疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

これっておかしいでしょ?(テレビ業界 愚痴日記)

2009年10月17日 05時13分26秒 | 管理人の身辺雑記
先日、ちょっとビックリする事がありました。

NHKの番組でENGロケでのディレクターを依頼され、
NEPがNHK-MT経由で発注したカメラクルーと仕事をしました。

仕事は数日間にわたったのですが、その中で、
<楽屋の中で4人の人たちが座談をする>というのがメインのシーンでした。
カメラマンとはMCとゲストがいる様子を2カメで撮影するということを何度も打ち合わせして、ロケハンもしました。

で、撮影ということになり、
その際に「リアルタイムコードで」という事をお願いして撮影しました。

その番組は編集Dと撮影Dが違ったので、撮影終了後は別の方が
編集しました。

すっかり仕事が終わり、放送も終わった後 編集Dさんと先日雑談をしていて、ついでにその番組についても話したら
「あの撮影、タイムコードが1カメと2カメで10分ぐらい違ってたよ」
と言われました。

え?

普通一つの状況の出来事を2カメで撮る場合、タイムコードは
同じでないと編集しにくいのです。

その後、耳を疑うような事を言われました。
「NHKでは撮影の前に『シンクでお願いします』と言わないと、
タイムコードを合わせませんよ」

・・・・・・(絶句)


あまりのことに本当に言葉を失いました。
だって、楽屋の中で4人が座談をしているという状況を
2カメで撮っていて、タイムコードを合わせないとは、普通
思わないじゃないですか?しかもわざわざRTCにしてあるのに・・。

言ってみればカメラマンに「あ、ピントはあわせて下さいね」
って言うようなもんですよ。それほど常識のことなのに
そこまでいちいち指示しなきゃいけないなんて
考えられません。役所とは聞いていましたが、そんなに情熱のない
テレビクルーと仕事をしたのは初めてでした。

私は10年ほどディレクターをやってますが、あらためて
NHKで仕事をすることの難しさを痛感しましたね。
コメント
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