“ササユリ山”でツル植物が、木を這っているのを見つけた。 | |
ユリ科シオデ属の仲間らしいが、茎に刺がないのでヤマガシュウではない。 実と種はヤマガシュウ、シオデ、タチシオデのいずれもが良く似ているが、葉と実の特徴から見てシオデのようだ? | |
H23.11.3、播種。 シオデやタチシオデは新芽が食用となり、 “山のアスパラガス”と呼ばれているらしいので播種してみた。 大きくなって食べるのが楽しみだ! |
シオデ、牛尾菜・四緒手(ユリ科、シオデ属)
北海道~九州の山野に生えるつる性の多年草。 茎はつる状でに2~5mに伸びる。
葉は互生し、卵状長楕円形で、表面に光沢があり裏面は淡緑色。 基部には托葉が
変形した巻ひげがある。 雌雄異株。
花期は7~8月で、葉腋から散形花序を出し、花被片が反り返った淡黄緑色の小さな
花をつける。
〔名前の由来〕
アイヌ語のシュウォンテから転訛したという説が一般的だそうだ。
〔シオデとタチシオデの差〕
名 称 | 茎の様子 | 葉の表裏 | 花 期 | 花被片 | 果 実 |
---|---|---|---|---|---|
シオデ | 早い時期からツル性 | 表面に光沢あり 裏面は淡緑色 | 7~8月 | 反り返る | 白くならない黒色 | タチシオデ | 初めは直立 後にツル性 | 表面に光沢なし 裏面は白緑色 | 5~6月 | 反り返らない | 白い粉を被ったような黒色 |
〔料理法〕
新芽の先15cmくらいを採取し、茹でてサラダにするのが一般的で、おひたしや
和え物、味噌汁の具やてんぷら、バター炒めがなどにして食べる。
“山のアスパラ”と言われ、癖が無くアスパラガスに似た味がする。
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