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DVDで、出演:真田広之/寺尾 聰/佐藤浩市/中井貴一/勝地 涼/岸部一徳/平泉 成/原田美枝子/原田芳雄/原作:福井晴敏/脚本:長谷川康夫/飯田健三郎/監督:阪本順治/作品『亡国のイージス』を観ました。
●ストーリー
イージス艦“いそかぜ”の先任伍長・仙石(真田広之)は、部下が非番の上陸中にケンカをしたとの知らせを受け、慌てて身柄を引き取りに現場に急行する。
現場に着くと5~6人の男が倒れており、最近乗艦してきた1等海士・如月(勝地 涼)が一人でやったという事だった。
並外れた如月の強さに驚きながらも、警察に留置される所を何とか土下座で免れた仙石は部下達を“いそかぜ”に連れて帰り、訓練終了までの甲板掃除の罰を与える。
その後、“いそかぜ”は航海訓練の監視役であるFTG・溝口3等海佐(中井貴一)ら14人を乗せ、東京湾沖に向けて出向する。
そんな折、訓練中の事故で2等海士・菊政(森岡 龍)が死亡してしまい、帰港を要求する仙石に対して、頑なにそれを拒否する副長・宮津(寺尾 聰)から、如月の正体が対日工作員・ヨンファであり、米軍から強奪した強力な細菌兵器“GUSOH(グソー)”を作ってテロを企てているという衝撃的な事実を知らされるのであった……。
●感想
映画の原作本は映像になるとイメージが大幅に変わってしまい、ガッカリする事が多かったので、映画化が決まった作品はなるべく事前に読まない様にしているのですが、福井晴敏さんの原作『亡国のイージス』は2年くらい前に私の周りで「凄く面白い!」と評判になり、幸か不幸か既に読んでしまっていました。
まぁ、原作と映画とは別モノなので比べたくないのですが、原作が素晴らしいだけに愚痴を言いたくなってしまう内容でした…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
まず、主人公の仙石伍長は、原作ではガッチリしたゴリラの様な無骨な男のイメージで描かれているのですが、それが真田広之さんというのは、ちょっとイメージが違い過ぎましたね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
それでも、真田広之さんは熱い演技を見せてくれたので、これは我慢出来るとしてヨンファ(中井貴一)の妹・ジョンヒ役がチェ・ミンソなんて一体どういう事なんでしょうか?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_kaze.gif)
ジョンヒは原作では細身でスラッとした氷の様に冷たい殺し屋で、兄のヨンファにしか心を許していない悲しい過去を持った女で、私のイメージとしてはスーパーモデルの「富永 愛」なんですけど、それが童顔のチェ・ミンソだなんて、監督は何を考えているのか?私にはさっぱり理解出来ません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
菊政2等海士(森岡 龍)が死亡した事故もジョンヒがライフルで遠距離から魚雷を回収するロープを打ち抜き、DAISの如月の殺害を狙ったもので、それを感じた如月が「菊政は俺の身代わりなんだ」と言ったんですよ。
でも、ここら辺が全く描かれず菊政が死んだ後に如月が「菊政は俺の身代わりなんだ」と言っても原作を読んでいない人には「何の事かなのか?」さっぱり分からないでしょうね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
残念ながら、この作品はそういう観客の理解度を無視して、我がままに描かれているシーンが本当に多いです!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ikari.gif)
如月の過去もヨンファとジョンヒの関係なども中途半端に描かれていて、「描くならシッカリ描く、描かないなら一切描かない!」ってストーリーの組み立て方もあったと思うんですけどねぇ~。
クライマックスもやたらと乗組員を殺しまくり、挙句の果てには“イージス”をボカンと沈めてしまうグダグダなオチには、呆れ果てて何も言いたくなくなりました…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
全てにおいてこんな調子ですから、原作を読んだ人からは「内容が薄い!」と言われ、原作を読んでない人には「意味不明な作品だ!」と罵られてしまうんでしょうね…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
これじゃ~、あまりにも原作者の福井晴敏さんが可哀想ですし、原作本の「亡国のイージス」までもが駄作だと思われかねないのが、私としては非常に悲しいです…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
●採点
私のこの作品に対する評価は30点です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
まぁ、これだけ原作を切ったり貼ったりするのが下手クソな脚本は、滅多に観れないでしょうね~。
それくらい、素人が作った様なヒドイ出来です…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_kaze.gif)
きっと、監督も脚本家も原作を読まないで、あらすじを基に脚本を作ったんでしょうね~。
ちゃんと原作を読んで脚本を作ったら、もっとマシな物が出来たと思うのですが…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
もし、原作を読んでこの程度の脚本しか書けないんだったらプロを辞めた方がいいですね!
ハッキリ言って才能が無いです!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ikari.gif)
この作品を観て改めて思ったのですが、原作を映画化する場合の脚本の依頼は、まず原作者にするべきですね!
原作者も忙しいですから全部は書けないかも知れませんが、最低でもアドバイスを受けるなり、他人が書いた物をチェックしてもらう事くらいは、良い映画を作ろうとするならば絶対にすべきでしょうね!
