0対0で終了。
ひと踏ん張りが無いと勝ちきれないが、その一つが足りない。
面白い試合を!
(タイガー軍団、前橋育英。今日は白いユニフォームだったが、応援の皆さんがセットしたダンマクには「虎」! )
2008年7月13日(日)11:00キックオフ 東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド 2008JFAプリンスリーグ関東 FC東京U-18対前橋育英高校
【東京】GK1井上 DF29平出 4畑尾 3藤原 2阿部 MF8山崎 14三田 41江口 7山浦(51分9山村) FW22重松(51分12須藤) 10岩渕(57?分20山口) 控え:GK30三浦 DF37松藤 MF6平野 17大貫 24梅内 26山崎
【前橋育英】GK12志村 DF6笛田 14米田 17藤崎(69分4佐藤祐) 3田中(38分警告2回で退場) MF8三浦(41分18木村) 7六平 13西澤(60分9森) 20中美 FW10佐藤穣 24皆川 控え:GK1石川 DF2大野 MF22小島 FW11山口 19清野 23粕川
大きな展開を使う東京とショートパスで崩す前橋育英、という構図。前半は前橋育英がペースを握る時間が多いか。特に8三浦の大柄ながら細かいドリブルは攻撃にアクセントを付ける有効なもの。簡単に倒れないのも魅力的なところ。
また前橋24皆川のゴール前での落ち着いたパスさばきも好感が持てた。ただ、チームとして残念だったのは3田中だろうか。30分に警告を貰っていたが、38分にピッチ中央で再び警告を受け退場に。気温は30度を超えるほどの厳しいコンディションだったが、ファールで相手を止めたと判断されてしまったのは残念。前橋は7六平と8三浦の2枚のボランチだったが、三浦に替わって入った18木村が左バックに入って六平の1ボランチで凌ごうとする。
(ファール直後のFK。)
前橋育英は10人になったが、逆にトップにロングボールを当てる戦略への転換が明確になった感があってまとまったか。前半ロスタイムに東京22重松の左サイドからのクロス気味のシュートが右ポストに当たって跳ね返るが、前橋育英GK12志村がすんでのところでキャッチ。
文字通りの熱戦は前半スコアレスで折り返す。
後半は東京が反撃。66分に8山崎(パブロ、と呼ばれていた? アイマール?)のクロスから中央やや左で12須藤が相手DFと競り合いながらシュートも決まらず。12須藤はトップチームの平山選手を小さくした感じのポストプレーヤー。プロフィールでは179cmとなっているが、競り合いのジャンプ力が優れている感じ。75分にも12須藤のヘッドで決定機を作るも、前橋育英14米田のクリアでゴールならず。
78分前橋育英のカウンター気味の攻めから20中美が決め、試合は10人の前橋育英が先制。これで試合は更に白熱してくる。東京は1人多いため、運動量を増して嵩にかかって攻めて点を取りに来る。
(20中美を祝福する前橋育英の選手たち。)
85分、東京が攻め込んでいる時間帯。一瞬4畑尾の肩を使ったプレーで、集中が切れたか。その後の東京のハイボール→競り合い。前橋育英のプレー(至極普通の競り合い→東京の選手が競り負けて吹っ飛ぶ、ぐらいの流れ。)で笛。 一瞬の間。主審がペナルティスポットを指す。
??
PK?
試合に差し水をするような笛。9山村が決めてスコアは同点になったが、これが試合の分水嶺だった気がする。
88分に再び東京がハイボールに味方を競らせて攻めてくる。数分前の残像。
今度は東京2阿部が競り勝って決めた。2-1と東京逆転に成功も・・・
試合は2-1で東京U-18が勝利したが、熱戦は85分でぶった切られた印象。
もちろん東京の健闘は色あせるものではないし、この勝利で関東プリンスリーグ優勝を掴んだことも称えたい。しかし、それ以上に前橋育英イレブンが熱いファイトで闘いきっていたことを賞賛したいと思う。
(試合終了後喜び合うFC東京U-18の選手たち。)