林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

iPodでお勉強(その13)ーー「i 暗記」という暗記カードソフト

2010年01月31日 | 英語学習
iPod・iphoneのために、新しい学習ソフトが開発された。「i暗記~記憶のコンシェルジュ~」だ。くわしい内容は【redfox社】のi暗記のHPをみてもらいたい。

要は、i暗記とはipodを暗記カードにするソフトである。定価は350円なのでちょっと高かったが、ネット上での評判がすこぶる良いので、さっそく購入してみた。

このソフトの長所は、(1)分からない単語とそうでない単語の分類・整理がしやすくなること、(2)覚えた単語であって、しばらく時間が経過すると自動的に再チェックの機会を与えてくれることである。(3)iPod生活をエンジョイしている人ならば、絶対にこういうのがなにか欲しかったというのも付け加えておこう。

短所は、(1)音声がでてこないこと、(2)カード作成が面倒くさいことである。現状ではフリーソフトはほとんどなく、全部自作しなくてはならないのだ。

結論的に言うと、まだまだウチの塾生には勧められない。塾内専用で、単語学習本に準拠したi暗記の単語ソフトを作成できれば事情は異なるのだろうが、ちょっと手間が掛かりすぎるのだ。

ただし、単語ソフトと音声装置がつけば、将来的な可能性はかなりあるはずだ。




総合英語Forest 第6版

2010年01月29日 | 英語学習
私としては不覚だったが、『総合英語Forest』の第六版が2009年の12月に出版されていたようだ。もちろん『Forest』とは英語を学ぶ現代の高校生ならば誰もが知っている定番中の定番の文法書である。

この文法書はたんに分かりやすいばかりでなく、準拠する問題集・CDトレーニング書、パソコンソフトがそろっているので、非常に使いやすい。ちょっと分厚い感じがするが、恐れる必要はない。当塾でしっかりと『シリウス発展編』を学んだ生徒ならば、たいして苦労なしにForestの内容を身につけることができるだろう。(『シリウス発展編』をしっかりと学んでいない生徒の場合は、『Forest 6th edition音でトレーニング 第2版 』で音読トレーニングが必要)。

さて、文法書の『Forest』をいきなり読んでも頭に残らないし、退屈だ。だからまずは準拠問題集『Forest 6th edition 解いてトレーニング 第2版 』から始めることにしたい。間違えたところ、曖昧なところには、決して答を書き込まず、×印をつけておく。問題集の解説をみて納得できない時には、しっかりと文法書『Forest』をよく読んでおくのである。もちろん問題が難しすぎる場合には、まず文法書をよく読み、それから問題集に望んでもよい。ただ、問題先行型学習が英文法の基本方針だと心得て欲しい。(数学の場合も、やはり問題先行型で学んでいこう)。

『Forest』を制覇したら基礎文法は一応のところ終了となり、それから本格的な受験勉強が始まる。だから中三~高一くらいまでに完成したいものである。

英文和訳の必要性(その2)

2010年01月27日 | 受験
英文和訳が必要だなあといちばん実感するのは、学習者が英文の一部を読み落としてしまう時です。

読み手としては、いちおう一語いちご全部よんでいるつもりである。しかし、なぜか読んでいない部分がある、あるいは、記憶に残らないときがある、というのはよくあることではないでしょうか。私などでも、英語で読んだものを邦訳で読んだり、その反対に邦訳で読んだものを英語で読んだときに、まったく異なった印象をもつことがあります。はたして読んでいないのか、あるいは、記憶にないだけなのか。

一般論として言えば、読書の初心者は、原因不明の理由で読み飛ばしてしまうことが多いようです。英語をよむとき、それを和訳していけば、その箇所を特定できるはずです。また、英語で読んだ文章は、どうも私たちの記憶に残りにくい。だから和訳することによって、記憶に定着する手助けにもなるでしょう。

同じ事は、リスニングのときにディクテーションすることにも当てはまります。全部正確に聴き取ったつもりであっても、なぜか抜け落ちている聴き漏れ部分がでてしまうものです。それをチェックするため、また、一語たりとも聴き落とさないという集中力の訓練のため、ディテーションは面倒でもかなり有効な学習法のようです。(昔、英語の達人に、ディクテーションの重要性について教えてもらいました)。


