robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

WBC考:コンテンツでなく、システムとしての「甲子園」、とか雑感

2009-03-25 12:46:12 | よもやま話
まあ、盛り上がりましたね。WBC。出来すぎな展開って気はしますが。
2つ、思いました。

1.甲子園という「システム」が生んだ勝利ですかね

ちょっとこじつけ過ぎかもしれませんが、そんなこと2次ラウンド途中辺りからずっと考えてました。
ダルビッシュが今一つで、松坂君は頼りになる。甲子園で春夏連破した怪童と、春の準優勝までの子の差?

とかとか、要するに「崖背負って闘う経験値」ってのはそれぞれにしっかりある訳で。
いや、そしたら岩隈の好調とかどうなの?とか青木とか内川って甲子園出てないはずだけど・・・
とか言い出すとキリはないですが、まあ聞いてください。

要するに高校球児はスベカラク

「高校時代の野球生活を通じてDNAレベルで
”ノックアウトラウンドへの対処”
を求められ続ける」

ということです。要は「負けたらオワリ」の闘いを毎夏、毎秋、やってるって訳。

振り返るに、甲子園って子供時代は春休みと夏休みに漫然と(いや、相当集中して)見て楽しむ

「コンテンツ」

だったんだけど、僕にとっては。

それが結果、勝負強いベースボールアスリートをトコトン育成する

「システム」

として機能している、と思えてしょうがないんですわ。

今後もWBCがノックアウトラウンド方式で行くとすると、結構この「甲子園経験値」は
機能し続ける予感がします。

2.韓国代表に大感謝

ウザイ、とかマタかよ、とか昔の彼女に街角で再会、とか(笑)いろいろ言われたけど、有難かった。

こんなに本気で、全力で、「日本の野球」という存在に対して敵意をむき出しにして、
でもスポーツマン精神はギリギリ保って挑みかかってきてくれる相手が今までいただろうか。

多分、リーグの基準値とか、年間通してのジツリキの違いとか、言えば色々あるとは思う。
でも、この関係はこれからも続く、確実に。

去年は北京で韓国、今年は西海岸で日本。
この結果の違いはサイコロを振るようなものだったかもしれない。
(個人的には、昨夏の日本は必然の負け、と強く認識してますが・・・)

国対国の闘いとしては、これからも代表同士の対戦成績は五分に近い推移でいく気がする。
でも、それでいいんじゃないかな。これが本当の「切磋琢磨」になっていければと思います。

野球通の会社の同僚が一言。

「イヤー、日韓戦といえばサッカーだったはずが、これじゃこれから野球ですね」

とな、御意。

暫く幸せな余韻を楽しむいとまもなく、来週末にはレギュラーシーズン開幕。

皆さん、今年は感謝の意を表出するなら球場に行きましょうね、せっかくだから。