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攻めのお片付けの成果アリ!シャトー・グラン・ピュイ・デュカス1989

2019-12-23 13:05:26 | 酒のご紹介
                          

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週末、「片付けでもしようっと」と、空き缶とか空き瓶、新聞紙などをまとめていたら、家人に言われました。


「攻めのお片付けをしてみたら」



その心は、日々たまる不要物や、散らかったものの方付けではなく、使わないものとか、捨てる決断のつかないものを処分したりということで、要は「断捨離」ですね。


一瞬その気になって小一時間作業をし、(箱とか電線系ですけど)処分を進めていて、これもお片付けすることにしました。






ワインを飲むようになった20年くらい前に買ってしまい込んでいた、ワイン。

どちらもポイヤックの「シャトー・グラン・ピュイ・デュカス1989」と「シャトー・ムートン・バロン・フィリップ1986」です。

「グラン・ピュイ・デュカス」はムートンとかラフィットとかに隣接した地区なのですが、格付けは5級と低め。

また、「ムートン・バロン・フィリップ」はムートンと同じフィリップ男爵の所有で、こちらも格付けは5級。
(今は「シャトー・ダルマイヤック」という名前になっていますね)

おぼろげな記憶では「格付けワイン欲しいなぁ。でも高くて買えないし、せめてこのくらいなら残業代で買えるかも」と、大丸のワインフェアで3000円くらいで売っていたのを買い求めたもの。



「何か記念日にでも」と保管しておいて、なかなか飲めなかったものです。

このランクですから、30年経った現在は飲み頃ピークを過ぎていると思われますが、「攻めのお片付け」の一環というか、キックオフとして夜の食卓で開けてみました。


キャップシールをはがすと、カビカビ。



コルクも傷んでしましたが、原形をとどめている部分も。



恐る恐る味見してみると、、、、





いや、美味しい!
確かにピークを過ぎた感はありますが、しなやかで、果実味もしっかり残っています。
先週飲んだ某インポーターの「タンク熟成してあった2000年の飲み頃ボルドー」と味は似ていますが、より味わい深く、ボディが一本ちゃんと通っていて、格段の違いです。
さすが格付けワイン!



家人には何も話さず、ボトルも見せなかったのですが、一口飲んで「美味しい」と言っていました。
(よく考えると、この商売に入ってからはむしろ格付けワインは飲まなくなったので、本当に久々の格付けワインだっと思います。ゴメン)

今ではたとえ5級であっても格付けワインは5千円くらいするようになってしまったので、こんな楽しみもできなくなってしまったのが残念ですが、ワインってこういうのが面白い。

攻めのお方付け、成果アリ、ですよ。




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