英文和訳は、やり方を間違えれば、英語学習には繋がらなかったり、時間のロスとなりますが、有効に活用していきたいものです。

映画「オーシャンズ」が子供500円、大人1000円

2010年01月24日 | Weblog
今日は海老名のマイカルシネマで映画「オーシャンズ」をみてきました。なんでも英語タイトルにされてしまう現状は残念だが、フランス映画です。海の生き物の記録映画ですが、大スクリーンで見る迫力はお勧めです。できれば、今度は3Dでお願いしたいと思います。

感想は、一言で言えば、海の動物は流れるように速く動くんだなということ。私の連れは、生物多様性の重要さだそうです。(こんな感想しかいまは書けない)。

ところでこの映画オーシャンズはなんと子供は500円なのですよ。しかも春までの間ずっと大人1000円という安さです。実は先週海老名のマイカルシネマの日曜日は「のだめカンタービレ前篇」を一人1000円で見てきました。これは映画や漫画を見手来た人ならば必見です。

今日はここまで。さ、明日の準備をしなくては。

多読教材(ホモ・エレガスタと人類進化論)

2010年01月23日 | 英語学習
英語の多読教材を作成している。といっても、面白くて易しい英語の本に単語の訳を書き込むだけであるが。以前にも紹介したかも知れないが、その一冊にOxford University PressのVery short introductionシリーズのHuman Evolutionががある。進化論や生態学は、英語の試験に取り扱われやすいトピックでもあるのだ。

さて、昨日、学習院大学法学部2009年の英語の問題をやっていたのだ。そのエッセイは地球温暖化ということについて、マスコミでは海面の上昇といった短期的問題のみが騒がれているが、長期的問題にも目を向けよというふうに議論する。何を論じるのかと思ったら、地球の温度の変化がホモ・サピエンスを生み出したのという話に転じたのである。つまり、氷河期において、ヒトの祖先が飛躍的に進化を遂げ、大脳が大きく成長し、ついにはホモ・サピエンスになったのだという話である。

そこで登場しているのがホモ・エルガスタというヒトの祖先(いわゆる原人の一種)である。(写真を参照のこと)。実はこのホモ・エルガスタこそ、Human Evolution でも取り上げられているのである。(これも写真参照のこと)。



ちょっとした偶然とも言えるが、似たようなトピックがでてくるのは必然でもある。とはいえ、私としてはちょっと嬉しかった。だからブログで報告しているのである。もっとも学習院大学を目指す高校生にVery Short Introductionを勧めようとは思わない。私の作成している多読教材(といってもルビ訳)は、直接的に役に立つというものではないからだ。

学習院大学の英語試験

2010年01月22日 | 英語学習
英語の問題を解いていると様々な特徴が分かってくる。たとえば、明治大学の某学部は難易度が一年ごとに異なってくることだ。あるいは、教授陣の専門的分野の文章が頻繁にとりあげられる大学もある。ずばり、法政大学と学習院大学である。同じようなテーマが何度もとりあげたりもする。

たとえば、2009年の学習院大学法学部の問題の一番をみてみよう。スラム、とくに途上国のスラムの問題にかかわる文章である。こういう文章の意味を受験生が見当つくのかなと思わないではないが、私個人としては嫌ではない。それに言語学や地球環境問題ばかりだと飽きる。

学習院の政治学科には、国際開発論の元田結花教授がいるので、たぶんその先生が出題者でだろう。英語の素人的な問題ともいえなくもないが、英語文献を読み解くという観点からみて、素直で分かりやすい問題が出されている。

ふと思うのだが、スラム問題のような問題について、新自由主義的な「勝ち負け」的見方がどの程度学生の意識にあるのかなということだ。逆に言えば、学習院大学はスラム問題についてどのような見方の学生を欲しているのだろうか。

はっきりいって、大学によって、この手の問題について大学生のスタンスが大きく異なることがあるのだ。つまり、弱者に厳しい大学生の多い大学と、弱者に同情的な大学である。英語の試験問題にも、影響しているのだろうか? 

