試写会で、出演:真田広之/チャン・ドンゴン/セシリア・チャン/ニコラス・ツェー/リウ・イェ/監督・脚本:チェン・カイコー/作品『PROMISE』を観ました。
●ストーリー
戦乱の世で両親を失った幼い傾城(セシリア・チャン)は、死体が無数に転がる戦場で食べ物を漁っていた。
そこに美しい女神“満神”が現れ「約束しましょう。望むものは全てお前に与えます。ただし、真の愛だけは、永遠に手に入らない。それでもいいですか?」と傾城に問う。
空腹から逃れたいという強い思いから傾城は「それでもいい」と答える。
月日が経ち、美しく成長したは傾城は王妃となっていた。
しかし、反乱を企てた公爵・無歓(ニコラス・ツェー)の軍に城を囲まれ、王と共に窮地に陥っていた。
その頃、戦場で敵と戦っていた無敵を誇る大将軍・光明(真田広之)は王の危機を知り、戦場で見つけた俊足の奴隷・昆崙(チャン・ドンゴン)を伴い、王を救出する為に馬を飛ばし城へと向かうのだったが……。
●感想
映像は『HERO/英雄』の様に美しく、アクションは『少林サッカー』並みに「ありえねぇ~!」って叫びたくなる作品でした。
監督は『さらば、わが愛/覇王別姫』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞したチェン・カイコーなんですが、私は彼の作品を観た事が無く「お手並み拝見」って感じで鑑賞致しました。
前半は傾城と満神の出会いや、光明の戦い、昆崙の俊足ぶりがVFXやワイヤーアクション等で楽しめるのですが、物語が進むにつれ、これらにもすっかり慣れてしまい、面白味が半減して来るの感じました。
前半にあった光明や昆崙が活躍する戦場のシーンを後半に持って来るように、ストーリー構成が出来ていたら、終盤に向けてアクションで盛り上がって行く良い作品になったと思うのですが……。
脚本も監督のチェン・カイコーが1人で書いているのですが、この作品について言わせてもらうと「何を言いたいのか、さっぱり分からない内容」になっているので、「脚本は専門家と共同で作った方が良かったんじゃないのかなぁ~」って思ってしまいました。
役者は「真田広之」「チャン・ドンゴン」「セシリア・チャン」「ニコラス・ツェー」「リウ・イェ」とアジアから選ばれた俳優陣がしっかりとした演技を見せてくれているので、これと言った不満はありませんでした。
中でも、私としてはやっぱり「真田広之」さんの演技に目が行ってしまいましたね~!
中国語を流暢に操り、馬を軽やかに乗りこなし、アクションシーンで鬼の様な強さを見せる存在感のある演技力は、誰よりも目立っていたと思います!
特に、戦場で数百人の敵に囲まれながらも、丸い黄金の鉄球を振り回し、次々と敵を倒して行くシーンはゲームの「三国無双」を観ている様で、「貴様こそ、三国一の強者よ~!」と拍手を送りたくなるカッコ良さでした!
●採点
私のこの作品に対する評価は55点です。
映像も美しく、VFXもふんだんに使われていて見所もあるのですが、後半に行くほど新鮮味や面白味が無くなって行くので、典型的な「頭でっかち、尻すぼみ」映画だと思います。
オチも何だか、うやむやで済まされた感じが強いので、脚本の出来の弱さをどうしても感じてしまいました。
と言う訳でこの作品は、アジアのトップスター達の共演に興味がある方と「ありえねぇ~!」って言いたくなるアクションシーンを観てみたい方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「チャン・ドンゴンって、結構コメディ俳優としてもやっていけるんじゃないの?」って崖の側面を有り得ないスピードで疾走する彼の姿を観ていて、そう感じてしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。
●ストーリー
戦乱の世で両親を失った幼い傾城(セシリア・チャン)は、死体が無数に転がる戦場で食べ物を漁っていた。
そこに美しい女神“満神”が現れ「約束しましょう。望むものは全てお前に与えます。ただし、真の愛だけは、永遠に手に入らない。それでもいいですか?」と傾城に問う。
空腹から逃れたいという強い思いから傾城は「それでもいい」と答える。
月日が経ち、美しく成長したは傾城は王妃となっていた。
しかし、反乱を企てた公爵・無歓(ニコラス・ツェー)の軍に城を囲まれ、王と共に窮地に陥っていた。
その頃、戦場で敵と戦っていた無敵を誇る大将軍・光明(真田広之)は王の危機を知り、戦場で見つけた俊足の奴隷・昆崙(チャン・ドンゴン)を伴い、王を救出する為に馬を飛ばし城へと向かうのだったが……。
●感想
映像は『HERO/英雄』の様に美しく、アクションは『少林サッカー』並みに「ありえねぇ~!」って叫びたくなる作品でした。
監督は『さらば、わが愛/覇王別姫』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞したチェン・カイコーなんですが、私は彼の作品を観た事が無く「お手並み拝見」って感じで鑑賞致しました。
前半は傾城と満神の出会いや、光明の戦い、昆崙の俊足ぶりがVFXやワイヤーアクション等で楽しめるのですが、物語が進むにつれ、これらにもすっかり慣れてしまい、面白味が半減して来るの感じました。
前半にあった光明や昆崙が活躍する戦場のシーンを後半に持って来るように、ストーリー構成が出来ていたら、終盤に向けてアクションで盛り上がって行く良い作品になったと思うのですが……。
脚本も監督のチェン・カイコーが1人で書いているのですが、この作品について言わせてもらうと「何を言いたいのか、さっぱり分からない内容」になっているので、「脚本は専門家と共同で作った方が良かったんじゃないのかなぁ~」って思ってしまいました。
役者は「真田広之」「チャン・ドンゴン」「セシリア・チャン」「ニコラス・ツェー」「リウ・イェ」とアジアから選ばれた俳優陣がしっかりとした演技を見せてくれているので、これと言った不満はありませんでした。
中でも、私としてはやっぱり「真田広之」さんの演技に目が行ってしまいましたね~!
中国語を流暢に操り、馬を軽やかに乗りこなし、アクションシーンで鬼の様な強さを見せる存在感のある演技力は、誰よりも目立っていたと思います!
特に、戦場で数百人の敵に囲まれながらも、丸い黄金の鉄球を振り回し、次々と敵を倒して行くシーンはゲームの「三国無双」を観ている様で、「貴様こそ、三国一の強者よ~!」と拍手を送りたくなるカッコ良さでした!
●採点
私のこの作品に対する評価は55点です。
映像も美しく、VFXもふんだんに使われていて見所もあるのですが、後半に行くほど新鮮味や面白味が無くなって行くので、典型的な「頭でっかち、尻すぼみ」映画だと思います。
オチも何だか、うやむやで済まされた感じが強いので、脚本の出来の弱さをどうしても感じてしまいました。
と言う訳でこの作品は、アジアのトップスター達の共演に興味がある方と「ありえねぇ~!」って言いたくなるアクションシーンを観てみたい方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、「チャン・ドンゴンって、結構コメディ俳優としてもやっていけるんじゃないの?」って崖の側面を有り得ないスピードで疾走する彼の姿を観ていて、そう感じてしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みます。