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年末に結構買い込んだ本のうちの一つです。
こちら
上野誠(2014):万葉びとの宴((講談社現代新書)、講談社、256p.
著者は和歌の研究者で、万葉集などの和歌・古典を通じ、当時の宴席の様子を描写していくというもの。
以前、イタリアの古い資料をもとに当時の貴族の宴会を再現した新書もありましたが、その本が「メニュー」の再現に重点を置いていた(と思う)のに対し、この本は、宴席の位置づけとか、その段取りというか、しきたり的なことがメイン。
宴席をあらわす「うたげ」が「打ち上げ」から来ているとか、宴席の終わりは引き止めて引き止めて飲み直して飲み直して朝まで飲んで、主人が帰り道に言及したらやっと終われる、などを実際に宴で詠まれた和歌を題材に丁寧に綴っています。
この「丁寧に」というのが良くも悪くも本書の特徴で、2,3ページに1首くらいの感じで和歌とその現代語訳とその宴席的な解釈が続いており、和歌が苦手な人は「飽きて」しまうかもしれません。
(ただ、説明は丁寧なので、「古文が苦手な人」にも十分理解できます。自分もそうだけど)
また、最初に「プロローグ」、終わりに「エピローグ」があり、しかもエピローグでは各章(1~10章)を総括してくれているなど、まじめな方が書いたんだなぁ、という印象。
と、言いつつ、実はまだ四分の一くらい残っています(エピローグは先に見てしまった)。
折しも?週末はセンター入試。ウン十年前に戻って、最後まで和歌を読み通しましょう。
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