林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

多読教材(ホモ・エレガスタと人類進化論)

2010年01月23日 | 英語学習
英語の多読教材を作成している。といっても、面白くて易しい英語の本に単語の訳を書き込むだけであるが。以前にも紹介したかも知れないが、その一冊にOxford University PressのVery short introductionシリーズのHuman Evolutionががある。進化論や生態学は、英語の試験に取り扱われやすいトピックでもあるのだ。

さて、昨日、学習院大学法学部2009年の英語の問題をやっていたのだ。そのエッセイは地球温暖化ということについて、マスコミでは海面の上昇といった短期的問題のみが騒がれているが、長期的問題にも目を向けよというふうに議論する。何を論じるのかと思ったら、地球の温度の変化がホモ・サピエンスを生み出したのという話に転じたのである。つまり、氷河期において、ヒトの祖先が飛躍的に進化を遂げ、大脳が大きく成長し、ついにはホモ・サピエンスになったのだという話である。

そこで登場しているのがホモ・エルガスタというヒトの祖先(いわゆる原人の一種)である。(写真を参照のこと)。実はこのホモ・エルガスタこそ、Human Evolution でも取り上げられているのである。(これも写真参照のこと)。



ちょっとした偶然とも言えるが、似たようなトピックがでてくるのは必然でもある。とはいえ、私としてはちょっと嬉しかった。だからブログで報告しているのである。もっとも学習院大学を目指す高校生にVery Short Introductionを勧めようとは思わない。私の作成している多読教材(といってもルビ訳)は、直接的に役に立つというものではないからだ。

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