
躊躇なく、クーラーをつけなさいと、警告が出ていたような?
部屋に籠って、クーラー漬です。
午後、勇気を出してダンスサークルへ出かけました。かなりの勇気です(笑)
タンゴとルンバの2級のレッスン。身体を伸ばせとか、男性はバックウォークが下手だとか。
姿勢などのこまごまとして説明、参考になりました。
浅田次郎 著作 「地下鉄に乗って」 講談社文庫
なんだこの本は? と思いました。NHKの番組で”ファミリーヒストリー”という番組がありますが、自分の父母や祖先が如何に生きたかなんて知る事は、ある意味怖い!

東京オリンピックの30年後から始まります。という事は、1994年。
東京オリンピックがあった年に、父親に反発した長男・昭一が、地下鉄に飛び込んで死んでしまいます。この物語の主人公で次男の真次も、その後父親に反発し家を出てしまいます。両親は離婚、母は真次夫婦と共に住んでいます。
父親は、戦後の混乱期に成功した成金の実業家だったのですね。外に妾を作り家に寄りつかない父親は、息子たちの非難の的だった。
真次は赤坂見附駅から、1964年に兄が地下鉄に飛び込んだ新中野駅までタイムスリップしてしまいます。兄の自殺の理由は何だったのか。
そして終戦直後、出征、戦争へと次から次へとタイムスリップして、自分の父親の真実に突き当たってしまいます。
真次は、みち子という恋人と共に、タイムスリップしていきます。そして最後が如何にもまやかしです!
父親は、思ったほど悪い人ではなかった。どちらかと言えば善い人。母親の真実も知ってしまいます。
みち子は自分の妹で、みち子はその事実をなくすために消えてしまいます???
私は、東京には住んだ事がないので、東京の地下鉄は判りません。
タイムスリップの現場として、古い東京の地下鉄を懐古しています。
自分の父親が、何を考えて戦前戦後を生きてきたか? あまり知りたくありません
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