林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

英語音声認識ソフトと英語音読訓練

2013年04月06日 | 英語学習
iPad2には、音声認識ソフトが最初から備わっている。Wi-fiにさえ繋げておけば、英語でも日本語でも音声認識ができるようになっています。

有料のソフトと比べれば認識率は落ちますが、いつでも簡単に使えると言う点で、ちょっと便利なソフトです。

このソフトは、英語教育にも有効なのではないでしょうか。何かの塾生に対しては、 iPad に声を録音し、発音チェックを試みたりするときがあります。とくに日本人が苦手とするLとRの区別について、ちょっと利用しているわけです。

しかし、音声認識ソフトを発音チェックにだけ用いるのは、ちょっと勿体ない気がします。英語をどれだけうまく音読できるのかをチェックしたり採点したりできるようなソフトだと、もっと面白いはずです。ちょうど、カラオケの歌唱力採点ソフトみたいなものがあったら良いなと思っているわけです。

文章の意味を理解し味わいながら音読しているのか、適切な区切り方をしているのか否か、アクセントやイントネーションは適切か、といったことを調べる道具にならないでしょうか。

先日、いくつかのテキストを私自身が音読し、iPad のソフトに認識させてみました。


It is really important to have a shop [→sharp]
focusing [==>focus in] one[==>one's] studies, but many students into college EQ [→each year]
with no precise idea of what they want to do in the future. I suppose that's
how I was when I entered college. I remember exactly how I
foots [→first] good [→got]interested
enough in the [→a] subject keep going [→to devote]
all of my energy drink [→to it]


The next thing that happened like [→was] that local dairy
farm [→farmers] with enlisted [→demonstrated]
in the city [→center] of got stung.[→Garstang]
They wanted to become involved in the affected [→Fairtrade] movement. 
They pointed out that, like the Quoc off all my thing [→cocoa farmers in]
Africa, they also feel disadvantaged by enough [→an unfair ]
trading system. They wanted more money for the milk their coats [→cows]
produced. As a result, Goss [→Garstang] don't have [→has ]
become a center not only for fifth-grade [→fairtrade]
Florida
[→with poorer] country [→countries], but also for promoting
locally produced goods.


皆さん、どう思いましたか。間違いが多いなという人もいるかもしれません。しかし、私は、結構認識できているなと感じました。一部の固有名詞は音声認識されなくても仕方ない。それにこれはあくまでも無料の付録ソフトです。iPad のおまけのソフトに過ぎません。日本語の音声認識も、無料ソフトでは誤認率が高いものです。有料のソフト、とくに PC 用の音声認識ソフトを使うと、認識率はかなり高くなります。(なおこの文章は、 AmiVoice SP ⅡというPC用の音声ソフトで執筆しています)。だから、有料ソフトそれもパソコン用の有料ソフト使えば、認識率はかなり上がると思います。

あるいは、私の発音が日本人的英語だからうまく認識されないのでしょうか。もしそうならば、私の生徒にはちょっと難しすぎると言うことになるのでしょうね。

近いうちに、有料のPC用認識ソフトも研究してみます。定型文を英語学習者が読み上げ、それを添削するようなソフトがぜひ欲しいなと思います。

中学生の英和辞典(改訂版)

2013年04月05日 | 英語学習
小田急江ノ島線東林間駅(相模大野と中央林間の隣の駅)で英語の個別指導を個人塾、東大式個別ゼミ  のブログです。どうぞよろしくお願いします。

いよいよ4月になりました。新しく中学校に
入学される皆さんは、きっとわくわくして
いることと思います。


さて、中学校では英語の授業が始まります。
そこで気になるのが、英和辞典をどうす
るか、何を買えば良いのか、ということ
ではないでしょうか。

そこで今回は中学生の辞書の選び方について
書いてみることにします。


(1) 中学1-2年段階では辞書はほとんど不要
ですが、中学生向け辞書も良い



学校で指定の英和辞典などがある場合は、
もちろんそれを購入してください。
しかし、英和辞典がとくに指定されたり
推薦されたりしない場合も多いと思います。
その場合はどうしましょうか。


私にアドバイスを求められたならば、
「急いで英和辞典を買う必要ありませ
んよ」と応えると思います。中学1年生の
うちはほとんど英和辞典を使う機会はない
からです。


しかし、やっぱり英和辞典を購入して
みたいという人もいるでしょう。
その場合は、中学生向けの英和辞典を
購入するのも一つの考え方です。
本屋さんに行けば、『初級クラウン英和辞典』
とか『ジュニアアンカー英和辞典』などが
何種類か売られています。

また、ブックオフに行くと、中古品
が100円で売られている場合もあります。


なお、電子辞書はこの段階では買わない方が
無難でしょう。


(2)中学2-3年生で高校初級向けの紙の辞書を

ある程度辞書が必要になるのは、中学校2・3年生
以降です。

もしかすると、『ジーニアス英和辞典』のような
有名な高校用英和辞典を買いたくなる、あるいは
買ってあげたくなるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください!


英和辞典というのは、英語学習者の学習段階
に応じて使い分けて欲しいのです。


『ジーニアス英和辞典』に代表されるような
英和辞典は、大学受験生や大学生社会人が
使うように編集されています。だから、
中学2年生段階ではちょっと難しすぎる
のです。


なぜこんなアドバイスになるのかというと、
かなり頭の良いお子さんであっても、
中学生段階では、本格的辞書はほとんど
使いこなせないからです。本当のことを
言いますと、私の推薦する、比較的簡単な
はずの辞書であっても、ちょっと難しい
くらいなのです。詳しすぎて、かえって
お目当てのところにたどり着けなくなってしまう
のです。

そんなわけで、この段階では、なるべく
調べ易くて見やすい辞書が一番です。
そのためには、収録語彙数ができるだけ
少ないこと、しかし、だからと言って
中学生向けと銘打ってあるほど簡単すぎ
ない、そんな辞書がオススメです。







画像を見てください。

どちらも高校生向け英和辞典なのですが、
上が高校初級向け、下が高校上級向けです。
難易度がかなり違うのはおわかりになる
でしょうか? もしわかりにくければ、
実際に本屋さんに赴き、確認してみてください。

中学2年生段階では、高校初級向け辞書から
なにか適当なものを購入すると良いのです。


私どもの塾では、とくに
『アクセス・アンカー英和辞典』
『ニュー・ヴィクトリー・アンカー英和辞典』
(←写真の辞書です)を薦めてきました。


しかし、『ビーコン英和辞典』
『エース・クラウン英和辞典』
も検討に値するでしょう。

私の一押しは長らく『アクセスアンカー英和辞典』でしたが、
今ならば『ビーコン英和辞典』かなという気もします。


(3)語彙数が足りなくなったら電子辞書との併用
を考える


ところで、収録語彙数ができるだけ少ない方が
良いと書きましたが、これに対して心配になら
れる方もおられることでしょう。教科書やその他
の教材に出てくる英単語が辞書に掲載されていない
かもしれないのですから。

もし、お子さんが辞書の収録語彙数に不満を覚える
ようになったら、その時には是非とも電子辞書を
購入してあげてください。


紙の辞書の場合は語彙数が少ないものを薦めましたが、
電子辞書は逆です。電子辞書の場合は収録語彙数の小田急江ノ島線東林間駅 徒歩3分  



多いものが良いのです。そして、紙の辞書と
電子辞書を併用していきましょう。


とういことで、今回はこれまでとします。
高校上級用辞書の話は次回以降といたします。

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