正直、どうするか迷っていた観戦。
毎年、Jリーグ内定大学生のサイン会が行われることもあって、今年コンサに入団する、松本怜大選手(札幌ユース卒、東洋大)を激励に行こうかな、というところから見に行く事に。
札幌ユースOBの菅原康介選手(2年)の札幌大学は2回戦で早稲田に敗れ、(1-2と惜敗)、同じく札幌ユースOBの工藤光輝選手(3年)の阪南大学は準決勝で福岡大に敗れるという、札幌ユースサポーターの僕には非常に悔しい今年のインカレ。
では、早稲田はどれくらい強いのか? 福岡大はどれくらい強いのか? 確認しに行った。
平成24年度 第61回 全日本大学サッカー選手権大会 決勝 早稲田大学対福岡大学 国立競技場 2013年1月6日(日)14:00キックオフ 主審:井上知大 副審:聳城巧 大川直也 4審:宇田賢史 観客数:14,745人
【早稲田】GK1松澤 DF12奥山 3山地 2菅井 6三竿 MF7野村 5島田 28白井(58分8近藤貴) 11近藤洋 FW10富山(83分17秋岡) 9榎本(71分25片山) 控え:GK16阿部 DF26福田 MF15田中 20池西
【福岡大】GK16藤嶋 DF14岸田翔 4牟田 30大武 26弓崎 MF19田村 10稲森(57分18増田) 7田中 15平田(HT9山崎) FW8清武 20岸田和(73分6伊賀上) 控え:GK1大森 DF2椛島 17武内 FW22田口
1分30秒くらいか。早稲田右サイドから28白井が福大PA内に侵入。中央に預けたボールを戻して、白井が緩めのパスのようなシュート。これが決まって1-0と早稲田があっさり先制。
(7分の福大8清武のFK)一進一退の展開。ボールを保持するのは福大。守備からきっちり攻めるのは早稲田。
特に目に付くのは、福大の右サイド。早稲田が福大右SB14岸田翔を釣り出して、中央から4牟田をサイドに出させて、その周辺を狙う感じ。牟田のプレーが少し軽い印象なので、そこが狙いか。
逆に福大は20岸田和の前への圧力を活かしたい。
39分、早稲田5島田のクロスに福大4牟田がクリアミス。オウンゴールで早稲田が追加点。早稲田2-0福大。 (ボールは外に出てますが、決まった後だな)
しかし、福大42分に反撃。20岸田和のドリブル突破が早稲田のPA内でのファールを誘い、PK。これを20岸田和がふわりと浮かして決め、早稲田2-1福大と追いすがる。
前半を終えて守備的ながらリードする早稲田と回しながら追い付けない福大。
後半のアタマは福大ペース。
60分、8清武のFKは枠の上だが、惜しいもの。
(マイクをずらす、清武選手。ロングスローのためだ。)69分、福大26弓崎の左クロスから8清武のヘッドはGKの正面も鋭い。
72分の早稲田はゴール前のアイディアが面白いが、決めるには至らず。
75分、早稲田、左サイドから10富山が左足の浮き球ミドルシュートを放ち、豪快に決める。福大1-3早稲田とする。
(決めた10富山は下に着ていた、試合に出られない4畑尾のユニフォームで喜ぶ)結局試合はこのまま終わり、1-3で早稲田大学が勝利。勝利した早稲田が終了の笛で倒れこむくらいのハードな試合。 残念ながら余り伝わってこなかった気もしたが、受け取る側の僕の感性にも問題があるのかも知れない。
試合全体を通して、それほど早稲田がリードした、という感も無いし、2点差の付く内容でも無かったのではないだろうか。