「旅猫リポート」・・・有川 浩 著

「阪急電車」や「県庁おもてなし課」ですっかりファンになった
有川　浩さんです。


ほほえましいお話やハッピーエンドのお話が多いように
感じていたのですが、

この「旅猫リポート」は、のほんとした旅のお話かと思って読み始めたら、
だんだん、雲行きがあやしくなり、
しだいに、涙ぽろぽろ。


その旅の最後は
ほんとに悲しくて、映画化されても絶対見ないぞ、って
思っちゃいました。




主人公の宮脇悟君と、愛猫のナナは
銀色のワゴンに乗って、旅をするのですが・・・



ナナはもと野良猫。
悟くんに「ナナ」と名付けられますが、実は雄猫です。
けっこう野性的で、狩猟本能もあります。


旅先で出会った、犬や猫とけんかをしたり、仲良くなったり・・・
猫語があるんだよ、という設定でして、
猫の気持ちや行動がとってもよく、理解できそうな感じ。


悟君もいい人すぎて、悲しさ倍増。



読み返したいけど、また泣くだろうな～