里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

シオデの実生

2011年11月03日 | 山野草
“ササユリ山”でツル植物が、木を這っているのを見つけた。
ユリ科シオデ属の仲間らしいが、茎に刺がないのでヤマガシュウではない。

実と種はヤマガシュウシオデタチシオデのいずれもが良く似ているが、葉と実の特徴から見てシオデのようだ?
H23.11.3、播種。

シオデタチシオデは新芽が食用となり、
山のアスパラガス”と呼ばれているらしいので播種してみた。
大きくなって食べるのが楽しみだ!

シオデ、牛尾菜・四緒手(ユリ科、シオデ属) 
北海道~九州の山野に生えるつる性の多年草。 茎はつる状でに2~5mに伸びる。
葉は互生し、卵状長楕円形で、表面に光沢があり裏面は淡緑色。 基部には托葉が
変形した巻ひげがある。 雌雄異株。
花期は7~8月で、葉腋から散形花序を出し、花被片が反り返った淡黄緑色の小さな
花をつける。
名前の由来
アイヌ語のシュウォンテから転訛したという説が一般的だそうだ。
シオデとタチシオデの差
名 称
茎の様子
葉の表裏
花 期
花被片
果   実
シオデ  早い時期からツル性表面に光沢あり
裏面は淡緑色
7~8月反り返る白くならない黒色
タチシオデ初めは直立
後にツル性
表面に光沢なし
裏面は白緑色
5~6月反り返らない白い粉を被ったような黒色


料理法
新芽の先15cmくらいを採取し、茹でてサラダにするのが一般的で、おひたしや
和え物、味噌汁の具やてんぷら、バター炒めがなどにして食べる。
山のアスパラ”と言われ、癖が無くアスパラガスに似た味がする。


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