ちなみに、成蹊大学経済学部の英語試験には、はっきりとアメリカン・リベラル(アメリカ民主党的)な思想的傾向を見いだすことが出来るように思われる。保守派だとか共和党にシンパシーを覚えるという高校生がいるとしたら、成蹊はお勧めできない。

英語の問題ひとつとっても、大学の性格が現れてくるから、面白いともいえますね。

ipodで勝負!(番外、タロット占い篇)

2010年01月19日 | 受験
センター試験の結果をふまえながら受験校の最終決定をしなくてはならない。しかし、ある二日間についてどの大学を受験したらよいのか、かなり困ってるようであった。GにするかMにするか、あるいはSJで安全策にでるのか。Sの経済か、Cの商学部か。

はっきりいって、いくら考えても埒があくものではない。最後に必要なことは情報を吟味することではない。きっぱりと決断すること、そして後悔すること無しに、最後の1ヶ月をがんばりぬくことなのである。

そこで占いで決めることを提案した。占いとは、なんらかの決断を迫られたとき、その決断を手助けしてくる最後の道具であり、人類の知恵なのである。私は普段は『易経』を活用するが、今回は時間がないこともあり、ipodにインストールしてあったタロットを利用することにした。


まずは今まで受験を全く考えてはいなかったG大学H学部を占う。すると、大学合格、もしかしたら運命の大学になるかもしれないという、願ってもない最高のカードが現れたのである。これで即座に方針が決まってしまった。これ以上の迷いはもう不要だ。もちろん占いも終わり。受験校未定日の予定は、G大学H学部とS大学K学部とそれぞれ定まったのである。

さっそく、S君は本屋に行き赤本を購入してもらった。帰ったら、すぐに過去問を始めるのだ。私はといえば、今、2007年と2008年の過去問を解き終わった。すなおな良い問題ばかりである。よし、いけるぞと思う。

センター試験の結果

2010年01月19日 | 受験
センター試験がおわった。

塾生にきいてみると、どうも思わしい結果ではない者ばかりだった。

一人は得意の政経で失敗した。政経は多少難しくなっているという評判である。だが、検討してみると、間違える必要もない箇所で間違えている。英語も同様だ。その生徒は、本当に通っても良い滑り止め大学を確保できず、結果、一般入試で滑り止めと志望校を受けることになった。残念だが仕方ない。

ある女子学生は英語のイラスト問題が得意なのに、その問題が出ず、酷かったといっていた。その生徒は最初から一般試験狙いなのだが、ちょっと悪すぎる点数だった。やっぱり、本番は難しいね。

私はといえば、一応英語だけはすぐにやってみた。残念ながら今回も満点は取れなかった。どうも集中力がとぎれてしまうのだ。うーん、残念。

英文和訳は必要だとは書いたけれど・・・。

2010年01月15日 | 英語学習
教科書の英文を和訳して英語の勉強をしていると思っている人はいませんか。あるいは、自分の書いた和訳を模範解答を照らし合わせ、和文の添削をしている人はいませんか。そういうのは、英語の学習にはほとんどなっていません。


英語学習の基本は、やっぱり英文と向き合うことなのですから。英語を正しく読み、音読し、たくさんよく聴くことが英語学習の中軸になくてはいけないのです。

もう一度書きます。教科書の和訳をしたり、和訳を赤ペンでチェックするのは、英語の勉強とは言えません。今すぐ、勉強法を改めてください。


英語長文学習において英文和訳は必要か

2010年01月14日 | 英語学習
英語長文を学習するようになるとき、読んだ英文を一つひとつ和訳していくべきでしょうか、それとも敢えて和文を書くまでもないでしょうか。伝統的な英語学習法は英文和訳を重視してきましたが、最近では必ずしも重要ではないという考え方も力を得ているから、迷いますよね。


英文和訳が不要だという考え方は、(1)私大入試やセンター入試には和訳の問題は出てこない、(2)和訳するのは時間がかかるし面倒だ、(3)英語は英語のままで理解できるようにしなくてはイケナイ、というふうに分類できるでしょう。いずれせも正論です。たしかに英文和訳ばかりしていてはいけないのです。しかし、日本の現状では英文和訳を完全に放棄することは、やっぱり無理だと言わざるを得ないのです。

さて、英文和訳が必要と思われている最大の理由は何でしょうか。おそらく大部分の英語教師は同じ見解だと思うのですが、英語構文を正確に読みとっているのか、先生(添削者)または学習者本人がチェックできるようにするためだといって良いでしょう。

たしかに至極簡単な英文ならば、英文を頭から語句を訳していく方式でも構いません。たとえば、"Its main purpose was to stand united against oppression" ならば、「その主な目的は、であった」「抑圧に対して連帯して立ち上がること」とやっても、良いかも知れないのです。しかしちょっと難しい構文の文章になると、こういうやり方ではちょっと不安になってきます。だから、和訳してみるのが、たいていの場合有意義なのです。

