ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

暑いけど あったかい日

2010年08月07日 20時41分03秒 | 日記
出かけるときは、しっかり施錠。

  
 つけた方がいいと職場の人から言われ、南京錠もつけました。




ソンテウに乗って、新たなスーパーマーケットへ行ってみようと、支度して通りに出ました。
ソンテウは、日本のバスのように、時間通りに走っているわけではなく、
ぐるぐる同じルートを数台が回っているので、それがくるのを待って手を挙げて乗り込みます。
だから、通りに出てすぐにソンテウが現れるときもあれば、
待つときもあり、
この間は10分ほど待ちました。

今日は・・・・
待てども待てども、ソンテウがこない。
反対車線にはソンテウが走っていくのに、私が行く方向には来ない。
20分たち、30分たち・・・

あ・・・・暑い!!
暑いです!! 店の軒先で、一応日陰にはなっているのだけど、
恐ろしいタイの日差し。 東北部はさらに日差しが強いように感じます。
暑い~ッ!!!
ジリジリ照り刺す日差しと、目がチカチカするすごい紫外線の下
待つこと45分。
なんで? なんでこないの??
汗だらだらになりながら、なんだか疑わしくなって 近くのお店の人に尋ねてみました
「緑のソンテウは通りますか?もう45分待っているんですが。」
お店の人は苦笑しながら
「あるよ。がんばって待つしかないね。」
の返事。
「ええ?45分も待ってるの?」」という返事ではないので
ああ、これは、驚くべきほどのことじゃないんだ-、と感じ
まだ その場所で待つこと10分。
くらくらしてきたころに、恋い焦がれたソンテウが登場しました。
結局、炎天下に50分以上立って待ってました・・・  あつい
こんな日もあるんだー


時間通りにきちきちっと交通手段があった日本と比べると
とんでもない災難だけど、これがここでのみんなの暮らしです。
怒ることなく、のんびりと待って、たとえ買い物が1時間遅くなっても
気にしない、気にしない。


乗り込むと、一人だけ先客が乗っていました。
「この場所に行きたいんですが、このソンテウは行きますか?」
と尋ねたところから、この女性がとても親切にしてくれました。
「この場所に行くには乗り換えが必要だから、こっちの市場に行ったら?
 たくさんの物が売ってるのよ。 私も行くから一緒に行きましょう。」
「日本人なの?どこに住んでいるの? あら、近所なのね!
 タイ料理は食べられる?今度遊びにいらっしゃい、作ってあげるから。」
「私にも娘がいてね。ほら、この写真見て。」
と話が弾み、そのうち、アメ玉を一つくれました。

その時、頭をよぎったのが、JICA研修でさんざん言われた
「乗り物で、隣の人から食べものアメ玉、飲み物を絶対にもらわない。
 睡眠薬が入っていおそれがある。」
ああー でも、この人はとても親切そうなのにー
と思いつつも、やはりあとでそれが悲しい思い出になるのも嫌なので
いただいて、食べずにこっそりバックにしまいました。

「さあ、ここよ」と教えてもらい
ソンテウを降りたとき、私が大きなお金しかもっていなかったら
サッと、私のソンテウ代金を支払ってくれました。
そして、私が渡そうとするお金は受けとってくれません。

市場についても この女性がしばらく案内してくれ、
「また会いましょう、帰りはあの場所から緑の20番のソンテウに乗るのよ。
 今日は何時に帰るの? もし、何かあったら電話してちょうだい。」
と住所と電話番号まで教えてくれました。
がっちりを握手をして、にっこり笑った女性。
とてもいい人だったー

今日は、暑くて、あったかい日でした。