と言う訳でこの作品は、本物のイージス艦の映像と脅威の防衛力を知りたい方と一流の出演者を使ったB級作品に興味のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「脚本を全て福井晴敏さんに書き直してもらって、リメイク版『亡国のイージス』を作って欲しい!」と切に願ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。
●ストーリー
イージス艦“いそかぜ”の先任伍長・仙石(真田広之)は、部下が非番の上陸中にケンカをしたとの知らせを受け、慌てて身柄を引き取りに現場に急行する。
現場に着くと5~6人の男が倒れており、最近乗艦してきた1等海士・如月(勝地 涼)が一人でやったという事だった。
並外れた如月の強さに驚きながらも、警察に留置される所を何とか土下座で免れた仙石は部下達を“いそかぜ”に連れて帰り、訓練終了までの甲板掃除の罰を与える。
その後、“いそかぜ”は航海訓練の監視役であるFTG・溝口3等海佐(中井貴一)ら14人を乗せ、東京湾沖に向けて出向する。
そんな折、訓練中の事故で2等海士・菊政(森岡 龍)が死亡してしまい、帰港を要求する仙石に対して、頑なにそれを拒否する副長・宮津(寺尾 聰)から、如月の正体が対日工作員・ヨンファであり、米軍から強奪した強力な細菌兵器“GUSOH(グソー)”を作ってテロを企てているという衝撃的な事実を知らされるのであった……。
●感想
映画の原作本は映像になるとイメージが大幅に変わってしまい、ガッカリする事が多かったので、映画化が決まった作品はなるべく事前に読まない様にしているのですが、福井晴敏さんの原作『亡国のイージス』は2年くらい前に私の周りで「凄く面白い!」と評判になり、幸か不幸か既に読んでしまっていました。
まぁ、原作と映画とは別モノなので比べたくないのですが、原作が素晴らしいだけに愚痴を言いたくなってしまう内容でした…。
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まず、主人公の仙石伍長は、原作ではガッチリしたゴリラの様な無骨な男のイメージで描かれているのですが、それが真田広之さんというのは、ちょっとイメージが違い過ぎましたね。
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それでも、真田広之さんは熱い演技を見せてくれたので、これは我慢出来るとしてヨンファ(中井貴一)の妹・ジョンヒ役がチェ・ミンソなんて一体どういう事なんでしょうか?
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ジョンヒは原作では細身でスラッとした氷の様に冷たい殺し屋で、兄のヨンファにしか心を許していない悲しい過去を持った女で、私のイメージとしてはスーパーモデルの「富永 愛」なんですけど、それが童顔のチェ・ミンソだなんて、監督は何を考えているのか?私にはさっぱり理解出来ません。
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菊政2等海士(森岡 龍)が死亡した事故もジョンヒがライフルで遠距離から魚雷を回収するロープを打ち抜き、DAISの如月の殺害を狙ったもので、それを感じた如月が「菊政は俺の身代わりなんだ」と言ったんですよ。
でも、ここら辺が全く描かれず菊政が死んだ後に如月が「菊政は俺の身代わりなんだ」と言っても原作を読んでいない人には「何の事かなのか?」さっぱり分からないでしょうね。
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残念ながら、この作品はそういう観客の理解度を無視して、我がままに描かれているシーンが本当に多いです!
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如月の過去もヨンファとジョンヒの関係なども中途半端に描かれていて、「描くならシッカリ描く、描かないなら一切描かない!」ってストーリーの組み立て方もあったと思うんですけどねぇ~。
クライマックスもやたらと乗組員を殺しまくり、挙句の果てには“イージス”をボカンと沈めてしまうグダグダなオチには、呆れ果てて何も言いたくなくなりました…。
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全てにおいてこんな調子ですから、原作を読んだ人からは「内容が薄い!」と言われ、原作を読んでない人には「意味不明な作品だ!」と罵られてしまうんでしょうね…。
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これじゃ~、あまりにも原作者の福井晴敏さんが可哀想ですし、原作本の「亡国のイージス」までもが駄作だと思われかねないのが、私としては非常に悲しいです…。
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●採点
私のこの作品に対する評価は30点です。
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まぁ、これだけ原作を切ったり貼ったりするのが下手クソな脚本は、滅多に観れないでしょうね~。
それくらい、素人が作った様なヒドイ出来です…。
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きっと、監督も脚本家も原作を読まないで、あらすじを基に脚本を作ったんでしょうね~。
ちゃんと原作を読んで脚本を作ったら、もっとマシな物が出来たと思うのですが…。
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もし、原作を読んでこの程度の脚本しか書けないんだったらプロを辞めた方がいいですね!
ハッキリ言って才能が無いです!
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この作品を観て改めて思ったのですが、原作を映画化する場合の脚本の依頼は、まず原作者にするべきですね!
原作者も忙しいですから全部は書けないかも知れませんが、最低でもアドバイスを受けるなり、他人が書いた物をチェックしてもらう事くらいは、良い映画を作ろうとするならば絶対にすべきでしょうね!
と言う訳でこの作品は、本物のイージス艦の映像と脅威の防衛力を知りたい方と一流の出演者を使ったB級作品に興味のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「脚本を全て福井晴敏さんに書き直してもらって、リメイク版『亡国のイージス』を作って欲しい!」と切に願ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。