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交渉人 真下正義

2006-01-03 23:21:55 | 映画 カ行
DVDで、出演:ユースケ・サンタマリア/寺島 進/小泉孝太郎/柳葉敏郎/水野美紀/西村雅彦/石井正則/國村 隼/八千草 薫/原案:君塚良一/脚本:十川誠志/監督:本広克行/作品『交渉人 真下正義』を観ました。

●ストーリー
“台場連続殺人事件”から1年後の2004年12月24日クリスマス・イヴ。
警視庁交渉課準備室課長の真下正義(ユースケ・サンタマリア)は恋人の雪乃(水野美紀)とデートの約束をしていた。

その日の午後、東京地下鉄の最新鋭車両(通称:クモ)が何者かに乗っ取られ、クリスマス・イヴで乗降客の多い地下鉄網を暴走し始めた。

地下鉄を乗っ取った犯人は、1年前に“台場連続殺人事件”でテレビ取材に応じる真下の姿を観て、彼を相手に地下鉄の暴走を止める挑戦を仕掛けてきたのだった……。

●感想
ユースケ・サンタマリアが主演で少し線の細さを感じましたが、ストーリーは良く出来ており、結構楽しんで観る事が出来ました。

「クモ」のデザインが斬新でカッコイイのと、初めて姿を現すシーンをノリのいい音楽で盛り上げる演出にいきなりスクリーンに惹き付けられました。

顔の見えない犯人と真下正義の頭脳戦を軸に、TTR総合指令長・片岡(國村 隼)、TTR広報主任(石井正則)、捜査一課・木島(寺島 進)、SWAT、爆発物処理班、を巻き込んで先の読めないストーリー展開になっているのが良かったですね。

それと事件を解決する為に、それぞれの持ち場で精一杯努力する男達の姿がカッコイイです!
真下、木島、草壁(高杉 亘)、爆発物処理班班長(松重 豊)等の部下を持つ立場の人間がしっかりしていて率先して行動しているのが気に入りました。

室井(柳葉敏郎)さんも誰かに責任を負わせる事を、いつも考えている警察幹部の中にいて毅然とした態度で「責任は全て自分がとります!」と言った姿は、かなり男前でした!

犯人が正体を隠す為に毎回、音声を変えている所をリアルに感じ、「クモ」の居場所を突き止めるために真下が犯人を引っ掛ける話術は思わず「上手い!」って思いました。

こうして見るとやっぱり、本広監督はちゃんと観れる作品を作りますよね!
映画『容疑者 室井慎次』の監督には、少しくらい彼の爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。

そう言う訳で、次回からの『踊るシリーズ』は全て本広監督でお願いしたいと思います。

●採点
私のこの作品に対する評価は75点です。

犯人が最後まで分からなかったのは、少し残念でしたが脚本が良く出来ているのと、カメラワーク等の上手さで最後まで飽きずに観せてくれる所は「さすがに本広監督だなぁ~!」って感心致しました。

色々な俳優さんが出演しているのですが、セリフ無しで結構目立っている指揮者役の西村雅彦さんが一番オイシイ役だったんじゃないでしょうか?

と言う訳でこの作品は、ハイテク爆弾犯と警察個性派軍団との知恵比べを楽しみたい方とオーケストラでシンバル奏者をしている方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、劇中に出て来た『ジャガーノート』の内容が気になって仕方が無かったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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