ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

コンケン 第9特別教育センター  

2010年08月03日 22時47分20秒 | 日記
仕事がおわって、さあ、そろそろ帰ろうかな・・・
と身支度して、「お先に失礼します。」と言うと、
「どうやって帰るの?」
「歩いて帰ります。明るいし、大丈夫です。」
「だめよ!危ないでしょ! スコールだって降るかもしれないし。
 だれか、さちえを送ってやってー!」
と、私を送る人さがしが始まります。
毎日です。
こういうのは、ごく普通のことのようで、特に親切にしているわけでもなく
当然のことのようです。
だけど、日本人の私には どうしても、悪いなあと思ってしまって、
何度も
「コップンカー」(=ありがとう)の連続です。






さて、私が仕事をしている場所はここです。

เริ่มทำงานที่ศูนย์การศึกษาพิเศษ เขตการศึกษา9 コンケン第9特別教育センター

   

18才までの障害のある児童・生徒達がいます。
タイの教育省が全県に設置している特別支援教育施設の一つで、
地域統括センターとして、タイ東北部の東地区8県をとりまとめています。

スタッフは67名。
うち57名が教師。全員が特別支援教育を履修しています。
理学療法士や作業療法士、看護士もいます。

このセンターに在籍する児童生徒は465名。
 盲 42名
 聾 16名
 知的障害 133名
 身体障害 103名
 自閉症  171名
ただし、この在籍数には、通所できずに自宅学習している生徒も含まれています。
それらの生徒は半数近くを占めるようです。

 
生徒は保護者と共に、毎日通所して、常に保護者が付き添っています。
保護者が毎日子どもと一緒に付き添う・・・。
驚きました。
このセンターに通う子達は、恵まれた環境にある子達です。

  



日本にいたときに要請された内容はこう書いてありました。
「センターでは1才から18才までの様々な障害のある児童生徒に対して
 支援を行うとともに、セミナーや研修会を行い、保護者、周辺の学校への
 啓蒙活動も併せて実施している。
 これまで、センターでは2代にわたって隊員(作業療法士)が活動した。
 現在、センターの利用者の半数が自閉症児となっており、自閉症児の数が急激に
 増加しているが、専門的立場から対応できる職員がいないため、今回、
 自閉症児への隊員ができる養護隊員の派遣を依頼してきている。
 センター長は最近、アメリカにて、自閉症の研修を受講。」

      
    タイ語での正式名称。



センターの入り口前の道路  のどかな田舎道
 

 ここが 受付玄関
  


まだ、どこに何があって どんなことをしていて
どんな子どもたちがいるのか、把握できていません。
センターはとても広いし、
書いてあるのはタイ語だし、 尋ねると教えてくれるけど
説明されるタイ語を理解するのがまだ 全然です。
じっくり観察しながら、この大規模なセンターでどういうことを
やっているのか、理解して、そこから自分が何をできるのか
探していきたいと思っています。