小欲知足という言葉を最近、小欄で何度か使っています。実は若い世代の世界的な潮流でもあるからです。最近の若者の草食傾向は困ったものだ、野心をもたない、野望という言葉はダサイそうだ。男はみんな髪結いの亭主を目指している。などなどの居酒屋談義が年寄り達の間でとびかいます。
しかし経済成長率を使命に働き続けて、より利益率の高い経済活動を目指すグローバリー資本主義に懐疑的になっている人々が増えています。
年収１千万のビジネスマンでも、３ヶ月決算で成果を問われ、１年ごとに昇進や降格の緊張に見舞われる。そのストレスが現在の成功にさえ暗澹たる気分をもたらしている。そんな人が増えています。
サブプライムローンではじけたアメリカの住宅業界において、最近、タイニーハウスで躍進している企業があります。今号ではそこから読み取る「小欲知足」を述べてみます。
アメリカ発のTiny Houseが注目を浴びつつある理由とは！？
タイニーハウスとは↓
近年アメリカを中心に低予算で小さな家を建てて住む人達が急増してるそうです。
一昔前まではアメリカでも沢山働いて、将来はプール付きの大きな家を建てて住むのがステータスという時代もあったそうですが、最近は色々と事情が変わって来てるようです。
まず、収入の５０パーセントがローン支払という人々が多くいるという現実です。
日本でも労働意欲のない若者達が増加してると言われてますが、これはアメリカなどでも同じで、お金を沢山稼ぐよりも自由気ままに生きたいという人達が増加してるんだとか。
さらにタイニーハウスは資材やスペースも最小限で済むことから、エコの観点から見ても非常に優れていてその注目は年々高まってるみたいです。
ちなみにアメリカで流行ってるタイニーハウスとは。
自分でDIYすれば安い物なら数十万円で建つそうです。
トレーラーハウスベースの物なら気軽に移動や引越しが出来るのも人気の理由。自然のなかで生活ができるスペースがあれば、音楽、芸術を楽しめて安息の日々が暮らせる。
こうした傾向と、日々、いかに儲けるかをビッグデータを分析して的確な戦略を練り、最適な施策を駆使し続ける。
どちらがいいでしょうか。
相反転方式小水力発電機による地産地消プロジェクトは小欲知足の営みが好きです。