☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

子供の自立

2022-01-13 10:13:30 | 日常生活

両親の離婚や自分が結婚する時の辛い経験から学んだ事があります。
そして同時に、親を反面教師にしてきた事もあります。
それを理由付きで書いていこうと思いますが、なぜこんな事を書いたかというのは、この記事の後半に書く事にします。

 

その① 「自分の友達を作る」
すごく当然な事だと思います。
逆に、「自分の友達ではない友達」ってなんぞや?
──と思われると思いますが、それはズバリ「親戚や親の友達(近所で親しくしている人も含む)」です。
親の兄弟や親の友達は、あくまでも「親の兄弟であり、親の友達」です。
普段の生活で仲良く接して話していても、自分と親の間でケンカがあれば、その人達が味方に付くのは「親」です。
自分の気持ちはなかなか理解してくれませんし、「親」の気持ちを優先して説得してきます。
それも当然ですよね。
その人達も「親」と同じような年齢で、同じような立場なので「親」の気持ちがよく分かるから。
──とはいっても、自分の友達は自分と同じくらいしか生きていませんから、経験豊富な親世代を説得する手助けもできません。
でも、気持ちは分かってくれます。
そういう人がいるだけで救われることもあるんですよね。
そして、この「自分の友達」の存在が更に重要になってくる…というのは後半に書きます。

その② 「子育てをしてない人の“子供好き”は信用できない」
これは私の父親が原因。
父親は「子供好き」と言っていたらしいですが、「好きな子供」は「意思疎通ができるようになった小さな子供」であり、おむつ交換やミルク、離乳食、夜泣き…などなど、そういった時期の「赤ちゃん」は含まれない…と思われます。
そして「子供好き」と言うものの、父親は、子供である私が父親に気を遣うような態度を取り、遊んでもらったという記憶もあまりありません。
どこかに連れて行ってはもらえましたが、父親が相手にするのは父親の友達の子供だったりしましたから。
でもこの思いは、実際に子育てしてみてより実感しました。
赤ちゃんの時から率先して子育てに関わる人は、本当に子供が好きなんだなと思いますが、そうでない人は「面倒ごとは人に押し付け、いいとこどりをしているから“子供が好き”になる」だけなんだ、と。
子供が生まれる前から「子供好き」を公言していても、実際に子供が生まれたら相手に任せきり…と不満を漏らす話もよく聞きますしね。
だから、「子供好き」という人はそれを鵜吞みにするのではなく、色々と質問したり、普段の行動や態度を観察し見極める必要があると思います。

 

その③ 「働き始めたら、子供には一人暮らしをさせる」
これは、コビト本人にも言っています。
「働き始めたら、敷金・礼金・2ヶ月くらいの生活費が貯まったら家を出てもらう」と。
今のところ本人は「えぇ~…」と言っていますが、「普通に生活して、普通に反抗期が来て親がウザイと思うようになれば、普通に一人暮らしがしたくなるから」とも伝えてあります(笑)。
一人暮らしをして、光熱費の支払い手続き・生活費のやりくり・自炊など、どれだけお金がかかり大変なのかという事を知る必要があります。
それが分からないまま結婚したら、やってくれた相手への感謝も出てこない。
もちろん、家業を継ぐ…という事で一人暮らしができない人は別ですけどね…。
そしてまた、この一人暮らしは親離れをする事でも重要な事になってくると思います(後半にも書きます)が、子供が親離れする時には、親は寂しくても絶対に手を離さなければなりません。

 

その④ 結婚する前に同棲する。
これはもう、一緒に住んでみないと相手の事が分かりませんからねぇ。
普段は良いところしか見せないように努力するでしょうから、そうでないところを知るには大事な事だと思います。
同棲中に誰がどの家事をするのか、何に協力的で、何に協力してくれないのか、ごみの捨て方や服の脱ぎ方など、細かいところを知って、受け入れたり注意したりするのがいい期間だと思います。

 

その⑤ 相手に対して不満に思う事は、小さな事でも我慢せず言い方に気を付けて伝える。
これは主に結婚相手。
もちろん、言い方に気を付けるのはそれに限ったことではないですけどね。
でも夫婦の間で大事なのは、不満に思ったことが「妥協できる事」なのか「妥協できない事」なのかを判断する事だと思います。
妥協できることは10年、20年経っても大丈夫ですが、「今は好きだから大丈夫、我慢できる事」というのは絶対にいつか爆発するものだから。
洗濯物を干す側として、服の脱ぎ方ひとつ、トイレのスリッパの脱ぎかたひとつ、シャンプーなどの詰め替え、トイレットペーパーの替えなど、小さな事ですが、積み重なったら我慢できなくなるようなら最初から注意していった方が絶対に良い。
それが同棲中なら更に良いですよね。
嫌になったら簡単に別れられますし。
ただし、「言い方」は考えないといけません。
言い方ひとつで、良くも悪くもなりますからね。

 

