ビデオで、三上博史、伊藤 歩、Chara、渡部篤郎、江口洋介 出演、岩井俊二 監督作品の「スワロウテイル」を観ました。
●ストーリー
日本の“円"を稼ぐために異国からやって来て不法に住み着いた者達が暮らす街“円都・イェンタウン"。その街で娼婦として働いていた母・ユリコ(藤井かほり)を亡くした名も無き少女(伊藤 歩)は、知り合いをたらい回しにされ、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦・グリコ(Chara)の元にたどり着く。
グリコは中国から、2人の兄とやって来たのだが、次兄は交通事故で死亡し、長兄とは生き別れになって生死も分からない状態だった。
グリコは名前の無い少女にアゲハ(伊藤 歩)という名前を与え、仲間のフェイホン(三上博史)やラン(渡部篤郎)達が経営するなんでも屋“あおぞら"での職を見つけてやる。
ある夜、グリコの客の須藤(塩見三省)が偶然にも、隠れていたアゲハを見つけ出し、襲いかかるのだが、グリコが助けに入り、その隙にアゲハは隣室の元ボクサー・アーロウ(シーク・マハメッド・ベイ)に助けを求める。
須藤は助けに入ったアーロウに殴られた弾みで、運悪く窓から転落し、走って来たミキサー車にも轢かれ、内臓をぶちまけて死んでしまう。
その死体をグリコ達は“あおぞら"の仲間の手を借りて、墓地へ埋めに行くのだが、その時、須藤の裂けた腹の中から、「マイ・ウェイ」が録音されたカセットテープを発見する。
その頃、“円都・イェンタウン"の中国マフィアの若きリーダー・リャンキ(江口洋介)は、行方不明の須藤が持ち逃げした、偽一万円札の磁気データが入ったカセットテープの行方を手荒い部下達を使い必死に探していた。
カセットテープの事が気になったランは、殺し屋という裏の顔を利用し、その仲間のシェンメイ(山口智子)からリャンキ達の情報を手に入れると、パソコンでテープを解析し、偽一万円札の磁気データを見つけるのであった。
この偽札のデータを利用し、千円札で簡単な偽一万円札を作り、大金をつかんだフェイホン達は、グリコの歌手になる夢を叶えてやろうとライヴハウス“イェンタウンクラブ"をオープンさせるのだったが……。
●感想
本作は、1996年に作られた作品で、当時この映画にも出演していたCharaさんが、実際に「イェンタウンバンド」を組み「swallowtail-butterfly」という曲を大ヒットさせた記憶は、ハッキリと残っているのですが、なぜ私がこの作品を観なかったのかは思い出せず、今日に至ってしまいました。
以前から、気になっていた作品だし、今でも人気のある俳優さん達が、たくさん出演しているので、昔を懐かしみながら拝見させてもらいました。
日本語、中国語、英語が混ざり合って使われている“円都・イェンタウン"の持つ独特の世界観がとても気に入り、「岩井ワールド」を堪能致しました。
作品の映像全編を通して、ソフトフォーカスを掛け、不思議な空間を上手く作り出しているのが、とても印象的でした。
いや~、今更言うのもなんですけど、出演している俳優さん達はみんな若いですよね!本当に「10年ひと昔」とは良く言ったものだなぁ~と思いました。
三上博史さん、渡部篤郎さん、Charaさん、大塚寧々さんはあまり変わっていない様に思えたのですが、江口洋介さんがロン毛だったり、伊藤 歩さんがとても幼かったり、桃井かおりさんのお肌がつやつやしてたりと、現在との違いを見つけるのも楽しかったです。
ストーリーは、まずまずだったのですが、山口智子さんが、いきなりに出てきてバズーカをぶっ放したり、三上博史さんが警察に捕まって、すぐに死んでしまったり、伊藤 歩さんがアッという間に偽札を作り、大金を稼いだりと急展開の多いストーリーだなと思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
グリコ(Chara)とリャンキ(江口洋介)の兄妹の関係を生かしたストーリーに発展するのかと思いきや何の絡みも無かったのが少し残念に思いました。
中古車を棺桶にして、フェイホン(三上博史)を火葬しながら、みんなでアゲハ(伊藤 歩)の儲けたお金を火の中に投げ入れるシーンは、みんなが一から違う人生をやり直す決意をしたように見えて、とても印象的でした。
だから、この作品は岩井俊二作品が大好きな方とCharaさんのアカペラ曲を聞きたい方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、この作品にクラブの客として、浅野忠信さんが出演しているのに全く気が付かなかったり、助監督を行定 勲さんが務めているのを知ってビックリしてしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
