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「餅酒」の十徳、「百家説林」の十徳、合わせると徳はいくつ?

2015-01-11 08:39:00 | 附属酒類経済研究所
                           
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ネット時代。ニュースもネットの無料配信で事足れりという人もいる中、それでは読めない(たぶん)のが連載とかコラムとかの読み物。

そんな一つ、日経夕刊の「明日への話題」というコラムにこんなのがありました。

これ

タイトルは「餅と酒」。書いたのは狂言師の山本東次郎さんです。

古来から尊まれてきた「米」、それをついて固めた「餅」はさらに霊力が凝縮され、同様に米を発酵させた酒も霊力の結晶で、という文脈なのですが、そんな酒について、筆者の専門である狂言の「餅酒」という演目では十の徳があると称えられているとのことです。

ネットでググったら、すぐに出てきましたので、備忘のために記しておきましょう(番号は出てくる順につけました)。

(1)独居の友
(2)万人和合す
(3)位なくして貴人と交わる
(4)推参に便あり
(5)旅行に慈悲あり
(6)延命の効あり
(7)百薬の長
(8)愁いを払う
(9)労を助く
(10)寒気に衣となる

(4)はちょっとわかりにくいですが、お祝いやお見舞い、お土産などに持っていくと喜ばれる、ということですね。

ちなみに、多くのサイトでこの十徳(狂言「餅酒」によるもの)に加え江戸時代の随筆を集めた「百家説林」による十徳も併せて引用されていますので、それも。

(1)礼を正し
(2)労をいとい
(3)憂をわすれ
(4)鬱をひらき
(5)気をめぐらし
(6)病をさけ
(7)毒を解し
(8)人と親しみ
(9)縁を結い
(10)人寿を延ぶ

共通するものも多数ありますが、最初の「礼を正し」などは、ちょっと気合が入っていますね。

今日も「礼を正し」お酒を楽しむといたしましょう。


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