Runrun日記

最近読んでいる本ーレ・ミゼラブル1



「ああ無情」とかいって有名なのだけれど、あらすじもよく知らなかった。時代は、1815年からのフランス。1793年のフランス革命ののち、ナポレオンが失脚して王政復古した時代だった。

読みだしたら、大変な長編小説で、私にはとても読み切れそうもありません(トホホ) とりあえず、一冊目・・・。どうでも良いのではないかと思うような事も、グダグダ書いてあるので、端折って斜めに読みます。途中まで読んで、しまった、あれはどういうことだったかと思い直して後戻り。なるほど、ミュージカルにもなるはずだ! 感動場面が続きます!!
・・・でももう少し、短く、読みやすくして欲しい(泣き)


ユゴー 著作 西永良成 訳 「レ・ミゼラブル1」 ちくま文庫
第一部 ファンチーヌ

あらすじを追ってみると・・・


75歳だったディーニュの司教のピヤンヴニュ・ミリエル氏の話から始まります。ミリエル氏は、大変”正しい人”で、そこへ監獄での刑期を終えて釈放されてきた48歳のジャン・ヴァルジャンが訪れるます。
ジャン・ヴァルジャンは、1795年、姉の子供達に与えるパンを盗んで5年間の懲役となりました。四回の脱走未遂を繰り返し懲役が延ばされ、計19年間服役した人です。今なら、被害者との間で示談がすめばよし、それがならずとも執行猶予付きの刑で終わる軽犯罪じゃないのかい。19年間の収監で、ジャン・ヴァルジャンの心は病み、国を恨み社会を恨むようになってしまっていた。
ジャン・ヴァルジャンは、ミリエル氏に親切にされるが、ミリエル氏の銀皿と銀の燭台を盗み逃げ出します。すぐ捕まってしまいますが、ミリエル氏の慈悲の心で救われます。

次は1817年のパリ。哀れな娘ファンチーヌは男に弄ばれて子供を身ごもって、捨てられてしまいます。やむなく故郷モンフェルメイユに我が娘コゼットを連れて戻ろうとしますが、途中の旅籠で娘コゼットを預けてしまいます。旅籠の主人テナルディエ夫婦は金に困っていて、悪賢い夫婦。お金を取って預かります。そしてコゼットは、テナルディエ夫婦に虐められて、召使にされてしまいます。可哀想なコゼット! ファンチーヌは養育費を不当に巻き取られます。

モンフェルメイユには、1815年の暮れから居着いたマドレーヌという男が居て、黒ガラス装飾品の手工業で成功していました。マドレーヌ氏はモンフェルメイユの街に繁栄をもたらし、慈悲の人で、請われて市長となっていました。
ジャヴェールという警察官が現れます。ジャヴェールは、この慈悲深く人気のある市長マドレーヌ氏は、もと徒刑囚のジャン・ヴァルジャンではないかと疑います。

この小説を読んで行くと、世の中には虐げる人と、虐げられる人の二種類の人しかいなく、一旦虐げられる人の部類に入ってしまうと、もう、其処からは抜け出せられないのでは、と思ってしまいます!

モンフェルメイユに戻った、ファンチーヌはマドレーヌ氏の工場で働き収入を得、コゼットの為に仕送りが出来るようになりました。コゼットを預かっているテナルディエ夫婦は、貰ったお金はコゼットの為には使わず自分たちの物にしてしまいます。そしてコゼットが病気になってお金が要るとか偽って、多額の送金を要求するようになります。コゼットは、お金になるいい召使だったのです!

ファンチーヌは、子持ちだという事がばれて、工場を解雇されてしまいます。なんで? ファンチーヌはお金に困り、髪を売り、歯を売り、娼婦になって、病気になってしまいます。街でその姿をからかわれて喧嘩し、ジャヴェールに捕まります。そこに行き合わせたマドレーヌ氏がファンチーヌを助けますが・・。

ファンチーヌの事を知ったマドレーヌ氏は、コゼットを引き取ろうとしますが、テナルディエ夫婦は応じません。ジャヴェールは、マドレーヌ氏がジャン・ヴァルジャンだと、パリの警視総監に密告しますが、ジャン・ヴァルジャンは最近捕まっていて、もうすぐ刑が決まる所だと云われます。マドレーヌ氏はその報告を受けて・・!?

マドレーヌ氏は、ジャン・ヴァルジャンだったのです。マドレーヌ氏が名乗り出なければ、他の人がジャン・ヴァルジャンの罪を着せられてしまいます。名乗り出れば、コゼットを助ける事は出来ません。ファンチーヌの病は重くて、死にそうです・・・!

マドレーヌ氏の苦悶が長々と描かれています。髪の毛が一夜のうちに白くなってしまいます。舞台にすれば見どころだよね。
結局、捕まった男の裁判に出向き、私がジャン・ヴァルジャンだと名乗り出ます!!!

ここからのジャン・ヴァルジャンは毅然としていますね。さっさと裁判所を抜けだしファンチーヌの元に戻り最後の別れをします。ファンチーヌは死んでしまいます。ジャヴェールに逮捕されますが、牢破りをしてどこかへ行ってしまいます。

たしかに、長ったらしいのを我慢すれば、感動ものの小説ですね。
もう少し短く訳された物もあるらしい!!

この先、果たして私は読み切れるか!?

この本のお気に入り度:★★★★☆

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