Runrun日記

最近読んだ本ー神去なあなあ夜話

神去村の林業生活に入った、平野勇気の一年後の生活の話です。
なんで”神去(かむさり)”なんて変な名前なの? 神去村って何処?

三浦しをん 著作 「神去なあなあ夜話」 徳間文庫

三重県って、近いようでよく知らない所。
昔、大台ケ原から大杉谷を下った事があるけど、あのあたりかな? 全然違った。インターネットで検索したら、映画化されていたらしい。知らなかった。ロケ地は三重県津市美杉町。JR名松線の終点のさらに奥?

神去村の起源を、繁ばあちゃんが語ります。”昔々、このあたりは、大きな池やった。”
村の池の水を抜いてくれて、村を豊かにしてくれた蛇神様のお話やった。
お礼にと、蛇神様は村の娘と結婚します。子孫を残し幸せに過ごしますが、妻は年老いて死んでしまいます。蛇神様は、神様やから歳をとらないし死にもしない。悲しんだ蛇神様は、他の娘とまぐあいますが、妻ほど良い娘はいなかったのだ。それで神の故郷(高天原か?)へ去ってしまいます。それで、神去村って名前になったそうや。

な、なんと神話がでてきた!

山村での事故やら、神様に関わる話がいろいろ出てきました。山の生活では、どうしても神様に頼る事が多いのだろう。困った時の神頼み。困らなくても神頼み!

お稲荷様にお願いすると失せものが戻るって話は面白かった。大声を上げて、お稲荷様へお願いすると、それが村中に知れ渡って、盗ったひとの良心をくすぐり返してくれる?

この小説のお気に入り度:★★★★☆

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