のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

フェリシテ・パルマンティエ

2012-07-03 | アルバ(A)

フェリシテ・パルマンティエ(アルバ,ベルギー,1836年以前,Louis-Joseph-Ghislain Parmentier)
「フェリシテ」とは「幸せ」、「パルマンティエ」は作出者の名前

私の家のアルバ系のバラはこれです。
結構大株になりました。
この花は、蕾から満開までの表情がらりと変わります。
私はやはり開ききった時の表情が好きです。


まず蕾は明るい緑。



ポツン、ポツンと開いていって・・・





濃いピンク色の顔をのぞかせます。



開き始めは白と中心がピンクのバラです。
この時から既に美しいのですが、
さらに花は丸く広がって、最後は白っぽくなり、より一層優雅になります。



この時の表情が好きです~。
また、香りがとても強いバラで日中でも花弁に顔を近づけると幸せな香りがします。
去年はこのバラでローズウォーターを作りました。
昨日作ったガリガのシャルル・ド・ミルより香りは強いと思います。




ボタンアイもしっかり見えました。
開ききってもダラっとしないバラは最後まできれい。
グレイがかった葉ととともに、とても上品で優雅なオールドローズです。


百合ヶ原 アルバローズ

2012-07-03 | アルバ(A)

先日の百合ヶ原公園のバラの中からアルバ系のバラを集めてみました。

アルバ系とは・・・
ロサ・ダマスケナとロサ・カニナが自然交雑されて成立したといわれ
白花の雑種と言われるロサ・アルバ(R.×alba)をもとに育成された系統です

系統の基本色は白で淡いピンクの品種も多く、葉の色が美しい灰緑色(グレイグリーン)なのが特徴です。


初めはロサ・アルバ・セミ・プレナ(Rosa Alba semi-plena,1807,フランス)
ロサ・アルバ・マキシマの枝変わりとも考えられいます。
このバラに纏わる神話・伝説は多く、ヴィーナスとともに海の泡から生まれたとか、
神が作った最初の白バラとか、キリスト教の「純白のシンボル」とか言われてます。
また、イングランドのヨーク家の紋章もこのバラであるとされています。









アルバ・マキシマ(Alba Maxima)
ロサ・カニナとロサ・ガリカの交雑種とも、セミ・プレナの枝変わりとも言われています。





アルバ・ソーベオレンス, 百合ヶ原の名札名はスアボワーンと書かれています,(Suaveolens, 1750以前)
「芳香がある」という意味
樹形が素敵、枝垂れる花が素敵、グレーの葉が素敵です~









支柱などはなく自立しますが、このような仕立てはいいですよね~
広いところに一本欲しいです^^




マダムプテンティエ(1835)
マキシマやセミ・プレナのような高くなる樹形ではなく、比較的低いブッシュ型でした。






ここからは薄いピンク系のアルバです。

メイデンス・ブラッシュ(Maiden's Blush,1979)










グレート・メイデンス・ブラッシュ(Great Maiden's Blush)
メイデンス・ブラッシュとの違いは花がわずかに大きいこと、樹が多少小ぶりに育つことと言われています。










セレスティアル(Celestial,1848以前)
18世紀末から存在していたといわれています。花名は「天国」
薄いピンク色の花は、非常にさやしい雰囲気です。







コーニギン・フォン・ダーネマルク(Konigin von Danemark,James,Booth,1826)
別名クイーン・オブ・デンマーク(Queen of Denmark)

中心ほどピンクの色が濃いバラです。
アルバ?という雰囲気ですが、葉はやはりきれいですね~










ポンポン・ブラン・マルフェ(Pompom Blanc Parfait, 1876)
・・と、これは花の中ら蕾が^^めずらしいですね。
開花中の花には会えませんでした。次回に持ち越しです。




健康的なアルバ系のバラは素敵ですね^^