2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

■八月句会(その三)

2009-08-10 | ■俳句
(昨日からのつづき)

  というわけで、席題の「急」は『里山~月~晩夏…これらの語句の中に、少年時代の思い出、時間の感覚と空気感が溢れている』といった趣旨の選評をいただき、特選に挙げてくれる選者が現れました。

  では、「トマト」「晩夏」「羅=うすもの」といった季題はどうだったでしょう?

  これらの季題のなかで、「羅=うすもの」に関しては、まったく発想が浮かびませんでした。また、いつも隠し味で入れている音楽=音にまつわる句も、今回は詠めませんでした。

  とはいえ、次の一句はどこかに音を感じると思いませんか?二人の選者が佳作に挙げてくれました。

  釣り糸を ゆらす晩夏の 水すまし  白竜子

(つづく)

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