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埼玉県比企郡嵐山町の記録アーカイブ

よりよい村にする為の具体的方策(志賀・水野利男) 1951年11月

2008年09月13日 | 報道・よりよい村にするために 1951年
 農村には今尚迷信因習が多くこれらが如何に保険衛生に悪影響を及ぼして居るが、これら迷信因習を根本から打破し正しい衛生知識を普及しなければならぬ事は郷を同じくする誰もが心を痛めて居る問題であると思ふ。昨年今年に於ける伝染病の発生は郡下でも、上位にあると云ふ不幸な結果で有る。
 無医村であれば、まだしも他村に例を見ない医院数、立派な医師が居る本村に於て病人の続出は何を意味するか。この埼大の原因たるや各戸各人の衛生に対する知識の足りぬ為と云っても、敢て過言ではないと信ずる。此の機会に是非婦人会の活動を希望する。衛生知識の普及は主婦であり、子供の母親である。皆様にお願ひする普及の一方法として立派な医師が居られるのだから各医院を訪問して、四季に多く発生する病気の種類、家庭で出来る手当等お伺しパンフレットを作製、これを各戸に配布し病気の早期発見に、手当に役立たせ、合せて一般の衛生知識の向上を計り明るい家庭、愉しい村にする様、共に努力すべきだと思ふ(青年団文化部長、22歳)。
     『菅谷村報道』17号(1951年11月10日)掲載


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