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立山歩き その2。

2007年08月22日 | オ-ナ-日記
ご無沙汰しております。
すっかり頭の中の電源がOFFになりきっている、ふなかわです。

しかし、お休みもここまで。
明日からは、講習会に出かけます。
体力・気力が持つか心配なりよ

その前に、間延びしてしまいましたが、立山山頂の画像を
二週間遅れでは、日記とは呼べないね
夏休みの終わりになって、絵日記をまとめて描く子供の心境デス

でも頑張って山頂まで行った、思い出の写真をご覧下さいね。
山はもう一雨ごとに秋の気配なのかしら。



8月11日 AM2:30

私たちは真夜中のうしみつ時に宿を発ち、とりあえず一の越あたりをめざしました。
満天の星空とはこのこと
流れ星もびゅんびゅん
数えきれないほど観ました。
たまたま月も雲も出ていなかったので、こんな夜空を拝めるのは、一生に幾度あるだろうと思えるほどの天然プラネタリウムの中を黙々と歩きました。
写真に収められなかったのが残念



夜明け前  一の越から山頂への中腹で  


少しずつ星が見えなくなり、空が藍色になってきました。
四時半すぎ、ようやくデジカメのシャッターが切れました。
遠くには富山平野の灯りが見えていました。

ホントかジョーダンか知らないけど、道中に立ち話したおじいさんが
「もっと視界のいい日は、朝鮮半島もみえるんじゃよ」とのこと。
マジっすか



一息ついてるうえだ

「わたしはここからご来光を拝むから、先に行って」

途中までは、三人同じペースで歩いていましたが、そのうち個々に休憩する(というより動けない・・・)うちに、距離が離れ、早朝ということで他の登山者もごくまばらだったので、孤独な『自分との戦い』になってきました。

普段、スポーツや芸術もしない私にとっては、こうして極限まで自分と向き合うということはほとんどないです。
生きるってことは、誰かと勝ち負けを競うことではなく、自分自身と戦うことなんだなぁって、肉体的に実感させられますね

でも少し先を歩く野澤さんが「もう少しだよ~」「ゆっくりでいいよ~」って声をかけて下さって、なんだか陣痛を頑張っておられる時の産婦さんたちのことを思い出しました。

ほんとに言葉って大切なものですよね。
愛のある一言が人を救うことも出来るし、また逆に心ない一言で相手を陥れることも出来る。
人は言葉によって生かされているのかも知れません。
できるだけ相手も自分もハッピーになれるような言葉を発したいなぁ~と思うこの頃です。(なかなか出来ませんけどね・・・)


ちなみに野澤さんは、知る人ぞ知る『山女』なのです。
立山なんて朝メシ前
ウン年前には、1日に二回登られたこともあるそうです。
ここ数年は、お産のお仕事がご多忙で、ほとんど行けなかったそうですが、
この夏、たんぽぽさん10周年のご褒美として、休暇を取られた次第です。
お産って、いつ始まるかわからないから、普通の会社員のように「3日間休みをとって山に行きま~す」ってわけにはいかないのですよね~

やっと着いた~


ほんと休み休み、ゆっくり歩き続けて、最後はご来光なんて眺める余裕もなく
山頂に着いたころには、この通りお日様キラキラ

イケメンな神主さん

立山に登られた方はご存知かと思いますが、山頂近くに少し平らなところがあり、小屋が建っています。先の写真のあたりです。
そこで山頂神社のお祓いを申し込むと、もう一息、山頂まで石段を登っていきます。
神社の前は、数名の人しか立てないくらいのスペースしかありません。
たまたまノーゲストだったので貸切となりました。
これが昼間だったら、順番待ちなのでしょうね。
神主さんが、若くて爽やかな青年だったことに、すっかり気をよくした私たち
(神主さ~ん、勝手に写真を掲載してスイマセン。)
いったい、何ゆえ、この地で、このような神職をなされておるのか・・・
私生活を値堀葉堀インタビューしていた、すっかりオバハン根性なわたす

はいっポーズ


神主さんがシャッター押してくださって、さらにご機嫌度アップ
しかもこの山、空気、空・・・

(でもどこかしら疲労感が漂っている40代・・・)

あと一息のところでリタイアしたうえだにお土産(お札やお守りが売られています)を買い、後は一気に猛スピードで下山しました。
その理由は、宿に戻って朝食を食べたいがために

下りは怖いと聞いていたけど、考える間もなく、軽快な野澤さんの後について
滑り降りました。

一足先に戻っていたうえだが朝ごはんをキープしてくれていたので、
食べる・食べる
味噌汁うますぎ~

普段、朝は果物ぐらいしか食べない私が、ご飯・味噌汁・おかずをたらふく堪能しました。

ああ幸せ

山に感謝。仲間に感謝。

記念すべき夏の思い出になりました。

(ふなかわ)