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ウルトラヴァイオレット

2006-06-26 20:39:55 | 映画 ア行
映画館で、出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/キャメロン・ブライト/ニック・チンランド/ウィリアム・フィクトナー/脚本・監督:カート・ウィマー/作品『ウルトラヴァイオレット』を観ました。

●感想
 ・シャーリーズ・セロン主演の『イーオン・フラックス』とよく似た臭いがして、嫌な予感がしたのですが、どうしてもミラ・ジョヴォヴィッチが観たくなり劇場に行って参りました。

 ・最近、テレビCMでPRが盛んにされているので、どんなストーリーなのか知ってる方も多いと思いますが、簡単に説明しますと、アメリカの開発した細菌兵器により、感染した人間は“ファージ”と呼ばれる超人的な能力を身につけてしまいます。この能力に恐怖を感じた人間政府は“ファージ”を抹殺する最終兵器の開発に成功します。この情報を得た“ファージ”であるヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は最終兵器のある施設に潜入し、奪取する事に成功するのであったが……。

 ・もう、ほとんどの方が知っていると思いますので、さらに言ってしまうと、最終兵器とは9歳の少年でシックス(キャメロン・ブライト)という名前でございます。この最終兵器を破壊するのが目的だったヴァイオレットですが、最終兵器が9歳の少年だった事にショックを受け、シックスを助けてしまった事から“ファージ”と人間政府の両方を敵にまわし、激しい戦闘を繰り広げるという、お話で御座います。

 ・アメコミが原作となっているだけに、ひねりも何もない非常にベタなストーリー展開となっており、ミラ・ジョヴォヴィッチの戦闘シーンも『マトリックス』を意識したような動きが随所に見られ、見せ場であるビルを垂直に駆け上がるバイクとヘリの戦闘シーンでもCGを使い過ぎている為に、それまでの映像と比べると、かなり浮いてしまっており、とても興醒めしてしまいました。

 ・オチも「ああ、そうなの」と言ったよくあるモノで、物語の中盤で何となく連想できる非常にチープな出来に仕上がっております。まぁ、監督のカート・ウィマーがミラ・ジョヴォヴィッチの為に脚本を書いたと言う事なので、監督が満足していればそれでいいのかも知れませんが……。

●採点
 ・私的評価……30点(うーん、何なんでしょうね~、この映画って?ストーリー展開はベタだし、クライマックスは盛り上がらないし、同じ様な戦闘シーンが続き、オチもグダグダだし、こんなのミラ・ジョヴォヴィッチが出演していなかったら誰も観ないんじゃないでしょうか。)

 ・観る前から嫌な予感はしていたのですが、見事に的中です!久しぶり大ハズレを引いてしまいました……。原作がアメコミの近未来SFモノには今後、充分注意を払っていこうと新たな決意を致しました。

 ・と言う訳でこの作品は、ミラ・ジョヴォヴィッチの大ファン以外の方にはおすすめ致しません!(一般の方はDVDレンタルを待った方が良いと思います。)

 ・最後にどうでもいいことなんですが、「この作品の最高の見せ場って、ミラ・ジョヴォヴィッチの腹筋だけかよ!」って、さま~ずの三村風でツッコミたくなってしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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