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私、Rohi-taの映画の感想(ネタバレ有り!)と日常を報告するページです。

ステイ/STAY

2006-07-01 21:41:23 | 映画 サ行
映画館で、出演:ユアン・マクレガー/ナオミ・ワッツ/ライアン・ゴズリング/ケイト・バートン/ボブ・ホスキンス/ジャニーン・ガロファロー/B・D・ウォン/エリザベス・リーサー/脚本:デヴィッド・ベニオフ/監督:マーク・フォースター/作品『ステイ/STAY』を観ました。

●感想
 ・本作は、私の住んでいる地域では6月24日(土)から上映されており、非常に楽しみにしていた作品なので「是非、初日に観に行こう!」と思っていたのですが、そこにはある障害が待っており、本日やっと観る事が出来ました。

 ・本作の場合、「凄い!」と思う要素がたくさんあるのですが、まず映画の土台となる脚本が素晴らしいです。映画の良し悪しは、脚本で決まると私は常々思っているのですが、その思いつきそうで、なかなか思いつかないアイデアを見事に脚本としてまとめたデヴィッド・ベニオフの想像力が凄いです!また、その良く出来たデヴィッド・ベニオフの脚本を様々な手法を使い、見事に映像化しているマーク・フォースター監督の手腕も凄いの一言です!

 ・この映画の凄さを象徴するのが、ファーストシーンでいきなり観客をミスリードしてしまう事でしょうね!サスペンス映画で肝心なのは「観客をどうやって上手く騙し続けるか」って事だと思うのですが、本作はその難しいテーマを意図も簡単にやってのけてしまっています。

 ・ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリングらを中心に現実とも幻とも思える出来事の中に、核心を衝いたセリフや映像を上手く散りばめているので、少しでも油断して観てしまうと「アッ!」と言う間に真実から遠ざけられてしまいます!この手法は凡人がマネようと思っても、高度過ぎてなかなかマネる事が出来ないでしょうね。

 ・映像もワンシーンごとに、カット割りやカメラアングルがストーリーの不可解さを継続させる為に、考えて作られていますし、場面転換のアイデアも非常に凝っており、最後までスクリーンに釘付けにされました。個人的には本作でのマーク・フォースター監督の映像センス、大好きです!

●採点
 ・私的評価……85点(久しぶりに、脚本と映像の両方が良く出来た作品を観た気がします!映像のトーンや音楽は『クラッシュ』、オチは『ジェイコブス・ラダー』に似ている感じが致しました。)

 ・今日は映画の日だったので、上映の1時間前に劇場に着くと「25番」の整理券を渡され「先着25名様にコチラをプレゼント致しております!」と無料で本作のポスターを頂きました!劇場の入り口まで、私の前にはイチャついているバカップルがいたのですが、なぜかチケットを買う前にチラシの方を見に行ったので、私がギリギリで有りつけた次第であります。人生の幸、不幸って、この映画と同じでちょっとした事で変わってしまうもんなんですねぇ~。バカップルさん、ポスターありがとうごさいました!

 ・上映まで手持ち無沙汰だったので、思わずパンフレットを買って読んでしまったんですよ~。実はこれが大きな落とし穴でした……。何気なく読んだページに本作のネタバレが載っており、よく見ると左上に小さな文字で「映画をご覧になってから、お読みください」って書いてありました……。まさに「映画観る前にオチ知っちゃったよ!」って感じでした。お陰様で、映画は充分理解させて頂いたのですが、だまされる悦びを奪われたみたいで、何だか複雑な気分になりました……。(ネタバレのあるページは一目で分かる様にしておいて欲しかったです……。)

 ・と言う訳でこの作品は、数時間後の天気が予言できる方と交通事故で生死の境を彷徨った事のある方にオススメ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「映画代に1300円以上は絶対に出さない!」って変なポリシーを持っている為に、本作を今日まで我慢したのは私だけでしょうか?(ちなみに冒頭で言ってた障害とは、この映画の前売り券が1500円もする事でした!セコいポリシーでスミマセン……。)

それでは、また何か観たら書き込みます。


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