「なにか、いい香りのものを身につけたいのだけど、香水等で『これ!』というものに出合えず、何か作ってほしいです。」と知人から依頼を受けました。
『この香りを嗅いだら、仕事モードに入る』みたいな、条件反射的な? 自分にスイッチオン
する感じを求めていらっしゃいました。
どんな香りがONなのかOFFなのかって、すごくパーソナルな趣向ですから、決まった答えがあるものではないです。
(香りの成分により、オススメできるものはもちろんありますが…)
彼女の求めるイメージを探りつつ、精油選びが始まります
雑貨屋さんなどに並んでいる精油のテスターをかたっぱしから嗅いでみるのと、基本、同じことなのですが、現在、私の手元には、約80種類の精油があります。
全部嗅いでいると、たぶん、鼻がバカになりますよね
そんなわけにはいきませんので、相手の好みの路線がつかめてきたところで、こちらでコーディネートのお手伝いをします。
メインになるものがいくつか決まってきたら、スパイスや、かくし味、出汁になるものも重ねていきます。
トマトが好きだからといって、カツオ節と醤油をかけるのか、オリーブオイルとバジルをかけるのかでは、その世界観が全く違うものになりますよね。
そうやって、歩み寄りつつ、オシャレな香りを作っていくのがとても面白いです
この日、完成したブレンドは・・・
ラベンダー・スーパー、ラベンダー・アングスティフォリア、シナモスマ・フラグランス、アルベンシスミント、アトラスシダー、レモングラス、ユーカリ・ラディアタ
すっきり、さっぱり
遊び心だけで、二人で作ったブレンドなのですが、完成してみると、「なんか、これさ~、肩こりとか足のだるさにもよさそうだし、免疫アップにもなるから、せっかくなら、マッサージオイルにしようか?」と持ち掛けてみました。
「は? マッサージ?」 ですよね。
私にとっては、当たり前と思っていることでも、「香水がわり」を求めて来られた方にとって、マッサージオイルなんて想定外
「朝でも夜でもいいし、好きな時に塗ればいいが!! 塗ってたら、必然的に香りも嗅ぐし、同じことなの」と押し切ってしまいました。
それから、二カ月ほどして、最近、彼女に会ったら、「あのオイル、そろそろなくなるから、また作ってほしいな。シャワーの後、ふくらはぎとかに、ひと塗りするだけだよ。マッサージってほどのもんじゃないけどね。でもね、なんか自分の身体に触れるという新しい習慣が出来たんね。これってすごく心地いいもんだと思ったん。それから、その手で、髪にドライヤーをかけると、髪にも少しオイルがついて、いい感じ
」という素敵なコメントをいただきました。
やっぱりオイルにしてあげて良かった~
ちなみに、ほかにどんなやり方があったか? ご参考までに。。。精油原液ブレンドのままで、ペンダントやストーンに垂らす、またはディフューザーで焚く。
エタノールで希釈して、ルームコロンスプレーにする、またはリードスティックでディフューザーにも出来ます。
ロールオンボトルに入れたり、ファーナスペレットで固めて練り香水に仕上げる。
(少量を手首や胸元に塗る)
あとは、オイル以外では、身体に塗布する系で、クリームやジェル仕立てというこも可能です。
こんな感じで、リセッツAROMA香房は、いつでもオーダーメイドのアロマをご提案しております。
その方が一番心地よい香り、使いやすい方法を探していきます。
ちなみに、費用は、実費的なものだけいただいておりますので、思ったよりすごくお安いはずです