日本の“円"を稼ぐために異国からやって来て不法に住み着いた者達が暮らす街“円都・イェンタウン"。その街で娼婦として働いていた母・ユリコ(藤井かほり)を亡くした名も無き少女(伊藤 歩)は、知り合いをたらい回しにされ、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦・グリコ(Chara)の元にたどり着く。
グリコは中国から、2人の兄とやって来たのだが、次兄は交通事故で死亡し、長兄とは生き別れになって生死も分からない状態だった。
グリコは名前の無い少女にアゲハ(伊藤 歩)という名前を与え、仲間のフェイホン(三上博史)やラン(渡部篤郎)達が経営するなんでも屋“あおぞら"での職を見つけてやる。
ある夜、グリコの客の須藤(塩見三省)が偶然にも、隠れていたアゲハを見つけ出し、襲いかかるのだが、グリコが助けに入り、その隙にアゲハは隣室の元ボクサー・アーロウ(シーク・マハメッド・ベイ)に助けを求める。
須藤は助けに入ったアーロウに殴られた弾みで、運悪く窓から転落し、走って来たミキサー車にも轢かれ、内臓をぶちまけて死んでしまう。
その死体をグリコ達は“あおぞら"の仲間の手を借りて、墓地へ埋めに行くのだが、その時、須藤の裂けた腹の中から、「マイ・ウェイ」が録音されたカセットテープを発見する。
その頃、“円都・イェンタウン"の中国マフィアの若きリーダー・リャンキ(江口洋介)は、行方不明の須藤が持ち逃げした、偽一万円札の磁気データが入ったカセットテープの行方を手荒い部下達を使い必死に探していた。
カセットテープの事が気になったランは、殺し屋という裏の顔を利用し、その仲間のシェンメイ(山口智子)からリャンキ達の情報を手に入れると、パソコンでテープを解析し、偽一万円札の磁気データを見つけるのであった。
この偽札のデータを利用し、千円札で簡単な偽一万円札を作り、大金をつかんだフェイホン達は、グリコの歌手になる夢を叶えてやろうとライヴハウス“イェンタウンクラブ"をオープンさせるのだったが……。
●感想
本作は、1996年に作られた作品で、当時この映画にも出演していたCharaさんが、実際に「イェンタウンバンド」を組み「swallowtail-butterfly」という曲を大ヒットさせた記憶は、ハッキリと残っているのですが、なぜ私がこの作品を観なかったのかは思い出せず、今日に至ってしまいました。
以前から、気になっていた作品だし、今でも人気のある俳優さん達が、たくさん出演しているので、昔を懐かしみながら拝見させてもらいました。
日本語、中国語、英語が混ざり合って使われている“円都・イェンタウン"の持つ独特の世界観がとても気に入り、「岩井ワールド」を堪能致しました。
作品の映像全編を通して、ソフトフォーカスを掛け、不思議な空間を上手く作り出しているのが、とても印象的でした。
いや~、今更言うのもなんですけど、出演している俳優さん達はみんな若いですよね!本当に「10年ひと昔」とは良く言ったものだなぁ~と思いました。
三上博史さん、渡部篤郎さん、Charaさん、大塚寧々さんはあまり変わっていない様に思えたのですが、江口洋介さんがロン毛だったり、伊藤 歩さんがとても幼かったり、桃井かおりさんのお肌がつやつやしてたりと、現在との違いを見つけるのも楽しかったです。
ストーリーは、まずまずだったのですが、山口智子さんが、いきなりに出てきてバズーカをぶっ放したり、三上博史さんが警察に捕まって、すぐに死んでしまったり、伊藤 歩さんがアッという間に偽札を作り、大金を稼いだりと急展開の多いストーリーだなと思いました。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
グリコ(Chara)とリャンキ(江口洋介)の兄妹の関係を生かしたストーリーに発展するのかと思いきや何の絡みも無かったのが少し残念に思いました。
中古車を棺桶にして、フェイホン(三上博史)を火葬しながら、みんなでアゲハ(伊藤 歩)の儲けたお金を火の中に投げ入れるシーンは、みんなが一から違う人生をやり直す決意をしたように見えて、とても印象的でした。
だから、この作品は岩井俊二作品が大好きな方とCharaさんのアカペラ曲を聞きたい方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、この作品にクラブの客として、浅野忠信さんが出演しているのに全く気が付かなかったり、助監督を行定 勲さんが務めているのを知ってビックリしてしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。