牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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黄泉がえり、ではなく、「黄葉見SAKE2015」@靖国神社、です。

2015-11-25 11:29:47 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】





「伝統」への挑戦?





昨夕、一駅歩いて九段まで。





靖国神社でイチョウ並木のライトアップがはじまりました。





このライトアップに併せ、日本酒の飲み比べイベント「黄葉見SAKE2015」が開催され、昨日はその初日。


トイレでの爆発物騒動などでどうなるのかな、と思っていましたが、行ってみると物々しい警備でもなく、普通に始まっていました。

【ホームページから】

靖國神社参道のイチョウ並木が“黄金色”に色づくこの時期に、イチョウを鑑賞しながら、全国200蔵以上の酒蔵から提供される日本酒を飲み比べが楽しめます。都内では出会う機会の少ない、ご当地銘柄や人気銘柄など、個性豊かな全国の名酒を堪能できます。



「飲み比べ」のチケットは2,000円。
(利き猪口2個と、酒蔵リスト付き専用紙トレーがついています)


これで200蔵元からの250銘柄くらいのお酒から、5杯を選んで試飲できる、という仕組み。


お酒は恐らく蔵元さんからの協賛によるものなのでしょうか、本数も限られているのか、「獺祭(磨き二割三分でした)」などは自分が行った19:00になっていない時点で既に売り切れ。
他にも「売り切れ」が少なからずありました。


また、お酒のブース(テント)を「No.1~No.140」「No.141~」の2つに分け、それぞれの要望に応じて後ろにあるテーブルに置いてある瓶を持ってきて注ぐという仕組み上、どうしても行列ができてしまします。





このオペレーション、もう少し工夫しないと、金曜夜とか土曜とか人出が多くなると結構大変かも。


あと、5勺(90ml)とかならまだしも、おちょこ5杯で2,000円と言うのも微妙。
「値付け」自体もそうですし、量的にもイマイチ盛り上がらない。


事実、多くの方が、それとは別に出ていた東京蔵元のブースとかで90ml試飲(500円くらいだった)とか、瓶で購入し、その場で飲んでおられました。


HPをはじめ、設えには結構手間やコストをかけているようですが、中身にもっと留意した方が良いなぁ、と他人事ながら思いました。
(季節を考えると、「燗」も提供したい)


ちょっと辛口のコメントついでに、「黄葉見SAKE(こよみざけ)」というネーミングについても一言。


いわゆる「紅葉」に対し、イチョウなどが黄色くなるのを「黄葉」というのは判るのですが、「黄葉見」という単語はあるのでしょうか?
(知らなかったら無知を恥じます。ごめんなさい)


そして読みの「こよみ」です。「黄」の「コウ」を縮めたのかもしれませんが、訓では「き」ですから、ちょっと変。


しかも、「よみ」という読み方と「黄」という字を見ると、「黄泉(よみ)」というのを連想してしまいます。



その意味で、「伝統的日本語センス」からもちょっと違和感。


伝統という意味では保守的な色が強い靖国神社のイベントにしてはチャレンジングですね。


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