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前回も書いたが、最近の私は村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を聴きながらウォーキング(またはスロウ・ジョッギング)をするようになった。聴いていて興味深く思ったのは、『ねじまき鳥クロニクル』という小説は『1Q84』とかなり共通した要素や人物がいるということだ。たとえば、中央林間住んでいたという元弁護士の醜男(牛河)はどちらの小説にも登場する。しかし、今回書きたいのは、月の話である。
どちらの小説にも、人間世界を秩序づける神秘的な要素として重視されているのだ。月の満ち欠けが我々人間世界とシンクロナイズしている・・・。
月に関する村上の文章を目で追っていたならば、私はたいして何も感じなかったかも知れない。だが、耳から聴いているとなにか非常に説得力を帯びて、私の頭の中に響き渡った。耳からの読書は、ちょっと催眠的効果があるのかもしれない。
さて、夢心地のまま相模大野の本屋にはいると、月のダイアリーと月の暦にであってしまった。おまけに隣には猫の日記が置いてある。(Wind-Up Birdのカバーからも分かる様に、猫が重要な登場キャラの一つなのだ)。もう、買わないわけにはいかなくなっていた。月が私を呼んでいるはずなのだ。
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素面になって、このカレンダー(太陽・月・星のこよみ)(←クリックしてみてください。私が購入したカレンダーをみることができます)
を見てみたが、、なかなか良い。月や星の写真が美しいのが嬉しい。だが、このカレンダーの最大の特徴は月の満ち欠けだとか、木星が南西の方角に見えるとかの情報が1年365日掲載されている点である。
このカレンダー、買って良かった。星と月の観察に役立ちそうだ。