しかし、実を言えば、英語構文のチェックするだけならば、わざわざ訳文を書くまでもないかもしれないのです。というのは、私どもの塾のような個別指導教室に通うならば、口頭でチェックできてしまうからです。だいぶ時間が節約できてしまいます。(もっとも口頭の和訳で間違った箇所については、訳文を書いて見る必要があるでしょう)。

ただし、ここで急いで但し書きをしておかなくてはなりません。和訳作成が全然要らないよと言えてしまうのは、簡単な英文を読めさえすれば良いという生徒だけだということです。英語で言えばセンター入試レベルが上限、大学で言えば日本大学、神奈川大学、大妻女子大学を目標とする生徒までです。青山学院が良いなあとか、学習院にあこがれる人、あるいは早稲田や横浜国大を目指そうとかいう生徒ならば、和訳作成はほぼ絶対に必要です!

訳文作成の練習をするのは、もちろん入試の和訳対策という要素もあります。GMARCHレベル以上の大学になると、和訳問題が絶対にでてくるからです。しかし、そういう些末なことのためではないのです。私たちは、1対1の個別指導で生徒に口頭和訳をさせ、できるだけ和訳の手間と時間を省こうとしています。だからできることならば、生徒に和訳をさせたくない! ところが、それでもなお、和訳の重要性を痛感していているのです。 どうしてでしょうか。

一言でいえば、GMARCHレベルになると、英語の文章に盛られている内容が相当難しくなるからです。つまり、和訳を読んでもすぐには理解できないような議論が展開されているからです。したがって、その文章を理解するためには、学習者の日本語の力を活用することがどうしても必要となってくるからです。たとえば、次の文章を読んでみましょう。

「アメリカ人が『自由』という言葉で意味しているのは、すべての個人が、政府や貴族の支配階級や教会や組織化された他のいかなる権威による外的干渉を受けずに、自分自身の運命を支配したいという要求と能力である」(青山学院大学経営学部2007年度の英語問題の訳文より)

GMARCHを目指す高校生でこの日本語が簡単だといえる人は少ないでしょう。ましてや英語で書かれてあるとすれば、ますます苦労するはずです。しかし、このレベルの文章は、英語だろうと日本語だろうと、しっかりと理解できるにしなくてはならないわけですね。それが大学受験の英語なのです。したがって、日本語力も英語力もフルに活用して、こういう文章が前提としている世界を獲得するように努めなくてはなりません。つまり、口頭で和訳をするのではなく、しっかりと和文を書きながら、じっくり考えていくべきなのです。

難解な和訳を作成すると言うことは、日本語力と英語力の世界を豊かにするために、どうしてもくぐり抜けなくてはならない重要で貴重な作業となることでしょう。(なおこのレベルの現代日本語なら簡単だという高校生はGMARCHではなく、ぜひとも東大・京大を受験して欲しいと思います)。

ここで推薦する問題集は、たとえば、宇井洋『英語長文―高校中級用 (発展30日完成 (12))』(日栄社)です。もちろん清水『英語長文―高校上級用』もお勧めです。

それから、日本語力も大いに鍛えてもらいたいと思います。

「もう少し工夫しなさい!」

2010年01月12日 | 英語学習
今日というか昨日というか、私立の某一貫校に通う中一生とそのお母さんと面談した。

どうやら、そこのある英語の先生はちょっとハズレみたいなのです。というのは、悪い成績の答案に、「もっと工夫しましょう」とか「ちゃんと復習しましょう」とか書いてしまっているからです。さらに酷いことには、勉強法をその先生に訊きに言ったら、はっきりとした答を頂けなかったのだとか。

読書感想文の「指導」にあたって、「もっと工夫しましょう」と「コメント」してしまうダメ教師の話はよく聞くが、英語でも「もっと工夫しましょう」が出てしまったとは! 英語の指導方法は作文指導よりもはるかに簡単なはずなんですが。

中一生は英語の勉強の仕方なんて、知っているわけがない。当たり前です。外国語を勉強したことがないのですから。したがって勉強法を教えるのが教師の重要な仕事のはずなんですね。ところが、その自覚が全くないようです。(同じ事は、読書感想文を書かせる教師にも言えなくもない。もっとも精神構造はちょっと違うだろう。読書感想文教師は、生徒の作品を無邪気に楽しみたいだけなのだと思われるからだ)。

