生々と語っている」のように、グルメ親父のスカしたグルメ随筆という感じ。どこからでも読め、食べ過ぎの夜にパラパラめくるのにもちょうど良い本です。
ポチッ!
で、最後に良く引用される序文のアフォリズム20発を(岩波文庫)。
教授のアフォリスム
1.生命がなければ宇宙もない.そして生きとし生けるものはみな養いをとる。
2.禽獣はくらい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。
3.国民の盛衰はその食べ方いかんによる。
4.どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。
5.造物主は人間に生きるがために食べることを強いるかわり、それを勧めるのに食欲、それに報いるのに快楽を与える。
6.グルマンディーズ(美食愛)はわれわれの判断から生まれるので、判断があればこそわれわれは、特に味のよいものを、そういう性質を持たないものの中から選びとるのである。
7.食卓の快楽はどんな年齢、身分、生国の者にも毎日ある。他のいろいろな快楽に伴うことも出来るし、それらすべてがなくなっても最後まで残ってわれわれを慰めてくれる。
8.食卓こそは人がその初めから決して退屈しない唯一の場所である。
9.新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。
10.胸につかえるほど食べたり酔っぱらうほど飲んだりするのは、食べ方もの味方も心得ぬやからのすることである。
11.食べ物の順序は、最も実のあるものから最も軽いものへ。
12.飲み物の順序は、最も弱いものから最も強く香りの高いものへ。
13.酒をとりかえてはいけないというのは異端である。舌はじきに飽きる.三杯目からあとは最良の酒もそれほどに感じなくなる。
14.チーズのないデザートは片目の美女である。
15.料理人にはなれても、焼肉師のほうは生まれつきである。
16.料理人に必要欠くべからざる特質は時間の正確である。これはお客さまのほうも同じく持たねばならぬ特質である。
17.来ないお客を長いこと待つのは、すでにそろっているお客さま方に対し非礼である。
18.せっかくお客をしながら食事の用意に自ら少しも気を配らないのは、お客をする資格のない人である。
19.主婦は常にコーヒーの風味に責任を持たねばならず、主人は吟味にぬかりがあってはならない。
20.だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅうその幸福を引き受けるということである。
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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
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「胸につかえるほど食べたり酔っぱらうほど飲んだりするのは、食べ方もの味方も心得ぬやからのすることである」
と喝を入れるのがこの方。
これはお菓子のサヴァラン
お菓子の名前の由来となったフランスのブリア・サヴァランさんです。
冒頭のお言葉は、そのサヴァランさんの「美味礼讃」の冒頭の一節。
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ouvrage theorique,historique et a l'ordre du jour,dedie aux gastronomes parisiens par un professeur,membre de plusieurs sosietes litteraires et savantes.
「味覚の生理学、或いは超越的美食学の瞑想ーー文学、科学の学会の会員である一教授によるパリの美食家に捧げられた理論と歴史と日常の問題を含む書」
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(岩波文庫の価格が星表示だった頃のもの。これは☆4つの400円)
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教授のアフォリスム
1.生命がなければ宇宙もない.そして生きとし生けるものはみな養いをとる。
2.禽獣はくらい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。
3.国民の盛衰はその食べ方いかんによる。
4.どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。
5.造物主は人間に生きるがために食べることを強いるかわり、それを勧めるのに食欲、それに報いるのに快楽を与える。
6.グルマンディーズ(美食愛)はわれわれの判断から生まれるので、判断があればこそわれわれは、特に味のよいものを、そういう性質を持たないものの中から選びとるのである。
7.食卓の快楽はどんな年齢、身分、生国の者にも毎日ある。他のいろいろな快楽に伴うことも出来るし、それらすべてがなくなっても最後まで残ってわれわれを慰めてくれる。
8.食卓こそは人がその初めから決して退屈しない唯一の場所である。
9.新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。
10.胸につかえるほど食べたり酔っぱらうほど飲んだりするのは、食べ方もの味方も心得ぬやからのすることである。
11.食べ物の順序は、最も実のあるものから最も軽いものへ。
12.飲み物の順序は、最も弱いものから最も強く香りの高いものへ。
13.酒をとりかえてはいけないというのは異端である。舌はじきに飽きる.三杯目からあとは最良の酒もそれほどに感じなくなる。
14.チーズのないデザートは片目の美女である。
15.料理人にはなれても、焼肉師のほうは生まれつきである。
16.料理人に必要欠くべからざる特質は時間の正確である。これはお客さまのほうも同じく持たねばならぬ特質である。
17.来ないお客を長いこと待つのは、すでにそろっているお客さま方に対し非礼である。
18.せっかくお客をしながら食事の用意に自ら少しも気を配らないのは、お客をする資格のない人である。
19.主婦は常にコーヒーの風味に責任を持たねばならず、主人は吟味にぬかりがあってはならない。
20.だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅうその幸福を引き受けるということである。
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