徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

「えっ、冬休みは放課後クラブ行かなくていいの?」-共働き世帯の子どもはえらい!ー

2016-11-30 22:43:13 | 子どもの情景
今日は、11月の晦日。
明日からはもう師走だ。

この日、1年生のTPは学校から
来月の予定表をもらってきた。
それと放課後クラブの予定表も。

「お母さん、冬休みって書いてあるよ。
23日からだって」(TP)
「そうね、学校には夏休みだけじゃなくて、
冬休みと春休みもあるのよ」(TP母)

「冬休みも放課後クラブ行くの?」(TP)
「この冬休みはねお母さんは23日からお休みを取れたの。
お正月はお父さんが5日までお休みで、
6日はおじいちゃんとおばあちゃんが大丈夫だって」(TP母)

「えっ?じゃあ、冬休みは放課後クラブ行かなくていいの?」(TP)
「そういうこと!」(TP母)

「うわーっ!!」といったTPは母親に抱きついた。

夏休みという言葉を学校で聞いた時、
「おかあさん、夏休みって何?」と聞いたTP。
そして、夏休みとはみんながお休みでも、
TPには放課後クラブがあるものだということを学んだ。

だから、冬休み、と聞いた時も、
彼はきっと放課後クラブに行くものと思っていたのだと思う。
それが全部家にいられるらしいと分かった瞬間、
TPは母親に飛びついたのだ。

「あのね、知ってる?
お休みの時はね、8時15分から宿題をやるんだ。
それがおわったら、自由遊びになるんだよ。
それからお弁当、じゃなくてお昼を食べて、
またゆっくりしてから、自由に遊んでいいんだ。
だから冬休みもそうするんだよね!」(TP)

と、TPは放課後クラブの一日の流れを思い出して、
誇らしそうに母親にそう言ってた。

ランドセルをリュックに変えて、通った夏休み。
彼なりにこれしか道はないと納得して過ごした。

共働き世帯は、本当に親も子も頑張っているなって
こういうことがあるたびに、思う。
いや、毎日そう思う。

1階のTP家族の朝は早い。
5時過ぎにはシャッターの開く音が、
そしてそれに続いて味噌汁のにおいが漂ってくる。

6時を過ぎると、1階のドアが開く音がして、
新聞受けを二つ開ける音がする。
ドアの閉まる音、そして続いて
「トン、トン、トン、トン」と
階段を軽やかに上がってくる音。

「はーい、新聞だよ!
おばあちゃん、まだ寝ているの?
もうすぐラジオ体操始まっちゃうよ。
おきたほうがいいよー!」とTP。

「はーい。わかったわよん」と言って、
シャッターを寝ぼけ眼で開ける私。
(若い時は朝方だった私。けれど高齢者になって、
どういうわけか朝寝坊型に変わってしまった・・・)
それから、ゴソゴソ起きるのだ。

朝のTP家族はみんなシャンとしている。
私たち夫婦はまったり、ボーっとしている。

そして、毎日、下の家族はえらいなって思う。

専業主婦時代の私は、忙しいと思っていた。
自分の時間がないと思っていた。
でも、娘のようには忙しくはなかった、
と、今気づいた私。
いくら3人子育てしたとは言っても、
時間に追われる感じは桁が違う。

TPとKJの母親が疲れて帰ってきたときは、
二人の喧嘩もひどくなる。
母親もさらに声を荒げる。

一緒に生活していると、そんなところも見てしまう。
私だって現役母親の時は同じようなものだったのに、
もうちょっと優しくってもいいんじゃないと思ったり・・。

でもそれはお門違いかもしれない。
一生懸命頑張っている若い家族を、
邪魔にならない程度に手助けできたらいいな。
おせっかいにならないようにとは思いつつ、
それをやらせてもらえることは幸せだなとも思う。

もう一度、小さな人たちが、
毎日を一生懸命に生きている姿を
感じながら生活したいって思う
今日の「ふゆやすみ」あれこれでした。





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