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ジャケット

2006-05-21 22:07:56 | 映画 サ行
映画館で、出演:エイドリアン・ブロディ/キーラ・ナイトレイ/クリス・クリストファーソン/リス・クリストファーソン/ケリー・リンチ/ブラッド・レンフロー/ダニエル・クレイグ/原案:トム・ブリーカー/マーク・ロッコ/脚本:マッシー・タジェディン/監督:ジョン・メイバリー/作品『ジャケット』を観ました。

●感想
 ・サスペンス作品が好きなのと、「エイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイの組み合わせが面白い!」と思い、この作品を観る事に致しました。

 ・本作はエイドリアン・ブロディ演じるジャックが湾岸戦争の影響で記憶障害となり、精神病院で治療を受ける事になるのですが、ここで死体安置用の引き出しに入れられる荒療法を受けている際に、1992年から15年後の2007年にタイムスリップし、運命の女性ジャッキー(キーラ・ナイトレイ)に出会い、自分の過去の記憶と未来への希望を取り戻して行くという物語で御座います。

 ・戦争以後、ジャックには悲惨な出来事が次々と起こるのですが、これをエイドリアンが見事に演じ切っているので、大変見応えがありました!『戦場のピアニスト』でもそうだったのですが、エイドリアンは悲壮感漂う男の役が似合いますねぇ~!薬漬けにされ、やつれて、フラフラになるジャックはエイドリアンの為に用意された役の様な気が致しました。

 ・映像も目のアップやカットの切り替えが早く、ジャックの緊迫感を表現するのに効果的な演出がなされており、何度も心がザワついたのですが、いつの間にか、すっかりジャックに感情移入しておりました。

 ・未来に行き、人生を変えるオーソドックスな作品なんですが、不幸の後に、ちゃんと救いの手が差し伸べられているので、観た後に「不思議な幸福感」を味わえた作品でした。

●採点
 ・私的評価……80点(私はエイドリアン・ブロディの熱演に魅了されたので、この点数に致しましたが、彼があまり好きでない方はもっと低い評価をするかもしれませんね。ストーリー的には少し説明不足の感も否めないのですが、その分を様々な演出でカバーし、最後までスクリーンに興味を惹き付ける事に成功していると感じられたので、私的には「有り!」な作品でした。)

 ・と言う訳でこの作品は、現在と未来を行き来するタイムトラベルストーリーが好きな方とクリスマスにヒッチハイクした事のある方にオススメ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「キーラ・ナイトレイには、これからもどんどん脱いで、シャーリーズ・セロンの様にオスカーを獲って欲しい!」って変な下心を持ちつつ、応援しているのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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