昨年の秋から古伊万里は全く入手出来ていなかったんですが、久々に入手しましたので掲載することにしました。
「染付牡丹文七寸皿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d3/5e051db567887f37e7239a096693b197.jpg)
寛文~延宝初期に見られる見込み部分を正方形に抜いたデザインのお皿で
見込みいっぱいにこの時代らしい絵付けで牡丹が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e0/98ff3faaac27400bf99747ffee3f0f9e.jpg)
左下に傷のようなものが見えますが、確認すると釉薬が掛かっており焼成時にできたもののようです
さて、この見込みに絵付けされた花ですが、古伊万里では手っ取り早く吉祥文である「牡丹文」とする場合が多いですが
良く見ると椿のようにも見えます。
この花が牡丹なのか椿なのかは、あまり意味のあることではなさそうですが
典型的な「藍九谷」であることは確かでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b9/b4b42b8481749a5ff0bd0ee0dcf0b4ee.jpg)
裏文様が描かれていないというのもこの時代の品らしい部分です
昔ならこの手の七寸皿はそこそこのお値段がしたんですが、貧乏コレクターが気軽に買える値段なのは嬉しいことではあります。