その⑥ 結婚しても、年賀状は自分に関係する人にだけ書き、宛名も連名ではなく個人にする。
これは主に女性ですかね。
まぁ、最近は年賀状を書くの人も減ってきたので、将来的には関係なくなるかもしれませんが…。
今でも夫関係の年賀状を妻が用意している人はいると思います。
私もその一人ですが、写真屋さんで撮影した時にそこで年賀状を注文しているので裏は出来上がっています。
書くのは宛名書きと裏の一言コメントくらい。
でも、夫関係の年賀状は実家宛でも義兄弟宛でも宛名だけ書き、裏は書きません。
裏のコメントは旦那に任せています。とはいえ、旦那も面倒なので何も書かず出しているのですが、そんな事は知ったこっちゃありません(笑)
だって、離婚したり夫が先に亡くなったりしたら、一生懸命妻が書いていた夫関係の人たちからなんて、毎年年賀状なんて届きませんよ?
夫関係の人たちは、あくまでも夫の友達や知り合いなわけですからね。
わざわざ、もういない人の所へ年賀状を出す人なんていません。
離婚ならまだしも、亡くなった後だと寂しいうえに年賀状が少なくなるんですから、今までの私の努力って…とか思っちゃって、余計虚しくなりますもん。
だから、夫関係の人たちには夫が、妻関係の人たちには妻が書く方が無難だと思っています。

 

まぁ、今のところ私が思っているところはこんな感じなんですが…。
なぜ急にこんな事を書いたかというと…。

高校受験の時、苦手だった英語を教えたくれた近所のおじさんがいました。
おじさんには、奥さんと、私の3つか4つくらい年上の一人息子さんがいて、大学を卒業してからずっと3人で暮らしています。
その家族が、この5ヵ月間の間に全員亡くなってしまったんです。
最初は奥さん。その約1ヶ月後におじさんが亡くなり、一人息子さんは寂しさのあまり一時的に行方が分からなくなった事もありました。
私の親はその家族ともお付き合いがあり、よくその家にも行っていましたし、おじさんが癌で入院した事を機に、奥さんが私と実母を引き合わせてくれてから、野菜を送ってもらったり、年賀状を出したり、たまに顔を見に行ったり…という付き合いをしていたのですが。
奥さんが亡くなった時は、おじさんがいたからまだ良かった。でも寂しさが癒えないまま、おじさんも急に亡くなって、その後の息子さんがとても心配だったんですよね。
私は県外なので、市外ではあるものの、同じ県内に住んでいる実母に「気を付けてあげて」と伝えていました。
そんな矢先に行方が分からなくなり、それでも何とか警察の人が見つけてくれて事なきを得たのですが…。
私はずっと心配だったんです。
誰かしら声をかけてあげたり、家に行ったり、心療内科を勧めた方がいい…とも伝えていました。
独身だったのですが、優しすぎるくらい優しい人で猫が好きな人なので、猫を飼った方がいいんじゃないか、とも話していました。
それから数ヶ月、会社にも行って、「どう、大丈夫?」と声をかけても「大丈夫」と返していたその人が亡くなってしましました。
お正月を親戚と過ごし、成人式の式典で働いていたその翌々日に…。

ずっと一緒に過ごしてきた人が急にいなくなった時の寂しさ。
親がいた時はよく来ていた近所の人が来なくなる寂しさ。
家に帰って一人で食事をする寂しさ。
周りは気を遣って亡くなった人の事を話さず、普段通りの会話。
自分だけ孤独で、寂しさを分かってもらえない辛さ。

親の友達は、あくまでも親の友達。
親がいなくなったら、その子供の所へ今までのように行き来しません。
だから自分の友達が必要なんです。
その人に友達がいなかったわけではないと思いますが、普段から辛いときに辛いと言える人がいるのといないのとでは随分違います。
その人の友達も、子供たちの受験や成人式、或いは結婚などがある年齢ですから…気を遣ってわざわざ電話して…というのは言いにくかったのかもしれません。
でも「両親が亡くなった」と言えれば、そして言う機会があれば、友達は変わりばんこに電話するなり、ご飯を誘ったり…と声をかけてくれるはずです。
一度でも行方をくらますようなことがあったらなおの事、気にかけてくれたはずです。
だから、どんなに仲良く話していても、親の友達ではダメなんですよね…。

そして、子供は一人暮らしをして親と離れた方がいいというのは、まさに「いつも一緒にいた人がいなくなった時の寂しさ」が半端ないから。
離れて暮らしていると、亡くなった時に寂しいけれどある意味実感がわかないものだと思います。
どうしたって、普通に生きていれば年功序列で親が先に亡くなります。
生きている時の親孝行も大事ですけど、親が亡くなった時に生きていける心、支えてくれる人を自分で培っていく事も大事なんだと思います。
その為には家を出て色んな人と出会い、関係を作っていかないと…。
そういう思いもあって、子供には一人暮らしを勧めています。

それと今回の出来事で思うのは、やっぱり心療内科に連れていくべきだった…という事です。
勧めても本人は行こうとしないと思いますが、これは本人が決めるのではなく、周りが連れて行かないとダメなんですよね、きっと…。
様子がおかしかったら勧めるわ…と言っていた実母ですが、正直、そんな前兆は全くなかったとの事。
多分、そんなものだと思います。
大丈夫なように見えているのは、本人が大丈夫なように見せているだけなので、「様子がおかしくなってからより、今連れて行った方がいいんだけどなぁ…」と思っていたのは事実です。
でも県外に住んでいますし、私より年上で、男性で、「友達」という関係ではなかったので、そこまでは動けません…。
だから実母が気を付けてくれ声を掛けたり、作ったおかずをおすそ分けにしに行ったりしているのを聞いているしかなかったんですよね…。

なので、もし周りに同じように人がいたら、気を付けてあげてください。
四六時中一緒にいるわけにはいきませんが、友達同士で話し合い、毎日誰かが連絡を取り、数日先の約束を取り付けたり、引っ張ってでも心療内科に連れて行ったりしてあげてください。

そして親として、子供が親離れする時には潔く手を放し、子供に自分の手で自分の人脈を築いてけるようにしてあげてください。

 

個人的な事ではありますが、そのご家族のご冥福をお祈りいたします…。


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