元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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東ジャワ州代表チーム・・・右か?左か?真ん中は無い!

2012年07月06日 12時20分44秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール
右か 左か



強化練習も残2ヶ月となり・・・
いよいよ最終段階へ突入です・・・

チーム編成にあたり・・・
選手個々は一体何をチームに提供出来るのか・・・?
この部分に焦点が絞られてきます・・・

総合的なパフォーマンスを筆頭とし・・・
打撃
守備
走塁
これらの各部門において・・・
チームへ貢献できるものは何か・・?

当然のこととして・・・
総合的パフォーマンスが満たされる者はレッギュラー陣・・・
満たない者は控え陣となる訳ですが・・・

控え陣の中において・・・
チームへの提供可能なものは何なのか・・・?
これがベンチ入りを決める最終判断材料になります・・・

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仮に・・・
何も提供材料を満たさない場合には・・・
ベンチ入り規定人数を割ってもチーム編成から外す・・・

実践以外の部分において・・・
データ収集をまかなえる者・・・
相手ベンチからのサイン盗聴能力長けている者・・・
応援の指揮を司れる者・・・
これらはチームへの提供材料があるわけで・・・
チーム編成へ入閣・・・

{自分の信念です}

強化練習の内容もついても同様です・・・
インドネシア国内では今まではレギュラー選手、控え選手共・・・
平等に練習メニューを組んで与えています・・・

しかし・・・
東ジャワ州代表チームは・・・
全体練習はレギュラー選手のみとし・・・
控え選手はアシストに徹しさせます・・・
打撃練習も守備練習も一切無し・・・!

その代わりに・・・
全体練習以外に予備練習を設け・・・
この時間帯を控え選手達の練習時間とし・・・
控えの選手にはの2倍から3倍の練習を課します・・・

要は・・・
レギュラー陣に変わって試合に出場し・・・
基準を満たす力量を備えろと言うことです・・・

打つだけ・・・
バントだけ・・・
ヒットエンドランだけ・・・
守備だけ・・・
盗塁を含む走塁だけ・・・

どれか・・・
1つだけでも良いから・・・
基準を満たせ・・・

打てない・・・
守れない・・・
走れないのであれば・・・
頭脳を使えないのであれば・・・

{1イニングでも良いから投げてみろ

{体をもってしてチームにプラス面を提供しろ

極端、かつ、簡単に言うならば・・・
こういうことになります・・・

{チーム内で自身の生きる/活かせるものを見つけ その1点をモノにしろ

まさに・・・
右か・・・左か・・・しか無いのです・・・

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これは・・・
ある意味において・・・
強化練習期間の短さからのシワ寄せが・・・
選手の育成や成長の度合いに跳ね返っている状況を示すものです・・・

また、同様に・・・
インドネシアの悪い風潮となっている・・・
個人レベルでの練習システムの無認識さを・・・
開花させる意図をも含んでいます・・・

更に付け加えると・・・
この予備練習時の実務統括は・・・
最終的な指導の統括は自分がやりますが・・・

現在のアシスタントコーチ陣や・・・
シニアクラスの選手の中に居る次世代のコーチ候補者に・・・
指導を開放して、彼らの実務経験とさせています・・・

この様な部分についても・・・
外国人監督としてのキャパが求められ・・・
的確に実行をしていかなくてはなりません・・・

何で・・・?
外国人が統括しているのか・・・?
その意味、意図は何であるのか・・・?

地方州を含む・・・
インドネシアへの野球基礎を・・・
構築していかなくてはならないのです・・・

右か・・・左か・・・
中途半端な姿勢での統括は無い訳です・・・

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更に・・・
マネージメント部門についても同様です・・・
{良い}
{悪い}

そして・・・
{欠如事項は何なのか?}
{何がネックとなっているのか?}
{打開方法は何なのか?}

最低限の必要事項についてはメスを入れ・・・
チーム編成や大会出場に際しての・・・
チームマネージメントの全てを・・・
正常化させなくてはなりません・・・

{まぁ いいや}
{しかたないや}
などと言った・・・

{チームが機能しにくくなるような曖昧さ
は、 だということです・・・

往々にして・・・
グランド、すなわち現場以外の・・・
マネージメント部門の失態や悪影響によって・・・
チームが機能しない状況を招くのが”多い”インドネシア・・・

”多い”・・・
という表現をしましたが・・・
正直な話、マネージメントシステムを持たない原因から・・・
正常性を形成できないのがインドネシアの実情です・・・

まして・・・
この不正常性を多方面へ責任転換する・・・
性格的癖を持っているのもインドネシアの特徴・・・

この部分への戦いは・・・
大会での戦いより困難を要し・・・
非常に複雑で厄介なものとなりますが・・・
見逃すことは出来ません・・・

{選手達が犠牲になってしまう}

従って・・・
ここから大会までの残日数については・・・

「右か 左か

妥協やブレを招くような・・・

「真ん中は」

受けてもいけない・・・
与えてもいけない・・・

断固として・・・
あってはならないのです・・・


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