robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

ユーロ中間:概観ですが

2008-06-15 10:01:58 | 蹴球な私
今朝の時点で予選のROUND2まで消化。ポルトガル/スペインあたりの高下馬評の順当な勝ち抜けもあって、比較的分かり易い展開といえるユーロだが、サッカーはそう単純ではない。

まあ、最近は半可通以下のレベルのrobiheiなので、取材分析不足なのは致し方ない。
僕が思っていた中でのギャップとしては、クロアチアがドイツに勝ったり、あっさり開催国が敗退モードになったりってのは意外にサプライズ。まあクロアチアは人によっては優勝候補らしいから、知らないだけかも…という気もしますが。

そんななか、「死のG」と名実ともに言われたC組でオランダが連勝、それも得失点差+6!の強烈な展開で勝ち抜け決定。逆にイタリアフランスは自力突破が消えてモチベーションが極めて維持しづらい状況に。

イタリア、この急降下…ただ、僕個人としてはまったく違和感がない。国力の衰退が背景というのが持論なので。

世界的に、フットボールが各国国技的な位置づけになり(そのトレンドに対するUSAのKYな状況を除く)昔のエルサルバドルじゃないけど国と国の間で国民の念を乗せた戦いが行われるようになってきている気がするのがここ数年の傾向である。

その中での優劣は、「フットボールという競技に対するインテリジェンス」であることは当然として、「それを支えるシステムと国力」がバックグラウンドとして作用していく気がしていてしょうがない。

そのラインで欧州各国に補助線を引いてみると、
20年前:イタリア全盛、ボスマン判決で欧州のEC化が先駆けて加速
10年前:スペイン復活、ドイツ出遅れ、イタリア、英国含めて強国リーグの先鋭化加速
近年時:ポンド高受けて今は英国全盛期、スペイン伸び悩み、イタリア衰退、ドイツ持ち直し…

とまあこんな感じ。2年前のW杯イタリア優勝は八百長騒ぎの危機バネが作用しただけという理解をしていて、あの時からイタリアは別にあの国のフットボールで世界に君臨したわけではなかった。

でもナンバーの予想とか、見事に前回W杯覇者に媚びてたんだよねー(笑)そんなことないんじゃない?って思っていたrobiheiとしてはちょっとニヤリモードである。

で、今回。「ナポリのごみ問題で敗退する伊国」では論理の飛躍もはなはだしいが、あんな国情でサッカーだけ欧州規範になることはありえない。カンナバロ1人脱落しただけであれほど崩れるチームなら、やはり最初からダメってことよね。そういった意味では昔からオランダってのは豊かな国、やっと人種問題を乗り越えるチャンスを掴んだ?と期待してしまう。

今後、今回ユーロに出られなかったイングランドが捲土重来を果たす、あるいは今回優勝したらスペインがいい方向にまとまる(逆ならバスクやカタルーニャが大変になっていく)という展開も予見して、穿った見すぎを楽しんでいる私でございます。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
けだし名言。名文です。 (TPC)
2008-06-16 14:19:50
インテリジェンスを基本に国力とシステムが作用する・・そこに補助線を引いて読み解く。
あまりに慧眼である。アトウダを凌ぐ(?)名文である。なるほど世界全体から見ると「極めてユーロ高」の今日って感じ漂ってますものね。では天然資源バブルに沸くロシアなどは次戦どうなる!?
ちなみに「ミラノ」もごみの街なのか!?「ナポリ」の話かと思っていた。
返信する
あ、ごめん間違い (robihei)
2008-06-16 14:40:10
ゴミはナポリですね。土日にアルマーニの新聞記事を読んでから頭の中がミラノ一色になってもうてました(笑)
返信する