中学一年生には、ぜひとも自覚のある教師を充てて欲しいですね。

ところで、Cambridge出版のGrammar In Useの本を、初級編上級編を購入しました。CD-ROMを使って演習すると、結構面白く英文法が学べるんじゃないかと思う。うちの塾の授業でも採用しようかな、と。

過去問を解いていると分かること(農大と法大)

2010年01月11日 | 受験
当塾(東大式個別ゼミ)の大学受験生のために、最近は英語の過去問ばかり解いている。すると、意外な発見ができる。

まずは驚いたのは、東京農業大学の英語の問題と、法政大学社会学部・経済学部の2006年および2007年の問題文のテーマがすごく似通っているということだ。どちらも日本文化における「根回し」が論じられる。また、アメリカと日本の教育文化というテーマをとりあげているのである。かなり高い可能性で、同じ作問者なのであろう。

いずれにせよ、東京農業大学志願者には、法政大学社会学部の問題もやらせることにした。

もう一つ興味深かったのは、2006年度の法政大学の問題である、翻訳者の田中さんという人に英語でインタビューする対話文である。その田中さんが師事し共訳したのは、文中からSetaさんだと分かる。これで分かる人は、ピンとくるはずだ。そう、『指輪物語』を翻訳した著名な翻訳者・児童文学者の瀬田貞二ではないか、と。私も名前だけは知っている。となれば、田中さんとは田中明子 に違いないと判断する。実際に問題文を読み進めてみると、はたして『指輪物語』の翻訳裏話がかかれているのだった。瀬田&田中は『指輪物語』の共訳者だったのである。


さて、そうなると、誰がこういう話題を好んで出題したのかということになるだろう。もう、翻訳児童文学ファンならば、金原瑞人!という名前が出てきてしまうはずだ。日本で一番翻訳出版数が多いんじゃないかと思われる金原瑞人先生は、法政大学社会学部教授だからである。(私はといえば、ベン・オクリ作、金原瑞人訳の『満たされぬ道』でだいぶ助かりました)

それにしても、金原瑞人先生が作問したかもしれない問題に挑戦するのであれば、受験生も幸せですよね。嬉しいですよね??? 

次回からは、英語学習戦略について、今回よりももっともっと大事なことを書こうと思う。今日はこれまで。

もうすぐセンター試験です

2010年01月10日 | 受験
今年(2010年)のセンター入試まであと一週間ない。

今年の当塾の受験生は私立大学(理系および文系)志望者なのだが、センター試験を受ける。だからしばらくの間、私大テスト対策は一休みしてもらってセンター試験対策をすることになる。

私大受験の場合は、挑戦校・相応校ではセンター試験で合格を決めることは難しいようだ。とはいえ、滑り止め大学を確保したり、基礎力を蓄えたりと、重要なことには変わりないだろう。過去問は現段階ではほぼ終了しているが、苦手な分野の類題、英語で言えばたとえば文法だとか会話文等について、演習をこなすのである。理科や社会についていえば、塾生についていえば、すでに問題は無さそうだ。


さて、当塾の良い知らせがある。いままでぬるま湯のんびりペースだった高校2年生たちに、なんとかエンジンがかりつつあることである。どの生徒も私大文系志望なので、これからの一年間を濃密なものにすれば、決して遅すぎないのだと言っておこう。(理系の場合はもう少し早めにエンジンをかけておこう)。

40日後、あるいは14ヶ月後に、さらに良い知らせを書けることを願っています。

基礎力がついていない中堅校の生徒たち

2010年01月05日 | 英語学習
以前にも書いたが、当塾は上位校の生徒もいるが、やはり中堅校の生徒が主体である。さて、そういった生徒のうち、高校生になってから入塾する者について言えば、英語の基礎力というか、足腰というか、簡単だけれども大事なところがしっかりと血肉にになっていないことが多いのである。たとえば、do not have to が自在に使えない。be looking forward to の後に動名詞か原型動詞かとか、そういう問題はできてるかもしれないが、肝心要の易しい問題が不安定なのである。瞬間英作文できないのである。

要するに、基礎文法力不足、音読不足がたたっているのだ。

今は受験生で忙しいが、2-3月以降には徹底的に特訓しなくてはイケナイと痛感した。1日3時間の特訓である。

使用テキストは、シリウス発展編のVol.1 である。あるいは、Vol.2 だ。または、Essential Grammar in Use Edition with Answers あたりを使おうと思う。

高校生だとしても、基礎の基礎が大事だからだ。