笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

改めて観た「ハウルの動く城」

2013年01月10日 15時34分41秒 | テレビ
この作品、初めて見たときは(神木隆之介くんの可愛いマルクル以外)「何がどのように面白いのか」が全く感じられなかった作品でした。「声がキムタクだよ」(ファンの皆様ごめんなさい)という食わず嫌いもあり、これまでのテレビ再放送もほとんどスルーしてきたわけです(ファンの皆様ごめんなさい)。

ところが4日の再放送。「お正月だし時間もあるし。まぁたまには観るか~」などと録画しておいたものをじっくり観て、今までの自分の考えの間違えに気づいたのです。

この作品は面白いかも! と(^_^;)

で(今更ながら)しっかり理解しよう、とググると…
「ハウルの動く城の謎についての分析と解釈」
なるサイトで、今までの腑に落ちない違和感が一気に溶けた気がしたのです。

一番目の違和感は「ソフィーは何者なんだ?」ということ。

ソフィーも「魔女」だったのです(^^)v
あ~。それですべてがしっくり理解できました。
かかしが人間に戻ったのも、カルシファーが死なずに流星に戻れたのも、ソフィーが魔女だったから。
サイトにも書いてありますが、確かに最初から「彼女も魔女なんです」では物語に共感できませんよね。。なるほどね~。

二番目の違和感は「ソフィーの顔がシーンによって変わるのはなぜか?」

これも、わかりました。
宮崎監督の言葉によると「人は気分次第で90歳にでも50歳にでも17歳にでもなる」のだとか。
確かに作品のソフィーは、自信を持って自分の気持ちをいうときは若々しい表情、自分には価値なんてないと感じているときは90歳の顔…と変化しています。(年寄りだから自信や価値がない、ということではありませんので、念のため)
この考え方ってとても共感できます。「前向きな言葉」って自分の気持ちと行動に若々しい力を与えてくれますよね。

そう考えてくると、たとえソフィーが魔女であろうとなかろうと、自分の居場所を作っていく勇気、好きな相手に尽くそうとする勇気、みんなと共生しようという勇気が、ひょっとしたらこの作品のテーマなのかも、と私にも感じられるようになってきたではありませんか!

それにしても宮崎監督。(原作があるとはいえ)あなたの描くラブストーリーは、なんとな~んと「難解」なことか(^_^;)結局3回も観てしまった。

ところで、複雑な「厚生年金」の勉強をしながらいつも私の頭に浮かんでいたのがこの「ハウルのお城」でした(笑)最後には破綻…なんてことにならないように願いたいところですが。頼むよカルシファー。
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