林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

英文和訳の必要性(その2)

2010年01月27日 | 受験
英文和訳が必要だなあといちばん実感するのは、学習者が英文の一部を読み落としてしまう時です。

読み手としては、いちおう一語いちご全部よんでいるつもりである。しかし、なぜか読んでいない部分がある、あるいは、記憶に残らないときがある、というのはよくあることではないでしょうか。私などでも、英語で読んだものを邦訳で読んだり、その反対に邦訳で読んだものを英語で読んだときに、まったく異なった印象をもつことがあります。はたして読んでいないのか、あるいは、記憶にないだけなのか。

一般論として言えば、読書の初心者は、原因不明の理由で読み飛ばしてしまうことが多いようです。英語をよむとき、それを和訳していけば、その箇所を特定できるはずです。また、英語で読んだ文章は、どうも私たちの記憶に残りにくい。だから和訳することによって、記憶に定着する手助けにもなるでしょう。

同じ事は、リスニングのときにディクテーションすることにも当てはまります。全部正確に聴き取ったつもりであっても、なぜか抜け落ちている聴き漏れ部分がでてしまうものです。それをチェックするため、また、一語たりとも聴き落とさないという集中力の訓練のため、ディテーションは面倒でもかなり有効な学習法のようです。(昔、英語の達人に、ディクテーションの重要性について教えてもらいました)。


英文和訳は、やり方を間違えれば、英語学習には繋がらなかったり、時間のロスとなりますが、有効に活用していきたいものです。

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