東京消防庁によると、火を消すチャンスは3度あります。
チャンスの1は、揺れを感じた時。
最初の衝撃はそれほど強くありません。最初に「グラッ」ときたとき、その2、3秒の瞬間をとらえて、使用中の火を止めます。
チャンスの2は揺れがおさまった時です。
大きな揺れの時には火を止めることは困難です。1度、揺れがおさまるのを待って、火を消します。
チャンスの3は、出火した時。
出火しても、1~2分程度では燃え広がることはありません。手近にある消化用具で消すことができるはずです。
とにかく火を見てあわてず、消火をすることを考えましょう。
ただし、消化器で消化できる初期消火は天井に火が付くまでの3~5分以内です。
火が広がってしまったら、ただ逃げるのみです。
消化器には強化液消化器、粉末消化器、機械泡消化器があります。
安全、確実に消化するには、強化液消化器と粉末消化器が取扱も簡単です。
使い方はむずかしくありませんが、防災訓練に参加して、使い方を体験しておきましょう。
いざという時に役にたたなければ何もなりません。
(出典 マグニチュード手帳 [最新改訂版]~地震・災害マニュアル~
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